シラバス参照 |
年度 | 2023 |
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科目名 | M&Aと企業価値評価 |
担当者名 | 柏原 雄一郎 |
単位 | 2 |
科目目的 Course Objectives |
この授業では、学生がM&Aの主要なプロセスを追体験することによって、M&Aを通じた成長戦略実現や企業価値向上に貢献できる人材となっていくための基盤づくりを目的とする。 |
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到達目標 Class Goal |
学生が、M&Aを体系的に学習し、経営戦略やファイナンス的思考などの実践的スキルを身につけることによって、M&Aとは何か、M&Aを行っている企業が何を考え、どのように行動し、企業価値を高める努力をしているかが理解できるようになる。 |
授業内容 The Content of the Course |
M&A(合併・買収)は企業の競争力強化、持続的成長を達成していくための有効な手段である。M&Aは総合格闘技と呼ばれることもあるように、経営戦略、ファイナンス、会計、税務、法務、労務等の多面的な知識が必要とされ、なかでも企業価値評価(バリュエーション)は最重要のトピックである。講義では、複雑でダイナミックなM&Aというものを、様々な事例やグループワークを通じて、受講者が実際のプロセスを当事者として追体験できるよう理解を深める。 |
授業計画 Class Plan |
第1回 【導入】 M&Aの全体像と進め方 第2回 【導入】 会計とファイナンス入門 第3回 【プレディール】 M&A戦略①:企業戦略(シナジーとポートフォリオ) 第4回 【プレディール】 M&A戦略②:ターゲットの選定・評価とアプローチ 第5回 【プレディール】 M&A戦略③:グループワーク(成長戦略実現に向けたM&A) 第6回 【オンディール】 バリュエーション①:類似会社比較法と純資産法 第7回 【オンディール】 バリュエーション②:DCF法(ディスカウンテッド・キャッシュフロー法) 第8回 【オンディール】 バリュエーション③:演習 第9回 【オンディール】 M&Aストラクチャーの設計 第10回 【オンディール】 デューデリジェンス①:ビジネスデューデリジェンス 第11回 【オンディール】 デューデリジェンス②:財務デューデリジェンスおよびその他デューデリジェンス 第12回 【オンディール】 M&A交渉・契約締結・クロージング 第13回 【ポストディール】 PMI(ポストマージャ-インテグレーション)によるバリューアップ 第14回 【オンディール】 セルサイドからの留意点 第15回 【総括】 まとめ |
授業方法 Class Method |
【対面授業】 原則として、配布資料をベースに講義形式で授業を進めていく。ただし、必要に応じてグループワークを実施し、論点設定したうえでのディスカッション・意見発表を行う機会を設ける。 |
Google Classroom クラスコード Google Classroom - Class Code |
nwyn3yc |
アクティブ・ラーニングの形態 Form of Active Learning |
・ディスカッション ・グループワーク ・プレゼンテーション |
準備学習(予習・復習等) Review and Preview |
予習:次回授業の理解を深めるための「問い」を与えるため、自分なりの考えを整理しておくこと 復習:講義内容の復習に加え、理解度の確認を目的としたミニテスト・ミニレポートを数回実施する |
評価方法 Evaluation Method |
・平常点(100点) 平常点等配点内訳:ミニテスト(40点) ミニレポート(30点) 授業への積極的参加度(30点) |
課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法 Task Feedback |
ミニテストおよびミニレポートは評価後、授業中に解説を含めたフィードバックを行う。 |
教科書 Textbook |
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参考書 Reference Books |
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地域との連携 Cooperation with the Community |
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受講上の注意 Notices |
参考書(参照ページは講師よりコピーを配布) (1)「企業買収の実務プロセス(第3版)」 ISBN:978-4-50-239011-1 (2)「M&A戦略の立案プロセス」 ISBN:978-4-50-230851-2 |
卒業(修了)認定・学位授与の方針との関連 Relation to the Diploma and Degree Policy |
1.知識・理解 1-1 経営学に関する基礎的・専門的知識を有し、多様な経営課題を的確に理解できる。 1.知識・理解 1-2 自らが目指す将来キャリアで活躍するために必要な基礎的・専門的知識を習得している。 |
実務経験と授業との関連 How the Instructors' Experiences will shape Course Contents |
金融機関(信託銀行)、監査法人系コンサルティングファーム、金融系シンクタンクにおいて、コーポレートストラテジー、コーポレートファイナンス分野での豊富なコンサルティング経験(20年以上)を持つ |
教科書コメント |
シラバス参照 |