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年度 | 2023 |
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科目名 | 在宅看護学実習 |
担当者名 | 早川 りか・新田 紀枝・未定(看)・森下 和恵 |
単位 | 2 |
科目目的 Course Objectives |
在宅療養者と家族に対する看護の実際と展開方法、地域ケアシステムを理解し、在宅看護を実践する基礎的能力を養う。 |
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到達目標 Class Goal |
1.在宅療養者と家族の健康と生活を理解し、療養上の問題をアセスメントできる。 2.在宅療養者と家族に対する看護上のニーズを見出し、看護計画を立案できる。 3.訪問看護の特徴を理解し、説明できる。 4.在宅療養に必要な社会資源の活用、他職種との連携を理解し、説明できる。 |
授業内容 The Content of the Course |
訪問看護ステーションでの実習をとおして、在宅療養者と家族の健康課題、生活課題および看護上のニーズを理解し、必要な援助を考える。また、地域における訪問看護ステーションの役割と機能、在宅療養を支えるケアシステム、サポートネットワーク、関係他職者との連携の実際に理解を深め、在宅における看護実践者としての基礎的看護能力を養う。 |
授業計画 Class Plan |
【1週目】 ①現地および学内において実習オリエンテーションを受け、地域や療養者宅で行われる看護実践の概要について学ぶ。 ②訪問看護師に同行し訪問看護実践の見学をとおして、療養者の生活や価値観に配慮した援助の実際について学ぶ。 ③複数回訪問する療養者1名に対し、ICFワークシートの作成をとおして、情報の整理とアセスメントを行う。 ④受け持ち療養者の看護計画を立案し、援助の根拠や療養者の看護課題解決に向けての最善策を考える。 ⑤毎日のカンファレンスおよび中間カンファレンスを実施し、グループメンバーや指導者と情報共有を行うとともに、自己の学びを今後の課題を明確にする。 【2週目】 ①訪問看護師に同行し訪問看護実践の見学とおして、療養者の生活や価値観に配慮した援助の実際について学ぶ。 ②看護計画を立案した療養者に対して、立案した看護計画に基づき、同行している訪問看護師の指導を得て看護ケアを実施する。 ③毎日のカンファレンスおよび最終カンファレンスをとおして自己の学びや課題を明確にする。 ④介護・福祉の生活体験施設の訪問をとおして、医療・福祉・介護の連携について理解を深める。 ⑤実習最終日は学内で学びの発表とディスカッションを行い、地域で生活する療養者・家族への支援に向けて看護師の果たすべき役割について考える。 ⑥実習記録の整理を行い、学びを整理し、目標達成状況と今後の課題を明確にする。 |
授業方法 Class Method |
訪問看護ステーションでの実習を中心とする。訪問看護師との同行訪問による体験型授業とし、実習中は、カンファレンスでのグループプレゼンテーション、ディスカッション、レポート作成を組み入れながら進行する。 本実習は、在宅看護学概論、在宅看護学Ⅰ、在宅看護学Ⅱと連動しており、これらの科目で学習した内容について、実際の臨床の場での見学や体験をとおして学びを深める。 |
Google Classroom クラスコード Google Classroom - Class Code |
授業開始までに、classroomに招待するので確認しておくこと。 |
アクティブ・ラーニングの形態 Form of Active Learning |
体験型学習、プレゼンテーション、ディスカッション、レポートライティングが中心であるので、学生が主体的に参加することとする。 |
準備学習(予習・復習等) Review and Preview |
実習前: ①事前課題を行い、提出する。 ②実習に必要な知識、技術等について在宅看護学Ⅰ、在宅看護学Ⅱの教科書、参考書、資料をもとに、実習で活用できるようにまとめておく。 ③実習に必要な技術について自主的に練習する。 実習中: ①実習で見学、実施した看護実践について在宅看護学Ⅰ、在宅看護学Ⅱの教科書、参考書、資料を使用して学習する。 ②カンファレンス資料の作成に必要な学習を行う。 ③実習記録や課題達成に必要な学習を行う。 実習後: ○実習記録を整理し、不足している学習を行う。 |
評価方法 Evaluation Method |
・平常点(100点) 平常点等配点内訳:実習への参加状況20点、実習目標の到達度80点 評価の観点については実習要項に示す。 |
課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法 Task Feedback |
事前課題は実習開始前に、実習記録は実習終了後にコメントを記載し、返却をする。 |
教科書 Textbook |
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参考書 Reference Books |
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地域との連携 Cooperation with the Community |
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受講上の注意 Notices |
1.在宅看護学概論、在宅看護学Ⅰ、在宅看護学Ⅱで学習したことを復習しておくこと。 2.訪問マナーの留意点を見直し、訪問場面のイメージトレーニングをしておくこと。 |
卒業(修了)認定・学位授与の方針との関連 Relation to the Diploma and Degree Policy |
1.知識・理解 1-1 人の生活を理解するための幅広い教養や基礎知識を身につけている。 1.知識・理解 1-2 生活者としての人を支援するために必要な専門的知識を習得している。 2.技能・表現 2-1 生命の尊厳と人権尊重を基盤とした倫理観と人の価値観を尊重したコミュニケーション方法を身につけている。 3. 思考・判断 3-1 人の生活や健康を支える様々な要因(身体心理社会的)についての情報を収集し、分析することができる。 3. 思考・判断 3-2 援助が必要な人の状態を明確にして、援助の根拠を特定することができる。 3. 思考・判断 3-3 生活および医療全般にわたって、その人に起こりうる事態を予測し、論理的思考力と的確な問題解決能力に基づいて、最善策を導き出すことができる。 4.態度・志向性 4-1 プロフェッショナルな看護師として社会に貢献する意欲を持っている。 4.態度・志向性 4-2 看護師として、生涯にわたって自分を高めていこうとする強い意思・意欲を持っている。 5.看護実践力・ 多職種間連携能力 5-1 他の医療職者や福祉関係の職種との連携を理解し、その人や家族への援助ができる能力を身につけている。 |
実務経験と授業との関連 How the Instructors' Experiences will shape Course Contents |
看護師,保健師としての臨床経験や研究内容を反映して実習指導を行う。 |
教科書コメント |
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