| シラバス参照 |
| 年度 | 2023 |
|---|---|
| 科目名 | 統計解析 |
| 担当者名 | 長谷川 裕紀 |
| 単位 | 2 |
|
科目目的 Course Objectives |
ビッグデータ時代の到来により、企業や自治体活動においては多種多量なデータを活用し、将来を予測することやより有効な行動を選択することが必要になっている。本講義では、「統計入門」で学んだ記述統計学の知識をベースとして、推測統計学や多変量解析の基礎を学ぶ。また、問題の発見、調査の計画、データの収集と分析、結論の導出など、一連の過程を通して、学生が企業や自治体におけるデータの利活用について理解できるようになることを目的とする。 |
|---|---|
|
到達目標 Class Goal |
学生が収集、分析したデータを適切な方法で可視化し、データの中から課題の抽出や有効な改善策を提案することができるようになる。また、必要に応じて統計解析ソフトウェアを利用し、目的に応じた統計解析ができるようになる。 |
|
授業内容 The Content of the Course |
企業経営においては、データ分析をもとに価値のある情報を見出すことや将来を予測することが必要になっている。本科目ではより高度な統計解析手法として推測統計学および多変量解析の基礎を学習する。また、企業や自治体等と連携したデータ解析演習を行い、社会で実際に使われるデータを利用して、どのような課題があり、どのような改善策が必要なのかを「データ」から考える。さらに、マルチメディア館の教室で演習を行い、Excelを利用したデータ分析のスキルを習得する。 |
|
授業計画 Class Plan |
全15回、対面授業 第1回 ガイダンス -授業の進め方と学習法、予習・復習について -DX(デジタル・トランスフォーメーション)とは 第2回 記述統計学 -データの分布、代表値と散布度 -クロス集計表の解析、相関分析 -小テスト 第3回 統計学的推定 -点推定と区間推定 -社会で推定はどのように使われているか 第4回 バラツキのあるデータをどのように比べるのか -検定の考え方、検定法の選択方法 第5回 2群のデータの検定 -t検定 第6回 3群以上のデータの検定 -分散分析と下位検定 第7回 回帰分析 -単回帰分析と重回帰分析 第8回 課題演習(1) ・第8回から第13回は、企業または自治体と連携したデータ解析演習を行う ・データは社会で実際に使用されているデータやそれを模したダミーデータを用い、 統計解析を行う ・必要に応じて企業・行政関係者からの説明やデータを取得した現地の確認を行う 第9回 課題演習(2) 第10回 課題演習(3) 第11回 課題演習(4) 第12回 課題演習(5) 第13回 課題演習(6) 第14回 プレゼンテーション発表会とディスカッション ・パワーポイントを使ってグループ発表を行い、企業・自治体関係者とディスカッションすることで、 データを用いたコミュニケーション力の向上をめざす 第15回 授業のまとめ |
|
授業方法 Class Method |
マルチメディア館の教室で実施する対面授業。授業の前半で、各回の統計解析に関する用語や解析方法を説明し、後半ではExcelを利用して演習問題に取り組む。授業内で行った演習ファイルはClassroomに提出してもらい、理解度の確認をしながら授業を進める。第8回以降のデータ解析演習ではグループワークを行い、グループメンバーとの意見交換や教員とのディスカッション、プレゼンテーション発表会を行う。 |
|
Google Classroom クラスコード Google Classroom - Class Code |
ガイダンス時に一覧表を配布する。 |
|
アクティブ・ラーニングの形態 Form of Active Learning |
Excelの演習問題、グループワーク、プレゼンテーション |
|
準備学習(予習・復習等) Review and Preview |
予習:授業計画に記載されているキーワードについて、事前にインターネット等を利用して調べる。授業後半の課題演習では、グループワークに向けて事前に自分の考えや意見などをまとめておく。 復習:講義で行ったExcelでの統計解析について復習し、課題が出された場合は次回の講義までに取り組む。また、講義内で提示されるレポート課題を復習として取り組む。 |
|
評価方法 Evaluation Method |
・平常点(100点) 平常点等配点内訳:授業内で行う統計解析演習(30点:6点×5回)、小テスト(10点)、レポート(30点)、プレゼンテーション(20点)、授業への積極的参加度(10点) |
|
課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法 Task Feedback |
授業中に課したExcelの演習問題は、次回の授業で解説する。レポートおよびプレゼンテーションについては、評価のポイントを説明した資料を、提出日以降に、Classroomに掲示する。 |
|
教科書 Textbook |
|
|
参考書 Reference Books |
|
|
地域との連携 Cooperation with the Community |
関西地域の企業または自治体と連携し、データ解析演習を行う。 |
|
受講上の注意 Notices |
本科目は「統計入門」の発展的内容である。「統計入門」の単位修得を受講条件とはしないが、「統計入門」のシラバスに記載されている内容の理解やExcelを使った統計解析が実行できることを前提とする。また、受講学生および教員との意見交換やグループワーク、ディスカッションを行うため、積極的な参加態度を期待する。 |
|
卒業(修了)認定・学位授与の方針との関連 Relation to the Diploma and Degree Policy |
1.知識・理解 1-1 経営学に関する基礎的・専門的知識を有し、多様な経営課題を的確に理解できる。 1.知識・理解 1-2 自らが目指す将来キャリアで活躍するために必要な基礎的・専門的知識を習得している。 |
|
実務経験と授業との関連 How the Instructors' Experiences will shape Course Contents |
|
|
教科書コメント |
| シラバス参照 |