シラバス参照

年度 2023
科目名 日本語表現演習Ⅰ(2年次演習)
担当者名 押川 かおり・樺沢 綾・加茂 瑞穂・林 貴哉・三品 理絵・山﨑 淳
単位 1.0
履修便覧ページへ
★★「単位」には開講学年の単位が表示されています。★★
★★「単位」が「-(ハイフン)」で表示されている場合は各自の履修便覧で単位を確認してください。★★


科目目的
Course Objectives
レポート・卒業論文・就職試験等において必要となる文章作成能力を身につける。また本科目は、中高教科国語を教授するに足る基礎的知識および技能等を修得し、教職実践力と関連づけて理解することを一目的とする。
到達目標
Class Goal
様々な状況に最もふさわしい文章を作成できる技術と能力を身につけている。教職課程履修学生は、学修内容を当該の中高教科内容および教材に関連づけて主体的に探求する。
授業内容
The Content of the Course
【注意】 初回より、小論文を執筆するため、欠席しないよう心がけること(授業計画をよく読んでほしい)。
※授業で使用するため、こすると消えるフリクション(パイロット)の色ペン(細字がおすすめ、特に0.4ミリ)をぜひ、ご購入ください。 https://www.pilot.co.jp/products/pen/ballpen/gel_ink/frixionpointknock04/
電子辞書、スマホの辞書アプリも積極的に活用してほしい。

日文学生の最大の武器の一つは「文章力」である。この授業では、半期につき5回、800字の小論文を書き、添削を受けることで、一人ひとりの「文章力」を高めていく。
その狙いはズバリ、厳しい就職活動(シューカツ)を勝ち抜くことである。エントリーシートや自己PR、小論文試験で自分を最大限にアピールするために、ハイレベルな表現力を身につけたい。
授業計画
Class Plan
この授業は、3回で1セット
  1回目…課題の提示(出題意図の説明)+小論文執筆(60分)
  2回目…注意点の説明+学生同士の相互添削+教員による優秀原稿の読み上げ添削
  3回目…教員がさらに優秀原稿を読み上げ添削+注意点などの補足説明
これを5セット繰り返すことで半期が終了する。

具体的に説明しよう。
●1回目:出題意図や背景を説明した後、教員が課題を板書する。学生は配布された原稿用紙(800字)に、60分かけて小論文を書く。
●2回目:課題を振り返り、どのような点に注意すべきだったか説明を受けた後、小論文を返却される。つぎに学生同士で相互添削を行う。4人が1グループとなり、順々にグループの学生の小論文を添削する。1枚の原稿に3人が目を通すこととなる。
最初に通読し、1行コメントを書いてから添削スタート。添削の方法は、字句の訂正や原稿用紙の使い方などにとどまらず、5W1H(いつ、どこで、誰が、何を、なぜ、どのようにして)などの不備に対して、行間に徹底的にツッコミや書き込みを入れる。また、「いいな!」と感じたら積極的にほめ言葉を書き込む。
・相互添削は15分×3人=45分で終わる。残り時間を利用し、あらかじめ印刷しておいた優秀原稿を配付し、教員が読み上げながら口頭で添削していく(2人分)。どういう点がよかったか、もっとよくするためにはどこを改善すればよいかなど説明する。
●3回目
・簡単に課題を振り返ったのち、さらに印刷された優秀原稿が配付される。教員が読み上げながら口頭で添削していく(4~6人分)。補足の説明が加わる。
授業方法
Class Method
自分の考えを他者に上手に伝えることが小論文の目的である。授業の進め方もその点を意識したものとする。
最大のポイントは、学生同士の相互添削と教員による優秀原稿の読み上げ添削である。つねに他の受講生の眼を意識した表現を心がけてほしい。
Google Classroom クラスコード
Google Classroom - Class Code
山﨑淳  (大日2A前半):tw2pul3
樺沢綾  (大日2A後半):sbvbbfm
林貴哉  (大日2B前半): 授業内で伝達
加茂瑞穂 (大日2B後半):授業内で伝達
三品理絵 (大日2C前半):6xbhma2
押川かおり(大日2C後半):7st7lfi
アクティブ・ラーニングの形態
Form of Active Learning
学生相互のピアラーニングを取り入れるなど、非常にアクティブな学びの形態が取られている。
準備学習(予習・復習等)
Review and Preview
教科書を用いた予習復習とともに、新聞等を活用した時事問題への目配りを心がけてほしい。

教職課程履修学生は、中高教育実習での研究授業場面や卒業後の中高正規授業での指導場面を想定して、本科目の修得内容を活用しつつ、中高教科の自主的教材研究に主体的に取り組む。その際、当該教科の学習指導要領および教科書等を積極的に活用する。
評価方法
Evaluation Method
・平常点(100点) 平常点等配点内訳:全部で5回執筆する小論文は、それぞれ20点満点。そこから、欠席1回につき5点減点とする。
課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法
Task Feedback
執筆の回を欠席した場合は、必ず翌週の授業までに小論文を書いてくること――減点対象になります。
テーマ・用紙はClassroomにアップします。
用紙はC13階(中央図書館13階)の学科準備室にも置いてあります。
教科書
Textbook
『最新最強の作文・小論文』/成美堂出版編集部/成美堂出版
参考書
Reference Books
地域との連携
Cooperation with the Community
受講上の注意
Notices
小論文を5回すべて提出するのが大前提となる。たとえ都合で欠席したとしても、友人に課題を聞き必ず小論文を提出すること。
また、相互添削も欠席者が多いと授業運営に支障を来すため、全回出席を心がけてほしい。

教職課程履修学生は、この授業科目終了後、教職課程履修カルテの自己評価シート欄に必要事項を必ず入力すること。また成績評価発表以降に、成績とともに担当教員によるコメントを参照し自己の学習状況について把握する。
卒業(修了)認定・学位授与の方針との関連
Relation to the Diploma and Degree Policy
1.知識・理解 1-1 日本語および日本文学に関する基礎的・専門的知識を修得している。
2.技能・表現 2-1 日本語のしくみ・特性を深く理解し、自らの思考を他者に対して的確に発信する能力を備えている。
実務経験と授業との関連
How the Instructors' Experiences will shape Course Contents
担当教員は、文学的な表現に精通しているため、単純に意見を伝えるための小論文を書くのみならず、読み手の心を揺さぶるような、小論文の書き方を指導することができる。
教科書コメント

シラバス参照