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年度 2023
科目名 知覚・認知心理学
担当者名 佐藤 安子・三好 智子
単位 2.0
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科目目的
Course Objectives
実証事例を通じて、人の感覚・知覚・認知のしくみと機能的特徴についての基礎的な知識を身につけることを目的とする。さらに、人の感覚・知覚等のメカニズムとその障害や人の認知・思考等のメカニズムとその障害に関する理解を深める。
到達目標
Class Goal
1.人の感覚・知覚等の機序(メカニズム)およびその障害について概説できる。
2.人の認知・思考等の機序(メカニズム)およびその障害について概説できる。
授業内容
The Content of the Course
人間がどのようにして世界を捉え,かつ感じているのかを理解するのが,基礎心理学の1領域である「知覚・認知心理学」である。本講義では,感覚・知覚心理学の歴史的背景や研究方法などを概観した上で,感覚・知覚・認知に関する心理現象についてこれまで研究されてきたトピックをもとに,人間の感覚・知覚・認知のメカニズムやそれらの障害に関する知識を深める。さらに,神経生理学的な知見についても説明する。また,授業内で紹介するデモンストレーションで現象を体験することで,人の感覚・知覚・認知についての理解を深める。
授業計画
Class Plan
対面授業 15回

第1回 知覚・認知心理学への導入
第2回 感覚の種類と構造
第3回 知覚1
第4回 知覚2
第5回 多感覚統合・対象認知
第6回 注意のメカニズム
第7回 潜在的認知
第8回 感覚・知覚の障害
第9回 記憶1
第10回 記憶2
第11回 記憶3
第12回 知識の表象と構造
第13回 判断と意思決定
第14回 問題解決と推論
第15回 認知・思考の障害

授業方法
Class Method
講義形式による対面授業を実施する。授業内で紹介するデモンストレーションを行って理解の深化を図る。毎回の授業の終わりにその単元の理解を深めるために,ミニッツコメントによる課題を課す。
Google Classroom クラスコード
Google Classroom - Class Code
veheice
※Classroomは資料配布や課題提出に用いる。
アクティブ・ラーニングの形態
Form of Active Learning
デモンストレーションとミニッツコメントを用いた双方向型授業である。これらを通して受講者も教材作成に参画する。ミニッツコメントは評価の対象になるが,受講者が授業中に発見した新しいアイデアを記載することが推奨される。受講者は各単元の理解を深めるとともに,別の単元とのつながりを自ら発見する。
準備学習(予習・復習等)
Review and Preview
予習:関連する参考書などに目を通しておくこと。必要な予習については科目担当者から指示する。
復習:授業で出た専門用語の意味を確認してノートづくりをするなど、自分から学ぶように心がけること。

評価方法
Evaluation Method
・平常点(100点) 平常点等配点内訳:毎回のミニッツコメント30点(2点×15回)
小テスト2回30点(15点×2回)
レポート1回40点

課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法
Task Feedback
・毎回のミニッツコメントは,次の授業の冒頭に授業資料の一部としてフィードバックする。
・その他の課題等のフィードバック方法については別途指示する。

教科書
Textbook
教科書は用いないが,科目担当者が必要な参考者を授業内で紹介する。
参考書
Reference Books
認知臨床心理学/小谷津孝明・小川俊樹・丹野義彦(編)/東京大学出版会
基礎から学ぶ認知心理学 -- 人間の認識の不思議/服部雅史・小島治幸・北神慎司/有斐閣ストゥディア
地域との連携
Cooperation with the Community
受講上の注意
Notices
1.予習のために、科目担当者が指示するキーワードを調べておくこと。
2.デモンストレーションには実験協力者・当事者になったつもりで積極的に参加すること。
3.毎回の授業による学びの成果が大切であることをよく理解して受講すること。

卒業(修了)認定・学位授与の方針との関連
Relation to the Diploma and Degree Policy
1.知識・理解 1-1 心理学に関する専門的知識を有している。
1.知識・理解 1-2 心理学の方法論を理解している。
1.知識・理解 1-3 人間の心理や行動を科学的に捉えることができる。
実務経験と授業との関連
How the Instructors' Experiences will shape Course Contents
教科書コメント

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