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年度 2023
科目名 基礎栄養学実験
担当者名 松永 哲郎・前田 晃宏
単位 1.0
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科目目的
Course Objectives
生体成分等を実際に取り扱うことにより、栄養学の基本的知識をより深く理解し、確実に自己のものにすることを目的とする。
到達目標
Class Goal
学生は、基礎化学実験などで修得した技術を基盤に、生化学実験との連携のもと生体成分の取扱法を身につけるとともに、実験結果から栄養素の体内における動態や代謝について洞察できる能力を修得する。
授業内容
The Content of the Course
栄養学の基礎である消化・吸収、栄養素の体内動態や代謝の深い理解をめざして、酵素消化実験、自分自身あるいはラットの尿、肝臓などの生体成分分析、エネルギー消費測定などを行う。
授業計画
Class Plan
1 はじめに
(1)実験の心得
(2)実験の基礎知識
2 脂質の体内動態1
(1)肝臓からの脂質の抽出
3 脂質の体内動態2
(1)肝臓脂質中の中性脂肪とコレステロールの定量
4 消化と吸収
(1)糖質、脂質、タンパク質の試験管内(in vitro)消化
5 糖質の体内動態
(1)肝臓グリコーゲンの分離
(2)肝臓グリコーゲンの定量
6 ミネラルの体内動態
(1)尿中ミネラルの定量
7 タンパク質の代謝
(1)尿中尿素窒素の定量
(2)尿中クレアチニンの定量
8 まとめ

1回の項目(1〜7)は3コマ(6時間)、「8 まとめ」は1.5コマ(3時間)の授業。
第2回〜第4回では、24時間蓄尿および秤量式食事記録法(第6回・第7回で試料やデータとして利用する)に関する説明・操作を実施予定である。

(実験試料や測定機器等の準備の都合上、実習内容の順番を入れ替える場合がある。)

授業方法
Class Method
教科書とプリント、またパワーポイントを用いて実験説明を行った後、班(4〜5名)、グループ(2,3人)、あるいは個人単位で実験を行なう。
Google Classroom クラスコード
Google Classroom - Class Code
教員よりclassroomに招待する。
アクティブ・ラーニングの形態
Form of Active Learning
各自が能動的に実験・測定に参加する。
実習内では、グループ内や教員との実験に関するディスカッションを実施する場合もある。
準備学習(予習・復習等)
Review and Preview
予習として、次回実験実習に備えて実験書や参考資料などを調べておく。また実験実習終了後は直にデータ等を整理し、レポート作成に取りかかる。
評価方法
Evaluation Method
・レポート[作品含む](60点)
・平常点(40点) 平常点等配点内訳:平常点は、小テスト10点と授業への積極的参加度30点。
課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法
Task Feedback
課題・レポートについては、評価後、コメントを記載したものを返却する。
教科書
Textbook
生化学実験/田代 操/化学同人
参考書
Reference Books
地域との連携
Cooperation with the Community
受講上の注意
Notices
実験を安全に実施できるよう白衣を着用し、髪や装飾品など身だしなみに注意すること。実験ノートと方眼紙を用意すること。
(新型コロナ感染症予防のため、状況によっては、マスク着用の上、手指消毒、検温等を実施する場合がある)
卒業(修了)認定・学位授与の方針との関連
Relation to the Diploma and Degree Policy
1.知識・理解 1-2 食べ物と健康との関係について、基礎的・専門的知識を身につけている。
2.技能・表現 2-4 ヒトと栄養との関係を研究するために必要となる技能・表現力を身につけている。
3.思考・判断 3-1 健康や栄養・食に関する情報を自ら収集する能力を身につけている。
3.思考・判断 3-2 科学的根拠に基づく健康・栄養課題解決の能力を身につけている。
4.態度・志向性 4-2 食物栄養学の専門的学習を通して、社会に貢献する自覚を身につけている。
実務経験と授業との関連
How the Instructors' Experiences will shape Course Contents
教科書コメント

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