シラバス参照 |
年度 | 2023 |
---|---|
科目名 | デジタル表現入門 |
担当者名 | 肥後 有紀子 |
単位 | 2.0 |
科目目的 Course Objectives |
紙、映像、ウェブなど、様々なメディアにデジタル画像は使用されており、それらのメディアを通しての情報発信は、ITの日々の進化により個人単位でも容易となった。情報発信する側とし て、最低限知っておくべき、デジタル画像の基礎知識を学ぶとともに、画像の加工技術、情報デザイ ンの重要性を、演習を通して理解を深める。 なお、本科目は高校教科情報科を教授するに足る基礎的知識および技能等を修得し、教職実践力と関連づけて理 解することを一目的とする。 |
---|---|
到達目標 Class Goal |
・静止画像の加工技術と情報デザインの基礎を獲得し、印刷物を作ることができるようになる。 ・印刷を含むデジタルを活用したコンテンツ(プレゼンテーションスライド・動画・ウェブ含む)を制作するために必要な思考プロセスを身につけ、ビジュアルコンセプトを活用した情報発信ができるようになる。 なお、教職課程履修学生は、学修内容を当該の高校教科内容および教材に関連づけて主体的に探求する。 |
授業内容 The Content of the Course |
演習課題、実践課題を通して、下記の内容を解説していく。 ・情報デザインの基礎 ・Adobe Illustratorを用いた作画、レイアウト術 ・Adobe Photoshopを用いた画像補正 ・メディアコンテンツ制作のプロセスの理解(動画制作・ウェブ制作との共通点) ・印刷物、ウェブ、動画など各種メディアコンテンツ制作に共通して用いられる技術 ・読みやすさ、わかりやすさを意識した紙面・画面設計術 ・人の目を惹くデザインアイデアの創出 |
授業計画 Class Plan |
第1回:オリエンテーション / 「人を惹きつけるビジュアル」と「人に伝えるビジュアル」 第2回:ビジュアルデザイン制作のプロセス / デザインにおけるIllustratorの役割 第3回:「デザインする」とはどのようなことか 第4回:レイアウトの基本 第5回:写真の補正、画像加工におけるPhotoshopの役割 / 写真撮影技術 第6回:文字と書体 第7回:アイディア創出 / 文章とデザイン 第8回:配色の基本 第9回:実践課題1の制作① / 身の回りの商品を観察する 第10回:実践課題1の制作② / コンセプトを視覚化する 第11回:実践課題2の制作① / デザインとして描き起こす (ラフスケッチ) 第12回:実践課題2の制作② / プロトタイプ制作(立体ダミー作成) 第13回:動画制作やウェブ制作との相違点(アイディア創出 / 技術) 第14回:プレゼンテーション 第15回:まとめ(メディアテクノロジーの発展をふまえて) 定期試験は実施しない。 ※授業の進度および内容(課題数、課題内容)は受講者のスキル、理解度によって変更することがある。 |
授業方法 Class Method |
・スライドを使用した講義形式およびコンピュータを使用する演習形式 ・与えられたテーマに対して、企画考案し、個人およびグループによる課題制作を行う ・本科目はソフトウェアの習得を中心とした科目ではないため、授業時間外の受講者自身による積極的なソフトウェアの学習が求められる ・毎週課題が出される。作品制作に費やす時間は、授業時間外を必要とされるため、注意して受講すること |
Google Classroom クラスコード Google Classroom - Class Code |
v3vvng6 |
アクティブ・ラーニングの形態 Form of Active Learning |
プレゼンテーション、演習形式 |
準備学習(予習・復習等) Review and Preview |
演習課題および実践課題:授業回ごとに指定された制作課題(企画立案、ラフデザイン、印刷、撮影含む)を必ず取り組むこと 予習1:指定された教科書の範囲を理解しておくこと 予習2:次回までに必要な技術(Illustrator,Photoshop)を習得すること 復習:授業で解説した技術や知識を活用した課題制作 |
評価方法 Evaluation Method |
・レポート[作品含む](75点) ・平常点(25点) 平常点等配点内訳:小テスト10点、積極的参加度15点 指定する技術や条件が作品内に含まれていないものや、出題の意図から大きく外れるものは、提出として認められない。 オリジナリティやクオリティも評価の対象となる。 |
課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法 Task Feedback |
提出された課題の傾向(問題箇所の指摘、優れた作品の事例)を踏まえて、授業内(または配布資料)で解説。 |
教科書 Textbook |
デザイン入門教室[特別講義] 確かな力を身に付けられる ~学び、考え、作る授業~/坂本伸二/SBクリエイティブ Illustrator 10年使える逆引き手帖【CC完全対応】[Mac & Windows対応]/高野 雅弘/SBクリエイティブ |
参考書 Reference Books |
|
地域との連携 Cooperation with the Community |
なし |
受講上の注意 Notices |
・データの管理は各自の責任によって行うこと。データ紛失や破損の際の提出の猶予は設けない。 ・PC実習室にて開講されない場合は、受講者所有のノートPCの持参を必要とする。 ・必要なソフトウェアは受講者自身でインストールを終えておくこと。 ・「デジタル表現」「ウェブデザイン演習」「広告メディア演習」を履修予定の者は必ず履修すること。特に、「デジタル表現」は、本科目の不合格者および未履修者の履修を認めないので注意すること。 教職課程履修学生は、この授業科目終了後、教職課程履修カルテの自己評価シート欄に必要事項を必ず入力す ること。また成績評価発表以降に、成績とともに担当教員によるコメントを参照し自己の学習状況について把握する。 |
卒業(修了)認定・学位授与の方針との関連 Relation to the Diploma and Degree Policy |
2.技能・表現 2-1 ソーシャルネットワークを活用するためのコミュニケーションやプレゼンテーションに関する技術を有している。 |
実務経験と授業との関連 How the Instructors' Experiences will shape Course Contents |
IT系企業勤務、またフリーランスとして、デジタルコンテンツ開発・制作業務に従事(KIOSK端末、デジタルサイネージ、ウェブサイト、eラーニング教材、映像、グラフィックデザインなど)。 |
教科書コメント |
シラバス参照 |