シラバス参照 |
年度 | 2023 |
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科目名 | ヒューマニズム論Ⅱ |
担当者名 | 十万 佐知子・田内 義彦 |
単位 | 2.0 |
科目目的 Course Objectives |
ヒューマニズム論Ⅰの発展的科目であり、疾病に関する知識を得た上で医療に関わる心構えと共に、医療倫理的に何が求められるのか、またチーム医療を実践する上でどのようなことが必要なのかを修得することを目的とする。 |
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到達目標 Class Goal |
1)医療の担い手として医療に関わる心構えを修得する。 2)薬剤師に求められる医療倫理の知識を修得し、それを実践する態度を身につける。 3)チーム医療の一員としての位置付けとその役割を理解できる。 |
授業内容 The Content of the Course |
前半は、ヒューマニズム論Ⅰで授業を行った倫理項目についてさらに深く掘り下げ、薬剤師として自分自身で考え解決していく能力を身につけることを学ぶ。 後半は、薬剤師として必要な医薬品使用時の安全管理の基本概念と信頼関係の構築に欠かせないコミュニケーションの本質を体系的に学ぶ。 |
授業計画 Class Plan |
必修科目 第1回 生命の尊厳とは・生命倫理の諸原則(A-(2)-①-1〜4) 第2回 患者の権利・インフォームドコンセントとパターナリズム(A-(2)-③-1〜4) 第3回 人間とは何か(人工妊娠中絶・生殖補助医療)(A-(2)-①-3、②-3) 第4回 脳死と臓器移植(A-(2)-①-3、②-3) 第5回 末期医療と安楽死(A-(2)-①-4,5,7) 第6回 薬害と医療事故(A-(1)-③-6) 第7回 疾病予防とセルフメディケーション(A-(1)-②-6) 第8回 現代社会が抱える課題(薬物乱用・自殺・少子高齢化など)(A-(1)-②-7,8) 第9回 医療に関するリスクマネジメントにおける薬剤師の責任と義務(A-(1)-③-3) 第10回 医薬品が関わる代表的な医療過誤やインシデント(A-(1)-③-4) 第11回 医薬品の重篤な副作用とその対処方法(A-(1)-③-5) 第12回 コミュニケーションに必要な要素と在り方(A-(3)-①-1,2,3) 第13回 対人関係に影響を及ぼす心理的要因(A-(3)-①-4,5,6) 第14回 コミュニケーションにおける手段と他者への配慮(A-(3)-①-7,8,9) 第15回 患者・家族・生活者の心身の状態や多様な価値観への配慮(A-(3)-②-1,2) 定期試験 |
授業方法 Class Method |
講義を中心に行う。複数回、動画視聴や、講義したことに対する考えを少人数で話し合ってもらい、意見をまとめるなどの時間を設ける。また自分(もしくは班)の考えをまとめて発表し、他の人の意見を聴く機会を設ける。 |
Google Classroom クラスコード Google Classroom - Class Code |
別途、info@MUSESにて連絡する。 |
アクティブ・ラーニングの形態 Form of Active Learning |
課題に関する話し合いの時間を設け、またその意見の共有によって他者の意見を知り、自身の意見を深めたり考え直す機会を設ける。 |
準備学習(予習・復習等) Review and Preview |
本科目の単位数は2である。本学では、45時間の学修時間を必要とする内容の授業科目に1単位を認定することを標準としており、学習時間には、授業時間だけでなく、予習・復習等授業時間外での学修時間も含まれるとされている。上記授業計画に基づいて講義前にテキストの予習をし、分からない事項を認識して講義に臨むように努め、また、授業内容を必ず復習したり、常に医療関連の情報に関心を持ち、自分自身で考える力を養うように心がけること。 |
評価方法 Evaluation Method |
・試験期間中に試験を実施(80点) ・平常点(20点) 平常点等配点内訳:積極的な参加や課題への取り組み、課題等の提出状況を考慮する。 |
課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法 Task Feedback |
前半は、各自の意見を述べる機会をもうけ、次回以降まとめて共有し、コメントする時間を設ける。 後半は、課題や質問に対するフィードバックは次回以降に講義内またはプリント等で行う。 |
教科書 Textbook |
薬学総論Ⅰ.薬剤師としての基本事項/日本薬学会/東京化学同人 生命倫理学入門 第4版(購入済)/今川 道夫/産業図書 |
参考書 Reference Books |
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地域との連携 Cooperation with the Community |
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受講上の注意 Notices |
問題意識を持ち、積極的な態度で取り組むこと。 |
卒業(修了)認定・学位授与の方針との関連 Relation to the Diploma and Degree Policy |
1.知識・理解 1-1医療人としての使命感と倫理観を備えている 1.知識・理解 1-3コンプライアンス(法令遵守)の必要性を理解している 2.技能・表現 2-3薬物療法および地域の医療・健康・予防・福祉介護等の実践等に必要な基礎的な科学技術を習得している 3. 思考・判断/態度・志向性 3-1進歩する医療や科学について、自ら学び、考え、問題点を発見し、解決する能力を備えている 3. 思考・判断/態度・志向性 3-2薬剤師として、患者・生活者医療と医薬品を巡る社会的動向を把握し、生涯にわたり自己研鑽を続ける意欲と態度に基づいて活動できる |
実務経験と授業との関連 How the Instructors' Experiences will shape Course Contents |
薬剤師業務に携わった経験を活かして(十万:7年以上、田内:10年以上)、薬剤師に求められる医療の担い手としての心構えを講義する |
教科書コメント |
シラバス参照 |