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年度 2023
科目名 ソフトウェアエンジニアリング
担当者名 鯵坂 恒夫
単位 2.0
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科目目的
Course Objectives
コンピュータソフトウェアを対象とする工学について、すなわち品質と生産性をともに向上させるため、トレードオフを解決しバランスをとって最適化する方法と技術を学ぶ。分析•設計•実装•保守というステージの認識構造化•抽象化•階層化、粒度やスコープの概念、機能中心と対象中心、トップダウンとボトムアップのアプローチなどが含まれるがこれらはソフトウェア開発に限定的な考え方ではなく、人間の活動すべてにわたって適用可能なものであることを理解する。
なお本科目は、高校教科情報科を教授するに足る基礎的知識および技能等を修得し、教職実践力と関連づけて理解することを一目的とする。
到達目標
Class Goal
ソフトウェア分析•設計のさまざまな方法論と技術を知ることが第一段の目標である。そのような考え方がいかに一般化可能なものであるかを理解し、意思決定への影響を考察できるようになることが、さらに上位の目標である。高校教科情報科の教職実践力としては、方法論理解の難易度を順に追って整理する能力の獲得を目標とする。
なお、教職課程履修学生は、学修内容を当該の高校教科内容および教材に関連づけて主体的に探求する。
授業内容
The Content of the Course
コンピュータソフトウェアを対象とする工学について、すなわち品質と生産性をともに向上させるため、トレードオフを解決しバランスをとって最適化する方法と技術を学ぶ。分析・設計・実装・保守というステージの認識,構造化・抽象化・階層化、粒度やスコープの概念、機能中心と対象中心、トップダウンとボトムアップのアプローチなどが含まれるが、これらはソフトウェア開発に限定的な考え方ではなく、人間の活動すべてにわたって適用可能なものであることを理解する。
授業計画
Class Plan
第1回:ソフトウェア工学概観
第2回:プログラミングにおけるソフトウェア工学的視点
第3回:機能指向とオブジェクト指向
第4回:構造化・抽象化・オブジェクト指向の総括
第5回:要求の獲得と分析
第6回:目的展開と意思決定
第7回:要求の記述と仕様化
第8回:構造化分析法
第9回:オブジェクト指向分析法
第10回:ソフトウェア設計
第11回:ソフトウェアテスト/保守と発展
第12回:ソフトウェアプロセス
第13回:ソフトウェア品質
第14回:プロジェクト管理・メトリクス
第15回:総復習と全体総括
授業方法
Class Method
講義形式を基本とする授業であるが、必要に応じてテーマを設定したアクティブ・ラーニングも行う。 各回授業に対して、ワークシート(小レポート)の作成を求める。ワークシートに書かれた質問には 次回冒頭で解説する。この質疑応答も重要な授業内容ととらえている。
Google Classroom クラスコード
Google Classroom - Class Code
アクティブ・ラーニングの形態
Form of Active Learning
技術の社会実装、分析・設計技法の実際など、授業内容の詳細な展開を調査、あるいはグループで議論をする時間を授業時間内で設定する。
準備学習(予習・復習等)
Review and Preview
予習:各回授業計画に記載のキーワードについて、教科書の該当部分をあらかじめ読み、予備調査を行うこと。

復習:必要に応じて関連資料も参照しながら、自分の理解方法にあわせた独自のノートを作成すること(それがワークシートに反映されるはずである)。
評価方法
Evaluation Method
・平常点(100点) 平常点等配点内訳:小レポート70点、授業への積極的参加度30点
課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法
Task Feedback
ワークシートの記述に関し、次回授業で講評および追加説明を行う。最終回は全般的なフィードバックを行う。
教科書
Textbook
ソフトウェア工学入門/鯵坂恒夫/サイエンス社
参考書
Reference Books
地域との連携
Cooperation with the Community
受講上の注意
Notices
教職課程履修学生は、この授業科目終了後、教職課程履修カルテの自己評価シート欄に必要事項を必ず入力すること。また成績評価発表以降に、成績とともに担任教員によりコメントを参照し自己の学習状況について把握する。
卒業(修了)認定・学位授与の方針との関連
Relation to the Diploma and Degree Policy
3.思考・判断
3-2 情報科学の観点から身につけた専門的な知識や技能から、 ICT社会の課題を論理的に分析し、問題を解決する能力を有している。
実務経験と授業との関連
How the Instructors' Experiences will shape Course Contents
教科書コメント

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