シラバス参照 |
年度 | 2023 |
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科目名 | デジタル表現 |
担当者名 | 肥後 有紀子・吉原 啓太 |
単位 | 2.0 |
科目目的 Course Objectives |
ショートムービーを制作することによって、企画、構成、絵コンテ、撮影、編集という映像制作へのプロセスの理解を深める。なお本科目は、高校教科情報科を教授するに足る基礎的知識および技能等を修得し、教職実践力と関連づけて理解することを一目的とする。 |
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到達目標 Class Goal |
デジタル映像制作の基礎技術を身につけるとともに、コンテンツ制作のプロセスについて理解を深める。 教職課程履修学生は、学修内容を当該の高校教科内容および教材に関連づけて主体的に探求する。 |
授業内容 The Content of the Course |
演習課題、実践課題を取り組むなかで、下記の内容を解説していく。 1:スマートフォンや民生用のデジタルビデオカメラを用いた撮影技術 2:撮影時に必要な技術(ライティング、カメラとレンズの知識、三脚、マイク) 3:Adobe Premiere、Blackmagic DaVinci Resolveなどを用いた編集技術 4:音声(BGM・効果音・ナレーション)、静止画(写真・イラスト)、字幕の活用 5:撮影と編集における注意事項(著作権、肖像権、撮影マナー) |
授業計画 Class Plan |
第1回 オリエンテーション / デジタル映像 とカメラのしくみ 第2回 映像撮影の基礎①(カメラワークと構図が伝える情報 / 著作権) 第3回 映像撮影の基礎②(ライティング / カメラについて / 撮影マナー / 機材貸出時の注意) 第4回 映像編集の基礎①(Adobe Premiereとは / 基礎知識とデータ管理) 第5回 映像編集の基礎②(カットつなぎ / イマジナリーライン) 第6回 映像編集の基礎③(映像のリズム / 音声の収録 / マイク) 第7回 動画のコンセプトと映像の構成 / 絵コンテの描き方 第8回 アイデア創出、思考法 / 中間まとめ 第9回 オンライン動画とマーケティング 第10回 ディスカッション 第11回 実践課題の発表 第12回 実践課題の制作① 第13回 実践課題の制作② 第14回 プレゼンテーション 第15回 最終まとめ 授業の進度および内容(課題数、課題内容)は、受講クラスの平均的なスキルや理解度によって変動することがある。 |
授業方法 Class Method |
・スライドを用いた講義形式およびコンピュータを用いる演習形式 ・与えられたテーマに対して、企画考案し、個人およびグループによる映像制作を行う ・習熟度によるクラス分けを実施する(応用クラスと基礎クラスの2段階) ・習熟度別のクラスに分かれるが、原則的に課題テーマと課題数は同じ ・応用クラスでは、「広告メディア演習」「クロスメディアデザイン演習」を履修に必要なトピックを扱う ・映像編集が可能なパソコンを大学に持参できることを前提とし、授業を実施する(インストールや設定の作業は受講者各自で行うこと) |
Google Classroom クラスコード Google Classroom - Class Code |
6b3k6qz 上記は授業開始までのアナウンス用のクラスコードである。このClassroomでは習熟度によるクラス分けのための事前課題や履修方法の詳細を掲示するため、履修希望者は必ず登録すること。 |
アクティブ・ラーニングの形態 Form of Active Learning |
グループ・ワーク、ディスカッション、プレゼンテーション |
準備学習(予習・復習等) Review and Preview |
演習課題:授業回ごとに指定された制作課題(企画立案・撮影・編集など)を必ず取り組むこと 予習1:指定された教科書の範囲を理解しておくこと 予習2:ソフトウェアの操作法、カメラ(スマートフォンやビデオカメラ)の操作法を受講者各自で学習すること 復習:授業で解説した技術や知識の復習。授業で解説した技術を用いた課題制作。 教職課程履修学生は、高校教育実習での研究授業場面や卒業後の高校正規授業での指導場面を想定して、本科目の習得内容を活用しつつ、「高校教科の自主的教材研究」に主体的に取り組む。その際、当該教科の学習指導要領および教科書等を積極的に活用する。 |
評価方法 Evaluation Method |
・平常点(100点) 平常点等配点内訳:授業への積極的参加度(技術的応用力、表現的応用力として15点) 課題85点(演習課題35点、実践課題50点) 指定する技術が作品内に使用されていないものや、授業の意図するところから大きく外れるものは、提出として認められない。 |
課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法 Task Feedback |
提出された課題の傾向(問題箇所の指摘、優れた作品の事例)を踏まえて、授業内(または配布資料)で解説。 |
教科書 Textbook |
適宜紹介する |
参考書 Reference Books |
Premiere Proパーフェクトガイド[改訂2版]/小原 裕太/技術評論社 |
地域との連携 Cooperation with the Community |
なし |
受講上の注意 Notices |
・「デジタル表現入門」の合格をもって受講の条件とする。「デジタル表現入門」不合格者、未履修者は要相談とする ・グループでの話し合いや分担作業が必要とされる回がある ・「クロスメディアデザイン演習」「広告メディア演習」を履修予定の者は必ず履修すること ・データの管理は各自の責任によって行うこと ・データ紛失や破損の際の提出の猶予は設けない ・教職課程履修学生は、この授業科目終了後、教職課程履修カルテの自己評価シート欄に必要事項を必ず入力すること。また成績評価発表以降に、成績とともに担当教員によるコメントを参照し自己の学習状況について把握する。 |
卒業(修了)認定・学位授与の方針との関連 Relation to the Diploma and Degree Policy |
2.技能・表現 2-1 ソーシャルネットワークを活用するためのコミュニケーションやプレゼンテーションに関する技術を有している。 |
実務経験と授業との関連 How the Instructors' Experiences will shape Course Contents |
吉原 啓太:美術作家。インスタレーション作品を制作。また、アーティスト・ラン・スペースの運営やイベントの企画に関わる。作家活動と並行し、企業勤務及びフリーランスとしてグラフィック・デザイナー、カメラマン(写真・映像)、WEB広報などに従事。 肥後有紀子:IT系企業勤務、またフリーランスとして、デジタルコンテンツ開発・制作業務に従事(KIOSK端末、デジタルサイネージ、ウェブサイト、eラーニング教材、映像、グラフィックデザインなど)。 |
教科書コメント |
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