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年度 | 2023 |
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科目名 | 臨床薬理学Ⅳ |
担当者名 | 森山 賢治・籠田 智美・中村 一基・吉川 紀子 |
単位 | 1.0 |
科目目的 Course Objectives |
解剖学、生理学、薬物の薬理作用を踏まえ、統合的な観点より様々な医薬品の適応を理解することを目的とする。 |
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到達目標 Class Goal |
1)最新の医薬品を学び、特徴について説明できる。 2)様々な医薬品の効果について、俯瞰的・多面的視点からその薬理作用を分析できる。 |
授業内容 The Content of the Course |
実務実習で柱となる8つの代表的な疾患領域における処方箋を教材として、臨床的な立場から薬理学、生理学、解剖学を統合的に俯瞰し理解する。それらの総まとめとして、病態を想定しつつ、現在、医療の現場で実際に繁用されている医薬品を中心に、それらの薬理作用・薬効発現機序・副作用などについて考察を深める。 |
授業計画 Class Plan |
<選択科目> 以下の8つの疾病領域から処方箋を各回数症例提示し、薬物治療の実際と臨床的な視点から薬理学的検討を行う。 第1回. 高血圧 (1回目) 第2回. 高血圧 (2回目) 第3回. 心疾患 第4回. 糖尿病 第5回. 心疾患 (1回目) 第6回. 心疾患 (2回目) 第7回. 脳血管障害 第8回. 免疫・アレルギー疾患 (1回目) 第9回. 免疫・アレルギー疾患 (2回目) 第10回. 免疫・アレルギー疾患 (3回目) 第11回. 感染症 第12回. がん 第13回. 精神疾患(1回目) 第14回. 精神疾患(2回目) 第15回. 精神疾患(3回目) |
授業方法 Class Method |
受講者は、事前にクラスルームに掲示してある教材(処方箋等)を各自取り出して学習しておくこと。具体的には、毎回、事前学習のために課題をクラスルームに掲示する(プレテスト)。それを解法した上で授業に参加し、課題となる処方せんに関するワークをする。そして講義終了後に、クラスルームに掲示する課題(ポストテスト)で知識の定着を確認する。 以上のように、領域毎に、知識のまとめを目的として、毎回授業終了前後にミニテストとワークを実施しながら知識の定着を確認する。 |
Google Classroom クラスコード Google Classroom - Class Code |
別途、info@MUSES にて連絡する。 |
アクティブ・ラーニングの形態 Form of Active Learning |
事前に提示した教材(処方箋等)に関する質問を受講生に問いかけたり、自案を答えさせたりする時間を講義時間内に設けることにより積極的な事前/事後の学習を促す。 |
準備学習(予習・復習等) Review and Preview |
本科目の単位数は2である。本学では、45時間の学修時間を必要とする内容の授業科目に1単位を認定することを標準としており、学修時間には、授業時間だけでなく、予習・復習等授業時間外での学修時間も含まれるとされている。 上記授業計画に基づいて講義前に処方箋の内容から疾患を想定し、記載の医薬品の薬効分類、効能・効果、薬効薬理(主たる副作用なども含む)、薬効薬理を発揮する生体の場所とその生理について、下級学年で使用したテキストを参照して予習してくること。 予習:各回、該当する医薬品とその作用機序の他、薬理効果を発揮する生体箇所について教科書の項目について読んでおくこと。 復習:講義中に各項目の重要な点について討議、解説するので、それらを中心に復習すること。 |
評価方法 Evaluation Method |
・平常点(100点) 平常点等配点内訳:講義前に遠隔でプレテスト(10点)を実施する。 また授業毎に処方せん1~2通に関する課題を提出し、講義終了直前に、遠隔でポストテスト(10点)を実施する。 すべての点数を総計して100点に換算する。 平常点で不合格になった者、公欠などで平常点不足になった者に対しては、通常の試験形式で、追・再試験を実施する。 |
課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法 Task Feedback |
演習、小テストなどについては、その時点、もしくは、翌週の講義中、ならびに、クラスルームなどを利用してコメントすることによりフィードバックする。 定期試験は実施しない。受講者に対して概括的なコメントと共に結果をフィードバックする。個々人の採点結果については、個別に照会すること。 |
教科書 Textbook |
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参考書 Reference Books |
最新薬理学(第10版)/長友孝文/廣川書店 臨床薬学ハンドブック(第2版)/越前宏俊/羊土社 臨床薬理学/大井一弥/羊土社 新しい機能形態学(第3版)/竹鼻眞/廣川書店 治療薬マニュアル2022/高久史麿/医学書院 |
地域との連携 Cooperation with the Community |
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受講上の注意 Notices |
実務実習に臨む前に、解剖、生理、薬理系科目の総まとめを行い、臨床的な観点から基礎科目まで深く洞察するためのトレーニングの気持ちで受講すること。 |
卒業(修了)認定・学位授与の方針との関連 Relation to the Diploma and Degree Policy |
1.知識・理解 1-1医療人としての使命感と倫理観を備えている 1.知識・理解 1-2豊かな教養と医薬品および臨床に関する専門的知識を習得している 1.知識・理解 1-3コンプライアンス(法令遵守)の必要性を理解している 3. 思考・判断/態度・志向性 3-1進歩する医療や科学について、自ら学び、考え、問題点を発見し、解決する能力を備えている |
実務経験と授業との関連 How the Instructors' Experiences will shape Course Contents |
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教科書コメント |
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