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年度 | 2023 |
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科目名 | 基礎化学 |
担当者名 | 川崎 郁勇・河井 伸之・堀山 志朱代 |
単位 | 2.0 |
科目目的 Course Objectives |
薬学を学ぶ上で必要な化学の基礎力を身につけるために、原子の構造から分子の成り立ち、化学結合、代表的化合物、基本的な計算などに関する化学の基本的事項を修得する。 |
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到達目標 Class Goal |
1)原子、分子、イオンの基本的構造など物質の基本概念について説明できる。 2)代表的な化学結合について説明でき、代表的な化合物の名称と構造を列挙できる。 3)濃度計算、化学反応の量的計算など、化学の基本的な計算ができる。 |
授業内容 The Content of the Course |
薬学部における有機化学系科目、物理化学系科目および分析化学系科目などの「化学」を学習するうえで、これらの科目との橋渡しとなり、「化学」で必要な濃度計算、化学反応の量的計算など基本的な計算ができるよう、関連する高校化学の内容を整理しながら解説する。また、別に開講する「薬学基礎演習I」と連動しながら講義する。 |
授業計画 Class Plan |
必修科目 第1回 原子、分子、イオンの基本的構造、および同素体、同位体、原子量 第2回 原子の電子配置および周期表に基づく原子の諸性質 第3回 化学結合(イオン結合、共有結合、配位結合など) 第4回 混成軌道と分子のかたち、および分子の極性 第5回 有機化合物と反応の分類 第6回 有機化合物の官能基の性質 第7回 有機化合物の官能基に由来する性質 第8回 中間テストとフィードバック 第9回 物理化学的性質と分子間およびイオン間相互作用 第10回 溶液の濃度計算と調製法 第11回 質量保存の法則(価数)、および酸化還元反応 第12回 容量分析(酸塩基滴定) 第13回 容量分析(酸化還元滴定)、および無機化合物と錯体(無機医薬品) 第14回 酸と塩基(1) 第15回 酸と塩基(2) 定期試験 |
授業方法 Class Method |
本科目は、講義型授業と演習型授業を並行して行う。 講義型授業では、教科書およびプリントを用いた説明を主体とするが、重要な問題について質疑を行う双方向授業を取り入れ、8、9、13回目と最終回には知識のまとめを目的とする演習、小テスト、総合討論、質疑応答を行う。 演習型授業は、講義型授業に並行して、授業内容の理解を深め、知識の定着と応用力強化を目的に、追加の授業として問題演習とその解説を行う。なお、演習型授業のスケジュールの詳細は、講義型授業第1回目 あるいは「薬学基礎演習I」の基礎化学担当の第1回演習時に説明する。 |
Google Classroom クラスコード Google Classroom - Class Code |
別途、info@MUSESにて連絡する。 |
アクティブ・ラーニングの形態 Form of Active Learning |
演習等において、適時質疑応答等を含めた双方向授業を取り入れ、理解の向上に努める。 |
準備学習(予習・復習等) Review and Preview |
本科目の単位数は2である。本学では、45時間の学修時間を必要とする内容の授業科目に1単位を認定することを標準としており、学修時間には、授業時間だけでなく、予習・復習等授業時間外での学修時間も含まれるとされている。 上記授業計画に基づいて講義前にテキストや高校教科書での予習をしてくること。分からないあるいは理解の浅い事項を認識して講義に臨むよう努めること。また、復習の一環として、宿題を与えるが、それ以外にもテキストやプリント、高校教科書等を参照するなど授業内容を必ず復習すること。 |
評価方法 Evaluation Method |
・試験期間中に試験を実施(80点) ・平常点(20点) 平常点等配点内訳:中間テスト 中間テストの詳細については、授業中またはMUSES配信等によって告知する。 |
課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法 Task Feedback |
小テストや課題の解答・解説については、授業中または後日MUSES配信等によって明らかにする。 |
教科書 Textbook |
コンプリヘンシブ基礎化学 第2版/大内秀一編、小関稔、川崎郁勇、多賀淳、堀山志朱代著/京都廣川書店 |
参考書 Reference Books |
薬学の基礎としての化学 I.定量的取扱い/日本薬学会編/東京化学同人 |
地域との連携 Cooperation with the Community |
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受講上の注意 Notices |
必要に応じてプリントを配布する。分からないことは、高校時代の教科書、参考書などを参照したり、積極的に質問するなど、早めに理解することを心がけること。 |
卒業(修了)認定・学位授与の方針との関連 Relation to the Diploma and Degree Policy |
1.知識・理解 1-2豊かな教養と医薬品および臨床に関する専門的知識を習得している 2.技能・表現 2-1薬剤師として、医薬品の供給、調剤、服薬指導、処方設計、安全性・有効性、リスク管理およびチーム医療への参画に必要な薬学的能力を備えている 3. 思考・判断/態度・志向性 3-2薬剤師として、医療と医薬品を巡る社会的動向と患者・生活者心理を把握し、生涯にわたり自己研鑽を続ける意欲と態度を備えている |
実務経験と授業との関連 How the Instructors' Experiences will shape Course Contents |
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教科書コメント |
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