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年度 | 2023 |
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科目名 | 英語文学と日本 |
担当者名 | 西山 裕子 |
単位 | 2.0 |
科目目的 Course Objectives |
将来、英語教育を担う者の基礎的な素養として、英語文学を日本との関連で考える。明治以降、イギリス文学およびアメリカ文学がどのように日本に紹介され、日本における文学や日本人のものの考え方に影響を与えたのかについて学ぶ。また、日本文学や言語をはじめとした日本文化が英語文学に与えた影響について学ぶことにより、英語文学と日本の関係の多面的な理解を深める。 |
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到達目標 Class Goal |
(1)文学作品において使用されている様々な英語表現について理解している。 (2)英語文学作品で描かれている、日本文化について理解している。 (3)英語で書かれた代表的な文学のうち日本における英語教育に関連する作品について知識を得ることができる。 |
授業内容 The Content of the Course |
江戸時代末期から英語がどのように日本に入ってきたかというところから始めて、明治・大正・昭和の英文学研究の流れを概観する。また、O.ヘンリーとカズオ・イシグロの作品を取り上げて、それぞれの文学の特徴を概観しながら英米文学と日本との関わりも考えてみる。 |
授業計画 Class Plan |
授業計画 第1回:授業方法と評価方法の説明/文学作品リストの配布 第2回:江戸時代末期 第3回:明治時代(1)ラフカディオ・ハーンと日本 第4回:明治時代(2)ハーンの短編と日本文化 第5回:大正・昭和時代(1)文学と背景 第6回:大正・昭和時代(2)文化と英語文学 第7回:翻訳と英文学 第8回:英語教育と英語文学、★活動/課題①、レポート提出 第9回:O.ヘンリー(1)生い立ちと作品の概説 第10回:O.ヘンリー(2) “The Gift of Magi”を読む 第11回:O.ヘンリー(3) “The Last Leaf”を読む 第12回:カズオ・イシグロ(1)生い立ちと作品の概説 第13回:カズオ・イシグロ(2)イギリスを舞台にした作品 第14回:カズオ・イシグロ(3)日本に影響を与えた作品 第15回:日本における英語文学、統括 ★活動/課題②、教職ファイルへの記入 |
授業方法 Class Method |
【対面・遠隔併用授業】 原則として、対面授業を実施するが、資料読解など学習内容に関する個々の理解を深めるために、 遠隔授業を併用する。初回の授業は対面のみで実施。 前半は講義形式で進めるが、後半は演習方式(精読を含む)で進めて、原著購読を行う(辞書は必携)。 |
Google Classroom クラスコード Google Classroom - Class Code |
受講生は初回の授業までに、クラスルームに自分で登録すること。 xvr4h5n |
アクティブ・ラーニングの形態 Form of Active Learning |
グループワーク、ディスカッション |
準備学習(予習・復習等) Review and Preview |
指定された範囲の学修(読解演習など)を行ったうえで授業に参加すること。 *毎週、約45分の、課題(精読を含む)やレポート作成に向けた授業外学習が必要 |
評価方法 Evaluation Method |
・平常点(100点) 平常点等配点内訳:授業内活動/課題(70点)、文学作品リストから選んだ作品の主題に関するレポート(30点)などによる総合評価 |
課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法 Task Feedback |
原則として、クラスルームまたは、授業内でフィードバックを行う。 |
教科書 Textbook |
『O.ヘンリー短編集』/O.ヘンリー/成美堂 |
参考書 Reference Books |
『日本英学史叙説』/庭野吉弘/研究社 『日本人と英語 もうひとつの英語百年史』/齋藤兆史/研究社 |
地域との連携 Cooperation with the Community |
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受講上の注意 Notices |
読解演習等の指示があった場合、辞書を必携すること。 |
卒業(修了)認定・学位授与の方針との関連 Relation to the Diploma and Degree Policy |
1.知識・理解 1-1 現代の教育・保育を支える教養的知識を幅広く有している。 1.知識・理解 1-2 教育・保育に関する奥深い専門的知識を有している。 |
実務経験と授業との関連 How the Instructors' Experiences will shape Course Contents |
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教科書コメント |
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