シラバス参照 |
年度 | 2023 |
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科目名 | バイオメカニクス |
担当者名 | 伊東 太郎 |
単位 | 2.0 |
科目目的 Course Objectives |
バイオメカニクスとは、運動に関する生体系の構造や機能を力学の法則に照らして研究する応用学である。人間の身体運動に関して、運動と身体の関わり合いや動きのメカニズムを、力学・生理学・解剖学などの基礎知識を活用し、スポーツするからだへの新しい視点を持つことを目指す。歩行、走行、跳躍、投運動、打運動などについて、身体運動のしくみをよりよく理解すること。 |
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到達目標 Class Goal |
スポーツにおけるパフォーマンスを向上させるために、力学的にどのような要因を改善することが必要なのか、思考できることを目標とする。受講生の運動・スポーツの「動きをみる目」が変わり、スポーツ指導の現場で活かしていけることを期待する。 |
授業内容 The Content of the Course |
身体運動の仕組みについて力学的理解を中心に学修していく。バイオメカニクスの学修には、解剖生理学・機能解剖学・運動生理学の知識が欠かせないため、その内容も織り交ぜながらクラスルームを使用したオンデマンド授業を進める。 |
授業計画 Class Plan |
1.バイオメカニクスとは? バイオメカニクスがスポーツ指導に果たす役割. 2.骨と筋による関節の動き、筋収縮と筋電図 3.力学の基礎(1)力の分解と合成、生体におけるテコ 4.力学の基礎(2)仕事、パワー、エネルギー 5.力学の基礎(3)身体重心位置の求め方、重心の速度と加速度 6.力学の基礎(4)床反力と重心加速度 7.力学の基礎(5)ニュートンの運動方程式 8.力学の基礎(6)水平投射と斜方投射 9.力学の基礎(7)力学的エネルギー保存の法則 10.バイオメカニクスの実際 11.歩行・走行のバイオメカニクス 12.跳・投・打動作のバイオメカニクス(1) 13.跳・投・打動作のバイオメカニクス(2) 14.水泳のバイオメカニクス 15.飛行中のボールと流体力学 |
授業方法 Class Method |
授業では実験デモンストレーション結果を提示し、現象の法則性を見出そうとする、「課題発見・解決型授業」に力点をおいて学修を進める。 |
Google Classroom クラスコード Google Classroom - Class Code |
【クラスコード】ki4ny2s |
アクティブ・ラーニングの形態 Form of Active Learning |
双方向授業、課題発見・解決型授業、講義型授業(授業内容に適応する) |
準備学習(予習・復習等) Review and Preview |
授業では、前回の授業内容に基づき内容を更に発展していく。そのため、授業の復習を欠かさないこと。 |
評価方法 Evaluation Method |
・平常点(100点) 平常点等配点内訳:毎授業でのGoogleフォームを利用した小テストを実施。 小テスト100点満点。 |
課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法 Task Feedback |
毎回、オンデマンド授業で小テスト課題を課す。課題の解説等に関するフィードバックを必ず次回のオンデマンド授業で実施する。あるいは回答したGoogleフォームに解説を付与する場合もある。 |
教科書 Textbook |
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参考書 Reference Books |
バイオメカニクスと動作分析の原理/石毛 勇介監訳 Griffiths IW 著/ナップ 基礎運動学 第6版/中村隆一・齋藤宏・長崎浩著/医歯薬出版 |
地域との連携 Cooperation with the Community |
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受講上の注意 Notices |
小テスト課題は、力学計算が非常に多いので、電卓を使用すること。 オンデマンド課題は、動画などを視聴した後、その内容に関するGoogleフォーム課題を出題する。 課題の提出期限は翌週までの1週間とし、提出のない場合は欠席とみなす。 |
卒業(修了)認定・学位授与の方針との関連 Relation to the Diploma and Degree Policy |
1.知識・理解 1-1 健康・スポーツに関する基礎的・専門的な知識を修得している。 1.知識・理解 1-2 健康・スポーツに関する幅広い見識を得るとともに、体系的に整理・理解している。 2.技能・表現 2-2 知性・情操・徳性の涵養と、施すべき対象へのコミュニケーション能力を身につけている。 3. 思考・判断 3-1 実践力を向上させるための、論理的・実証的に思考する能力を身につけている。 3. 思考・判断 3-2 指導現場においては、成果を得ることが大切であり、そのための問題解決の能力を身につけている。 4.態度・志向性 4-1 学修の価値を正しく評価し、国際的な視野に立ちながら常に向上的態度を保ち続けている。 |
実務経験と授業との関連 How the Instructors' Experiences will shape Course Contents |
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教科書コメント |
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