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年度 | 2023 |
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科目名 | 病態・薬物治療Ⅴ |
担当者名 | 岡村 昇・奥 尚枝 |
単位 | 2.0 |
科目目的 Course Objectives |
感染症、がんについて、その病態について正しく理解し、患者の状態に応じた適切な薬物療法を実践するための基本的な知識を修得することを目的とする。 漢方薬を用いた薬物療法を実践するための基本的な知識を修得することを目的とする。 |
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到達目標 Class Goal |
1)感染症、がんについて、その病態生理や代表的なバイタルサインについて説明できる。 2)感染症、がんについて、治療ガイドライン、基本的な薬物治療、治療薬の作用機序・特徴・使用上の注意などについて列挙できる。 3)漢方薬を用いた代表的な処方、特徴、使用上の注意などについて列挙できる。 |
授業内容 The Content of the Course |
感染症および悪性新生物の病態生理を学習し、それを踏まえた抗菌薬や抗悪性腫瘍薬の薬物治療を理解するために、作用機序、耐性獲得機構、副作用、使用上の注意などを学習する。 漢方処方学の立場から、常用処方(特に薬剤師国家試験に良く設問される処方)の組成、効能、臨床応用特徴および類似処方との区別点、投与注意・禁忌などを解説し、漢方処方に対する理解を深める。 |
授業計画 Class Plan |
必修科目 第1回 感染症概論、抗菌薬の作用機序・基本構造など(その1)(E2(7)①1)) 第2回 抗菌薬の作用機序・基本構造など(その2)(E2(7)①1)) 第3回 抗菌薬の作用機序・基本構造など(その3)(E2(7)①1)) 第4回 生物学的製剤、抗菌薬による薬物治療の原則、抗菌薬の耐性機構、主な副作用(E2(7)①2)) 第5回 ウイルス感染症、真菌感染症、原虫感染症およびその治療薬(E2(7)④1)-6)、⑤1)、2)、⑥1)、2)) 第6回 感染症の病態と薬物治療(E2(7)③1)、5)、7)-10)) 第7回 悪性腫瘍の病態生理、症状、薬物治療の位置づけなど(E2(7)⑦1)-3)) 第8回 中間テストのフィードバック 第9回 殺細胞性抗がん剤(E2(7)⑧1)) 第10回 ホルモン関連薬、分子標的薬(E2(7)⑧1)) 第11回 抗悪性腫瘍薬の耐性機構、主な副作用のまとめ(E2(7)⑧2)、3)) 第12回 代表的レジメン、緩和ケア(その1)(E2(7)⑧4)、E2(7)⑨1)、2)、E2(7)⑩1)) 第13回 代表的レジメン、緩和ケア(その2)(E2(7)⑧4)、E2(7)⑨1)、2)、E2(7)⑩1)) 以上、岡村 昇 第14回 漢方治療の特徴と注意点(E2(10)①)、E2(10)②) 第15回 漢方治療のための漢方医学基礎知識(E2(10)②、E2(10)③) 以上、奥 尚枝 定期試験 |
授業方法 Class Method |
講義形式 |
Google Classroom クラスコード Google Classroom - Class Code |
別途、info@MUSESにて連絡する。 |
アクティブ・ラーニングの形態 Form of Active Learning |
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準備学習(予習・復習等) Review and Preview |
本科目の単位数は2である。本学では、45時間の学修時間を必要とする内容の授業科目に1単位を認定することを標準としており、学修時間には、授業時間だけでなく、予習・復習等の授業時間外での学修時間も含まれる。 授業計画に基づいて講義前に教科書の予習をしてくること。分からない事項を認識して講義に臨むよう努めること。また、復習の一環として復習用演習問題を配布する。それを利用して必ず復習すること。 |
評価方法 Evaluation Method |
・試験期間中に試験を実施(80点) ・平常点(20点) 平常点等配点内訳:中間テスト 20点 |
課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法 Task Feedback |
中間テスト、定期試験の解答はClassroomに掲示する。 |
教科書 Textbook |
化学療法学 第2版/栄田敏之・岡村昇 編/廣川書店 |
参考書 Reference Books |
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地域との連携 Cooperation with the Community |
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受講上の注意 Notices |
がん、感染症は、実務実習で取り扱うべき主要8疾患に含まれている。5年次の実務実習を意識して、その薬理、病態の理解を深めること。第1~13回は、教科書の他、必要に応じてプリントを配付する。第14、15回はプリントを配付する。 |
卒業(修了)認定・学位授与の方針との関連 Relation to the Diploma and Degree Policy |
1.知識・理解 1-2豊かな教養と医薬品および臨床に関する専門的知識を習得している 2.技能・表現 2-1薬剤師として、医薬品の供給、調剤、服薬指導、処方設計、安全性・有効性、リスク管理およびチーム医療への参画に必要な薬学的能力を備えている 2.技能・表現 2-2薬剤師業務および関連業務で必要なプレゼンテーション能力とコミュニケーション能力を備えている 2.技能・表現 2-3薬物療法および地域の医療・健康・予防・福祉介護等の実践等に必要な基礎的な科学技術を習得している 3. 思考・判断/態度・志向性 3-1進歩する医療や科学について、自ら学び、考え、問題点を発見し、解決する能力を備えている |
実務経験と授業との関連 How the Instructors' Experiences will shape Course Contents |
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教科書コメント |
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