シラバス参照

年度 2023
科目名 スポーツイベントの企画運営
担当者名 工藤 康宏
単位 2.0
履修便覧ページへ
★★「単位」には開講学年の単位が表示されています。★★
★★「単位」が「-(ハイフン)」で表示されている場合は各自の履修便覧で単位を確認してください。★★


科目目的
Course Objectives
イベントとは、非日常性を演出し、多数の人間を集め、時間と空間を共有することで、人々に新しい経験と感動をもたらす「場」である。本科目は、プロジェクトマネジメントという経営学的な手法を用いて、スポーツイベントの企画運営の多様な側面(計画、予算管理、実施、環境配慮、ファイナンス等)を学び、スポーツイベントの企画運営のための基本的知識を習得することが目的である。
到達目標
Class Goal
過去のメガスポーツイベントを題材にして、イベントをマネジメントすることの重要性・必要性を学び、プロジェクトマネジメントの手法を用いて、スポーツイベントの企画運営の流れを理解し、スポーツイベントを企画運営するための基礎的な知識・手法を身につける。また、「持続可能性に配慮したイベントを運営する組織の仕組み」を定めた国際規格である「ISO20121」についても理解を深め、持続可能性に配慮した現代型のイベントマネジメントについて知識を習得し、「スポーツイベント検定」等の関連する各種検定試験に合格する力を身につける。
授業内容
The Content of the Course
本講義では、個人から自治体、国、国際的な位置づけに至るまで、様々な場面で活用される、イベント全般についてイベントの歴史や成り立ち、現代的なイベントの現状などを学び、「ヒト・モノ・カネ・情報」という経営資源の側面からイベントをマネジメントする知識やスキルを学んでいく。その上で、スポーツイベントに特化し、スポーツイベントを企画運営する際に必要な知識や・スキル、考え方、業務内容などを理解することを目標とする。なお、本講義は、日本イベント産業振興協会が発刊するスポーツイベント検定公式テキストの内容を踏まえながら進めることとし、検定試験に合格し登録することでスポーツイベント検定資格が認められる。
授業計画
Class Plan
第1回 ガイダンス
     講義の進め方、達成目標の理解、評価方法の説明とイベントの歴史とその成り立ちについて
第2回 イベントの歴史と分類
     イベントの分類と定義、社会的機能や役割など
第3回 スポーツイベントの歴史
     スポーツイベントの歴史とその成り立ち
第4回 日本のスポーツ政策とイベント

第5回 スポーツイベントの基本構造
     イベントを構成する基本的な構造、およびスポーツイベントの基本構造の理解
第6回 スポーツイベントのマネジメント1
     プロジェクトマネジメントの手法
第7回 スポーツイベントのマネジメント2
     リスクマネジメント
第8回 スポーツイベントマーケティング
     スポーツイベントビジネス、スポンサーシップ、ステークホルダーの理解
第9回 スポーツイベントとメディアビジネス
     放映権ビジネス、スポーツ観戦者の理解
第10回 スポーツイベント地域活性化
     スポーツイベントの機能と役割について
第11回 スポーツイベントとツーリズム
     スポーツツーリズムの理解と推進
第12回 障害者スポーツとユニバーサルスポーツ
     障害者スポーツの歴史と現状、ユニバーサルスポーツイベント
第13回 スポーツイベントとボランティア
     スポーツボランティアの理解、定義と分類、現状
第14回 スポーツイベントと社会
     スポーツイベントとテクノロジー、都市経営、サスティナビリティ
第15回 全体の振り返りとまとめ
授業方法
Class Method
パワーポイントおよびテキスト(スポーツイベント検定公式テキスト,日本イベント産業振興協会編)などを使用した対面形式の講義を行う予定である。一部、グループディスカッション、グループワーク、課題レポート・提出物、各講義の振り返り(小テスト)などを予定している。
Google Classroom クラスコード
Google Classroom - Class Code
初回授業までに、クラスルームに招待する。
アクティブ・ラーニングの形態
Form of Active Learning
適宜、グループディスカッション・グループワーク・レポート作成・プレゼンテーション等の機会を設ける。
準備学習(予習・復習等)
Review and Preview
予習:授業計画および授業方法に記載されているキーワードについて事前に調べておくこと。前回の授業時に指示する教科書の範囲をよく読んでおくこと。(1時間程度)
復習:講義後半に提示する本講義のまとめについて、講義後に復習を行うこと。(2時間程度)
評価方法
Evaluation Method
・平常点(100点) 平常点等配点内訳:課題レポート・提出物30点、グループワーク20点、各講義の振り返り20点、コメントシート30点
課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法
Task Feedback
レポートや試験の解説や、「受講上の注意」で示したようなフィードバックを行う。
教科書
Textbook
スポーツイベント検定公式テキスト(2021)一般社団法人日本イベント産業振興協会監修/一般社団法人日本イベント産業振興協会/一般社団法人日本イベント産業振興協会
参考書
Reference Books
スポーツ白書2020(2020)/笹川スポーツ財団/笹川スポーツ財団
地域との連携
Cooperation with the Community
受講上の注意
Notices
学生の講義内容の理解の確認や教員へのフィードバックのために、スマートフォンあるいはタブレット等のQRコードリーダーを使用する場合がありますので、使用できるように準備してください。
卒業(修了)認定・学位授与の方針との関連
Relation to the Diploma and Degree Policy
1.知識・理解 1-1 健康・スポーツに関する基礎的・専門的な知識を修得している。
1.知識・理解 1-2 健康・スポーツに関する幅広い見識を得るとともに、体系的に整理・理解している。
2.技能・表現 2-1 健康・スポーツを実践・指導・管理するにあたり、基本的・専門的技能を有している。
2.技能・表現 2-2 知性・情操・徳性の涵養と、施すべき対象へのコミュニケーション能力を身につけている。
3.思考・判断 3-1 実践力を向上させるための、論理的・実証的に思考する能力を身につけている。
3.思考・判断 3-2 指導現場においては、成果を得ることが大切であり、そのための問題解決の能力を身につけている。
3.思考・判断 3-3 指導現場においては、安全第一が基本であり、そのための状況判断を有している。
4.態度・志向性 4-1 学修の価値を正しく評価し、国際的な視野に立ちながら常に向上的態度を保ち続けている。
4.態度・志向性 4-2 高い倫理観に基づき、健康・スポーツ指導者・実践的リーダーとして、強い意欲と意志を持っている。
実務経験と授業との関連
How the Instructors' Experiences will shape Course Contents
夏季・冬季オリンピック研修ツアーの催行
マウイマラソン研修ツアーの催行
北米アスレティックトレーナー研修の催行
B リーグホームゲーム運営のサポートと学生の実習企画・運営
オリンピックスポンサー企業によるOlympic Movesの企画・運営、学生補助の手配
オリンピックスポンサー企業によるトーチリレー運営スタッフの手配
イベント業務管理士1級(No.20199752) 他
教科書コメント

シラバス参照