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年度 | 2023 |
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科目名 | 公衆栄養学Ⅱ |
担当者名 | 林 宏一・大滝 直人 |
単位 | 2.0 |
科目目的 Course Objectives |
地域、職域といった集団の健康栄養問題とそれらを取り巻く環境要因に関する情報を収集・分析する理論・手法を学習し、分析結果を総合的に評価・判定する能力を養う。さらに、これらの理論、手法に基づいてわが国および諸外国において実施されている公衆栄養プログラムの習得を目指す。 |
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到達目標 Class Goal |
公衆栄養活動における栄養疫学の重要性が理解できる。 栄養疫学の基本的手技を身につける。 わが国および諸外国の健康栄養問題と課題が理解できる。 社会の健康栄養問題を解決するために栄養法規、各種制度が果たしている役割が理解できる。 公衆栄養学Ⅰで学習した公衆栄養マネジメントがあらゆる地域、テーマで活用されていることが理解できる。 自分自身の力で課題発見、解決手法の選択、評価ができる。 |
授業内容 The Content of the Course |
わが国および諸外国の健康栄養問題の現状、課題とそれらに対応した健康栄養政策について教授する。また、今後の公衆栄養学が進むべき方向を学生とともに考える授業内容とする。 |
授業計画 Class Plan |
第1回 日本の健康・栄養問題の現状と課題① (1)少子・高齢社会 (2)健康状態の変化 第2回 日本の健康・栄養問題の現状と課題② (3)食生活の変化 第3回 日本の健康・栄養問題の現状と課題③ (4)食環境の変化 第4回 日本の栄養政策と栄養法規① (1)公衆栄養活動の沿革 (2)栄養政策と法規(栄養士法・健康増進法) 第5回 日本の栄養政策と栄養法規② (3)栄養政策と法規(地域保健法・食育基本法・その他関連法規) 第6回 日本の栄養政策と栄養法規③ (4)人材の養成と育成 ・管理栄養士、栄養士養成制度 ・その他関連職種制度 第7回 日本の栄養政策と栄養法規④ (5)国民健康・栄養調査 (6)健康日本21と地方計画 第8回 日本の栄養政策と栄養法規⑤ (7)食事摂取基準 (8)食生活指針、運動指針、休養指針、その他関連する指針等 第9回 日本の栄養政策と栄養法規⑥ (9)消費者保護行政と食品の表示制度 (10)その他の政策 第10回 諸外国の健康・栄養問題の現状と課題および健康・栄養政策① (1)世界の人口および食糧問題 (2)諸外国の健康・栄養問題の現状と課題 第11回 諸外国の健康・栄養問題の現状と課題および健康・栄養政策② (3)諸外国の健康・栄養政策 (4)21世紀における地球規模の公衆栄養活動 第12回 公衆栄養プログラムの展開① (1)地域特性に対応したプログラムの展開 (2)食環境づくりのためのプログラムの展開 第13回 公衆栄養プログラムの展開② (3)地域集団の特性別プログラムの展開 第14回 公衆栄養プログラムに果たす疫学・栄養疫学の役割 第15回 公衆栄養学の将来展望とまとめ 定期試験 |
授業方法 Class Method |
ビデオ視聴による授業とする。 一部課題提出を求める。 |
Google Classroom クラスコード Google Classroom - Class Code |
別途指示する。 |
アクティブ・ラーニングの形態 Form of Active Learning |
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準備学習(予習・復習等) Review and Preview |
この科目の授業内容は、社会情勢と極めて密接な関係にある。常日頃から報道に接し、国際社会、日本社会、地域社会の動向をつかんでおくこと。その際、授業で教授した公衆衛生的な視点や分析法を適用させ、実際に文章にしてみるとよい。 |
評価方法 Evaluation Method |
・試験期間中に試験を実施(90点) ・平常点(10点) 平常点等配点内訳:授業の理解度を確認するための課題 10点 |
課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法 Task Feedback |
課題についてのコメントを最終回までの授業時間内で行う。 定期試験については、成績発表日以降のオフィスアワーを利用し、解説を行う。詳細は、最終授業時までにアナウンスする。 |
教科書 Textbook |
前期「公衆栄養学Ⅰ」で使用した教科書を使用する。 |
参考書 Reference Books |
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地域との連携 Cooperation with the Community |
授業では、主として国レベルの課題を中心として講義するが、わが国の場合、公衆栄養活動の実施主体は地方公共団体が担うことも多い。必要に応じて近畿地方、兵庫県、近隣市町村の活動も取り上げる。 |
受講上の注意 Notices |
予防栄養学分野に限らず管理栄養士として活躍するための必須科目である。日頃から社会情勢に関心を持ちながら受講することを希望する。 本画面の参考書欄は空欄となっているが、学習に役立つ参考図書や資料等は授業中に紹介する。 |
卒業(修了)認定・学位授与の方針との関連 Relation to the Diploma and Degree Policy |
1.知識・理解 1-1 個人や集団を対象とする栄養学に関する基礎的・専門的知識を身に付けている。 2.技能・表現 2-2 健康増進や健康管理を行う上で必要となる技能・表現力を身に付けている。 3.思考・判断 3-1 健康や栄養・食に関する情報を自ら収集する能力を身に付けている。 3.思考・判断 3-2 科学的根拠に基づく健康・栄養課題解決の能力を身に付けている。 4.態度・志向性 4-1 個人や社会が抱える様々な健康栄養問題を積極的に学習する態度を身に付けている。 4.態度・志向性 4-2 食物栄養学の専門的学習を通して、社会に貢献する自覚を身に付けている。 |
実務経験と授業との関連 How the Instructors' Experiences will shape Course Contents |
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教科書コメント |
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