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年度 2023
科目名 成人看護学Ⅱ(急性期)
担当者名 天野 功士・師岡 友紀・舘林 麻有・野田 桃子・藤田 安沙貴
単位 1
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科目目的
Course Objectives
急性期にある対象者の医療に必要とされる知識や考え方、看護技術を演習を通して習得し、臨床実習または実際の医療現場をイメージできることを主な目的とする。
到達目標
Class Goal
1.一次救命処置のアルゴリズムにおける各技術について正しく理解し、安全かつ確実な一次救命処置を実施することができる。
2.ストーマケア技術を実施できる。
3.創傷の治癒過程をふまえて観察方法を理解し、実践できる。
4.術前に必要な呼吸訓練の目的・意義・方法とその根拠について正しく理解し、実施できる。
5.術後の観察方法を知り、患者の状態をアセスメントできる。
6.気管内吸引の適応を理解し、開放式気管内吸引を正しく実施できる。
7.情報の整理・アセスメント・問題の抽出・計画立案の一連のプロセスを展開できる。
授業内容
The Content of the Course
周手術期/急性期にある対象者の早期社会復帰をめざす看護を実践するにあたり、苦痛の緩和、および合併症や二次障害の予防に必要とされる知識や考え方を体系的に学ぶ。心身が不安定な状況にある対象者の安全と安楽を確保し、根拠と留意点、個別性を踏まえ、患者に合わせた説明や教育的関りなどの実践ができるよう演習する。また、手術療法など侵襲的治療を必要とする対象者の看護過程について学び、情報の収集・整理からアセスメント、看護上の問題の抽出、看護計画の立案までを展開する。臨地実習における実践につなげられるよう、急性期特有の知識や思考過程、技術等を学ぶ。
授業計画
Class Plan
第1回 周手術期/急性期の看護について・演習説明 [師岡・天野・藤田・野田・舘林]
第2回 救急時の看護技術(救急蘇生法) [舘林・師岡・天野・藤田・野田]
第3回 (1) 看護過程の展開:情報収集と情報の整理 [師岡・天野・藤田・野田・舘林]
第4回 (2) 看護過程の展開:看護問題の抽出 [師岡・天野・藤田・野田・舘林]
第5回 (3) 看護過程の展開:全体像の理解 [師岡・天野・藤田・野田・舘林]
第6回 (4) 看護過程の展開:看護問題の優先順位 [師岡・天野・藤田・野田・舘林]
第7回 (5) 看護過程の展開:看護目標の検討 [師岡・天野・藤田・野田・舘林]
第8回 (6) 看護過程の展開:看護計画立案  [師岡・天野・藤田・野田・舘林]
第9回 (1) 周手術期の看護(術中)手術看護とは [天野・師岡・舘林]
第10回 (2) 周手術期の看護(術中)手術看護の技術 [天野・師岡・舘林]
第11回 (3) 周手術期の看護(術前)呼吸訓練 (呼吸法) [天野・師岡・舘林]
第12回 (4) 周手術期の看護(術前)深部静脈血栓症予防 [天野・師岡・舘林]
第13回 (5) 周手術期の看護(術後)術後観察の技術① [天野・師岡・舘林]
第14回 (6) 周手術期の看護(術後)術後観察の技術② [天野・師岡・舘林]
第15回 (7) 周手術期の看護(術後)術後観察の技術③ [野田・藤田・天野・師岡]
授業方法
Class Method
原則、対面授業とするが、授業内容により遠隔授業(オンデマンド)を組み合わせて、授業・演習・グループワークを行う。第9・10回はゲストスピーカーとして手術看護に従事する看護師を招聘する。学生が手術看護について疑問に思うことや手術看護の課題について、学生および、ゲストスピーカー、担当教員でのディスカッションを通して学びを深める。
Google Classroom クラスコード
Google Classroom - Class Code
Classroomへの招待は、 @mwu.jp のメールアドレスに通知する。
アクティブ・ラーニングの形態
Form of Active Learning
学生によるプレゼンテーション、小グループによる演習とディスカッションを行う.。
準備学習(予習・復習等)
Review and Preview
授業内容に関して事前・事後に出された課題に取り組み、期日までに提出する。また、授業を通して明らかになった自己の課題や疑問点について自主学習により復習、整理する。
評価方法
Evaluation Method
・平常点(100点) 平常点等配点内訳:看護過程演習課題(45点)、周手術期演習課題(40点)、
授業への積極的な取り組みの姿勢/プレゼンテーション(15点)
評価視点は授業内で説明する
課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法
Task Feedback
事前事後課題については、講義および演習の時間内にて随時振り返りをおこなう。
教科書
Textbook
看護学テキストNice 成人看護学 成人看護技術/野崎真奈美、林直子、佐藤まゆみ、鈴木久美(編集)/南江堂
参考書
Reference Books
地域との連携
Cooperation with the Community
受講上の注意
Notices
演習時はユニフォームを着用し、身だしなみは実習時に準じる。その他、重要事項の説明は、初回授業時におこなう。
卒業(修了)認定・学位授与の方針との関連
Relation to the Diploma and Degree Policy
1.知識・理解 1-1 人の生活を理解するための幅広い教養や基礎知識を身につけている。
1.知識・理解 1-2 生活者としての人を支援するために必要な専門的知識を習得している。
2.技能・表現 2-1 生命の尊厳と人権尊重を基盤とした倫理観と人の価値観を尊重したコミュニケーション方法を身につけている。
3. 思考・判断 3-1 人の生活や健康を支える様々な要因(身体心理社会的)についての情報を収集し、分析することができる。
3. 思考・判断 3-2 援助が必要な人の状態を明確にして、援助の根拠を特定することができる。
3. 思考・判断 3-3 生活および医療全般にわたって、その人に起こりうる事態を予測し、論理的思考力と的確な問題解決能力に基づいて、最善策を導き出すことができる。
4.態度・志向性 4-1 プロフェッショナルな看護師として社会に貢献する意欲を持っている。
4.態度・志向性 4-2 看護師として、生涯にわたって自分を高めていこうとする強い意思・意欲を持っている。
5.看護実践力・ 多職種間連携能力 5-1 他の医療職者や福祉関係の職種との連携を理解し、その人や家族への援助ができる能力を身につけている。
実務経験と授業との関連
How the Instructors' Experiences will shape Course Contents
教員の臨床経験を踏まえた授業計画であり、最新の知見や研究結果も踏まえ、経験知も織り込みながら演習を展開する。
教科書コメント

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