シラバス参照 |
年度 | 2023 |
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科目名 | 食品素材学 |
担当者名 | 松井 徳光 |
単位 | 2.0 |
科目目的 Course Objectives |
食品素材学では食品素材の分類を学び、個々の食品素材についての特徴を理解する。また、調理学、調理科学、食品学、食品機能学で学ぶ内容の礎となるように、知識の修得を目指す。 |
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到達目標 Class Goal |
本科目で得た知識が2年次以上に履修する科目間を繋げるようになることを目標とする。食材に興味を持ち、日常から食材を眺めるようになる。 |
授業内容 The Content of the Course |
本科目では、食品の分類、食品成分表、植物性食品(分類、特性、利用)[穀類、いも類、種実類、豆類、野菜類、果実類、きのこ類、藻類]、動物性食品(分類、特性、利用)[食肉類、卵類、乳類、魚介類]、微生物利用食品[アルコール飲料、発酵調味料、その他の微生物利用食品]、油脂・甘味料・調味料(みそ、しょうゆ、食酢、みりん以外)・香辛料・嗜好飲料、食品の保存と加工、食品の加工と成分の変化について学習する。 |
授業計画 Class Plan |
以下の計画で講義を行うが、理解度などの状況から講義の時間や順番を変更する場合がある。 第1回 食品の分類、食品成分表 第2回 植物性食品(分類、特性、利用)①[穀類] 第3回 植物性食品(分類、特性、利用)②[いも類、種実類、豆類] 第4回 植物性食品(分類、特性、利用)③[野菜類、果実類、きのこ類、藻類] 第5回 動物性食品(分類、特性、利用)①[食肉類、卵類] 第6回 動物性食品(分類、特性、利用)②[乳類] 第7回 動物性食品(分類、特性、利用)③[魚介類] 第8回 微生物利用食品①[アルコール飲料、発酵調味料] 第9回 微生物利用食品②[その他の微生物利用食品] 第10回 油脂・甘味料・調味料・香辛料・嗜好飲料①[油脂、甘味料、調味料(味噌、醤油、食酢、みりん以外)] 第11回 油脂・甘味料・調味料・香辛料・嗜好飲料②[香辛料、嗜好飲料] 第12回 食品の保存と加工 第13回 食品の加工と成分の変化 第14回 食品の包装 第15回 まとめ、小テスト 定期試験 |
授業方法 Class Method |
主として教科書とパワーポイントを使用する。パワーポイントを使用する場合は、その内容が記載されたプリントを配布する。重要なキーワードをチェックしながら、講義内容を理解する。関連する重要な問題を紹介するなど毎回の授業で定期試験の対策を行う。 |
Google Classroom クラスコード Google Classroom - Class Code |
令和5年度 食品素材学ABC gasknsc 令和5年度 食品素材学DE sxyj55q |
アクティブ・ラーニングの形態 Form of Active Learning |
授業の中で、受講者全員に対して問いかけをし、わかる人全員で回答する方法をとる。 |
準備学習(予習・復習等) Review and Preview |
高校までに習った生物と化学を完璧に復習しておくと共に、日常の食生活など私たちのくらしの中で目にする食品にどのようなものがあるかについて考えておくこと。 予習:授業計画に記載されているキーワードについて事前に調べておくこと。 復習:講義内容を復習し、専用のノートにまとめておくこと |
評価方法 Evaluation Method |
・試験期間中に試験を実施(70点) ・平常点(30点) 平常点等配点内訳:授業への積極的な参加度(15点)、第15回目の授業日に実施する小テスト(15点)に対して評価する。 |
課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法 Task Feedback |
第15回目に本授業の全体のまとめを行い、引き続き、小テストを実施する。模範解答は、配布したパワーポイントおよび教科書に記載されている。 |
教科書 Textbook |
食べ物と健康Ⅱ 食品学各論 食品の分類・特性・利用/土居幸雄/中山書店 |
参考書 Reference Books |
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地域との連携 Cooperation with the Community |
本講義を受講することにより、食品素材や加工食品に対しての興味・関心を高め、主体的に地域の食品売り場へ足を運ぶように心がける。種々の食品素材や加工食品への見聞を広くするだけではなく、地域と学生とのコミュニケーションの場を広げ、自然発生的に地域との連携を生み出す。そして、より社会についての興味と関心を持つようにし、地域貢献につなげる。 |
受講上の注意 Notices |
本科目は卒業必須科目である。また、栄養士資格取得に必要な重要科目である。 私語を慎み、真剣かつ興味・関心をもって受講すること。また、双方向の授業を展開するため、全員への問いかけをする。わかる場合は、わかる人全員で応えること。決して、無視をしたり、無関心な反応はしないこと。 |
卒業(修了)認定・学位授与の方針との関連 Relation to the Diploma and Degree Policy |
1.知識・理解 1-2 食べ物と健康との関係について、基礎的・専門的知識を身につけている。 2.技能・表現 2-1 臨床や福祉、学校教育の場で必要となる技能・表現力を身につけている。 2.技能・表現 2-4 ヒトと栄養との関係を研究するために必要となる技能・表現力を身につけている。 3.思考・判断 3-1 健康や栄養・食に関する情報を自ら収集する能力を身につけている。 3.思考・判断 3-2 科学的根拠に基づく健康・栄養課題解決の能力を身につけている。 |
実務経験と授業との関連 How the Instructors' Experiences will shape Course Contents |
日本学術振興会特別研究員として、文部省(現在の文部科学省)から給与が支給され、京都大学化学研究所の微生物化学部門において研究に従事していた。本科目の主たる内容は食品素材学、食品加工学であるが、微生物学、化学の知識に基づくものも多く含まれており、実務経験の知識が活かされている。 |
教科書コメント |
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