シラバス参照

年度 2023
科目名 アパレル構成学実習Ⅰ
担当者名 山本 泉・池田 仁美・北谷 五月
単位 2
履修便覧ページへ
★★「単位」には開講学年の単位が表示されています。★★
★★「単位」が「-(ハイフン)」で表示されている場合は各自の履修便覧で単位を確認してください。★★


科目目的
Course Objectives
人体を被う衣服の一連の製作過程を学び、被服構成の知識や技術を修得する。またこれらを応用発展させる能力、時代の持つファッション性や美的感性、さらに既製衣料の選択眼も養うことを目的とする。本科目は、中高教科家庭科を教授するに足る基礎的知識および技能等を修得し、教職実践力と関連づけて理解することを一目的とする。
到達目標
Class Goal
原型を使用した衣服パターンの作図と衣服の組み立て工程の理解、服種と表布・裏布・芯地・糸・針の関連性への理解、基礎縫製技術、縫製実習にかかわる機器類(工業用ミシンやロックミシンなど)や道具の使用が習得ができることを到達目標とする。教職課程履修学生は、学修内容を当該の中高教科内容および教材に関連づけて主体的に探求する。
授業内容
The Content of the Course
立体被服構成の基礎について平面製図より入り、着用目的にふさわしい材料の選択、デザインと地質との関係、パターン形状と衣服の立体形成、地直し、裁断、試着と補正、縫製、着装観察について、ここでは下衣はパンツと裏付スカート、上衣は衿と袖のついたブラウスの製作を通して理解を深める。
授業計画
Class Plan
第1回 被服製作のための用具
    採寸(体型の観察・採寸箇所と採寸上の注意)
    スカートのデザイン・製図
第2回 ショートパンツの設計 製図(S・M・L)と構造について
    ショートパンツ裁断・印付け
    職業用ミシン・ロックミシンの取り扱い、基礎縫い
    作図の基礎(身頃原型製図)
第3回 ショートパンツの本縫い・仕上げ・ゴム通し
    スカートの表地および副材料の選定・用布の見積り      
第4回 スカート型紙の整理・縫代の設定・布地の点検・前処理(地づめ、地直し)
    裁断・印付け・仮縫いのための縫い合わせ   
第5回 スカート試着・仮縫いの補正
    裏地の目的と素材について、裏布裁断・印付け
第6回 スカート本縫い① ファスナー付け他
第7回 スカート本縫い② 裏布本縫い、表布裏布中とじ
第8回 スカート本縫い③ ベルト付け・ホック付け・糸ループ
第9回 ブラウスの機能性とデザイン
    製図、用布の見積り、素材および副資材・付属材料の選定  
第10回 ブラウス布地の点検・前処理(地づめ・地直し)
     裁断、印付け
第11回 ブラウス本縫い①(衿作り、身頃作り)、芯地について
第12回 ブラウス本縫い②(衿付け、袖作り)
第13回 ブラウス本縫い③(身頃作り、袖付け)
第14回 ブラウス本縫い④(ボタンホール、ボタン付け、ブラウス仕上げ)
第15回 完成作品の着装観察・評価レポート
授業方法
Class Method
対面授業
(実習形式 ・学習支援のためのデジタル教材使用)
Google Classroom クラスコード
Google Classroom - Class Code
大環1A  2rdtiu2
大環1B  nkdspmx
大環1C  hmszb2o
大環1D  4xl4dqm
アクティブ・ラーニングの形態
Form of Active Learning
実習科目
準備学習(予習・復習等)
Review and Preview
予習:ミシン等の機器類の扱いに早く慣れ、基礎的な縫製技術を身に付けるように努めること。

復習:毎回指示する宿題に丁寧に取り組み、進度調整を各自で行い、最終課題につなげていくこと。特に遅刻・早退・欠席をした場合は、次回授業までに課題を必ず進めること。作図・基礎縫いは反復学習が可能なデジタル教材を大いに活用すること。
 
教職課程履修学生は、中高教育実習での研究授業場面や卒業後の中高正規授業での指導場面を想定して、本科目の修得内容を活用しつつ、「中高教科の自主的教材研究」に主体的に取り組む。その際、当該教科の学習指導要領および教科書等を積極的に活用する。
評価方法
Evaluation Method
・レポート[作品含む](90点)
・平常点(10点) 平常点等配点内訳:授業への積極的取組意欲・態度(10点)、作品3点・基礎縫い・レポート(90点)で総合評価する。
課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法
Task Feedback
製図、作品等の点検後、修正箇所を解説の上返却。内容が不充分な場合は再提出を求める場合もある。
教科書
Textbook
文化ファッション大系 改訂版・服飾造形講座①服飾造形の基礎/文化服飾学院編/文化出版局
参考書
Reference Books
文化ファッション大系 改訂版・服飾造形講座②スカート・パンツ/文化服装学院編/文化出版局
文化ファッション大系 改訂版・服飾造形講座③ブラウス・ワンピース/文化服装学院編/文化出版局
地域との連携
Cooperation with the Community
受講上の注意
Notices
アパレル構成学の講義を受講している事が望ましい。アパレル構成学実習Ⅱ、ドラフティングCAD実習Ⅰ・Ⅱ、アパレル生産実習A・Bを履修予定の場合はこの科目を履修すること。また教職課程を履修する人は必修科目である。自由応募の学外デザインコンテストや学内ファッションショー・キッズドリームウェアーなどに参加して制作をする人は受講を勧める。
 教職課程履修学生は、この授業科目終了後、教職課程履修カルテの自己評価シート欄に必要事項を必ず入力すること。また成績評価発表以降に、成績とともに担当教員によるコメントを参照し自己の学習状況について把握する。
卒業(修了)認定・学位授与の方針との関連
Relation to the Diploma and Degree Policy
1.知識・理解 1-3生活環境を豊かにするモノに対して、造形的な観点からの素養を身に付けている。
2.技能・表現 2-2生活環境を構成する事象に対し、創造的なアプローチをし、表現する技能を有している。
3.思考・判断 3-2新たな課題に対して、創造的能力と表現力を身に付けている。
実務経験と授業との関連
How the Instructors' Experiences will shape Course Contents
教科書コメント

シラバス参照