シラバス参照 |
年度 | 2023 |
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科目名 | スポーツ医学 |
担当者名 | 山添 光芳・鳥塚 之嘉 |
単位 | 2.0 |
科目目的 Course Objectives |
内科的分野では、運動開始前および運動中の自覚症状、他覚徴候から運動中止を判定する方法に関し理解する。スポーツと内科的障害、疾患を理解する。特殊環境下の運動、熱中症、高山病、低体温症、凍傷、潜水による障害、日光障害など実習に役立つことを学ぶ。学校、各種スポーツ活動時、教育者、指導者として必要なスポーツ医学の知織を体得することを目的とする。 外科的分野では、健康の保持・増進、競技力向上を科学的に考える上で不可欠な医科学的な分野(特に外科的分野)についての知識を身につける。 |
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到達目標 Class Goal |
内科的分野では、運動中に起こりやすい、呼吸・循環器、熱中症、さらに生活習慣病などを理解し、子どもから大人まで運動指導が可能になる。スキー実習(低体温症など)、キャンプ実習(高山病など)、マリン実習(潜水病など)で事故の発生を予防する。また貧血、オーバートレーニングを理解し選手、指導者として活躍できるようになる。外科的分野では、スポーツ外傷、障害を理解し医師を含めてパラメディカルスタッフ、コーチ、トレーナーと共通の認識、共通の言語をもってコミュニケーションができることを目標とする。 |
授業内容 The Content of the Course |
【内科】健康の概念と定義。発育と老化。高所、水中、寒冷下など特殊環境下の運動。スポーツ医学の一般的テーマを中心に内科的領域について学ぶ。スポーツ選手の健康管理、トレーニングによる生理的適応現象、トレーニングによる病的現象、スポーツによる内科的障害とその対策。さらに健康運動科学研究所で実践している研究内容を紹介する。 【外科】ヒトはスポーツを行うにあたって、精密な構造・機能を活用して、体全体としての動きの調和を図っている。これらに関する構造・機能を理解した上で、その機能障害となる種々の異常を知ることが重要である。生涯にわたる人間の健康の維持増進・競技スポーツの発展に寄与・貢献するために医科学の基本的な知識を学ぶ。 |
授業計画 Class Plan |
【内科】 (1) スポーツ医学とは、スポーツと健康 (2) スポーツ選手の健康管理、スポーツ選手に起こりやすい病気と内科的障害(その1) (3) スポーツ選手に起こりやすい病気と内科的障害(その2) (4) 生活習慣病とスポーツ(その1) (5) 生活習慣病とスポーツ(その2) (6) 特殊環境下でのスポーツ障害とその予防、遠征でのスポーツ医学 (7) スポーツと嗜好品・サプリメント・薬物、救急処置 【外科】 (8) スポーツ医学(外科)総論 (9) 上肢のスポーツ外傷・障害①肩関節 (10)上肢のスポーツ外傷・障害②肘・手関節 (11)下肢のスポーツ外傷・障害① 股関節・大腿部 (12)下肢のスポーツ外傷・障害② 膝関節・下腿部 (13)下肢のスポーツ外傷・障害③ 足関節・足部 (14)脊椎のスポーツ外傷・障害① 頭頚部 (15)脊椎のスポーツ外傷・障害② 体幹 定期試験 |
授業方法 Class Method |
遠隔授業(オンデマンド型)と対面授業の併用 |
Google Classroom クラスコード Google Classroom - Class Code |
新健1AB: i5xkpfh(山添) syallxv(鳥塚) 新健1CD: dnqcvuk(山添) klxjosr(鳥塚) |
アクティブ・ラーニングの形態 Form of Active Learning |
双方向の授業に近づけるため、授業課題提出後の疑問点などはメールにて対応する。 |
準備学習(予習・復習等) Review and Preview |
運動を行う上で注意すべき点を想定し、理解する。 |
評価方法 Evaluation Method |
・試験期間中に試験を実施(50点) ・平常点(50点) 平常点等配点内訳:授業中の小テスト・課題 山添25点 授業中の小テスト・課題 鳥塚25点 |
課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法 Task Feedback |
最終授業で全体に対するフィードバックを行う。 |
教科書 Textbook |
スポーツ医学 やさしいスチューデントトレーナーシリーズ/藤本繁夫、大久保衛/嵯峨野書院 |
参考書 Reference Books |
スポーツ整形外科学/中嶋寛之/南江堂 スポーツ外傷・障害の理学診断・理学療法ガイド/臨床スポーツ医学編集委員会/文光堂 整形外科学・外傷学/岩本幸英(九州大学教授)他/文光堂 標準整形外科学/中村 利孝/医学書院 ハリソン 内科学/福井次矢(監修)、黒川 清(監修)/メディカルサイエンスインターナショナル リファレンスブック/(公財)日本スポーツ協会/日本スポーツ協会 |
地域との連携 Cooperation with the Community |
該当無し |
受講上の注意 Notices |
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卒業(修了)認定・学位授与の方針との関連 Relation to the Diploma and Degree Policy |
1.知識・理解 1-1 健康・スポーツに関する基礎的知識から専門的知識を幅広く体系的に修得している。 1.知識・理解 1-2 健康・スポーツの実践・指導・管理のための適切で正しい方法を理解している。 2.技能・表現 2-2 健康・スポーツを実践・指導・管理するためのコミュニケーション能力(外国語を含む)を修得している。 3.思考・判断 3-1 健康・スポーツの実践・指導・管理現場において、達成すべき成果を明確に設定した上で、問題を解決できる論理的思考力を有している。 3.思考・判断 3-2 健康・スポーツの実践・指導・管理現場において、安全・安心を最優先し、状況に応じた臨機応変で柔軟な判断ができる能力を有している。 4.態度・志向性 4-1 学際的な視点から専門分野を捉え、現場から実践的に学ぶ態度を有している。 |
実務経験と授業との関連 How the Instructors' Experiences will shape Course Contents |
内科医として勤務していた経験を基に、スポーツに関連した様々な疾病について解説を行う(山添)。 整形外科医として勤務していた経験を基に、スポーツに関連した様々な疾病について解説を行う(鳥塚)。 |
教科書コメント |
シラバス参照 |