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年度 2023
科目名 建築法規
担当者名 河野 泰則
単位 2
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科目目的
Course Objectives
秩序ある街や安全で安心して住める建物をつくるために、各種の建築法規があるが、この講義では建築法規のうち主体となっている建築基準法を中心に、どのような規制•誘導が行われているのかを学ぶ。また併せて、建築に関わるものとしての技術者倫理について考える。
到達目標
Class Goal
都市や建物をコントロールしている法律について理解を深めるとともに、主として住宅を設計したり購入する際に役立つ建築法規(ルール)を学ぶ。
授業内容
The Content of the Course
日常生活の中で何気なく見ている街の風景や室内の空間などを注意深く観察すると、そこには建築に関する法律がたくさん顔をのぞかせている。本講義では、出来るだけ身近な事例をビジュアルな資料を活用しながら説明する。
授業計画
Class Plan
第1回 ガイダンス、建築法規の流れと背景、用語の定義について (甲子園球場は建築物?)
第2回 一般構造について (窓の大きさや階段の勾配も法律で決まっている?)
第3回 用途制限について (パチンコ屋はどこにでも建てられる?)
第4回 形態制限について (敷地いっぱいに建物を建ててもいい?)
第5回 高さ制限について (建物の外壁が斜めになっているのは?)
第6回 防火制限について (火事が燃え広がらないようにするには?)
第7回 これまでのまとめ (小演習、質疑応答)
第8回 構造制限について (地震や台風でも壊れないようにするには?)
第9回 道路制限について (道路が狭いと家が建てられない?)
第10回 建築の手続きと資格について (私にも家の設計ができる?)
第11回 美しいまちづくりについて (派手なデザインの建物でもいい?)
第12回 福祉のまちづくりについて (だれにでも使いやすい建物とは?)
第13回 建築倫理について (耐震偽装事件や違法建築の生まれる背景とは?)
第14回 その他の建築法規(民法、消防法、建物緑化、建物性能評価など)、質疑応答
第15回 全体のまとめ

授業方法
Class Method
講義型授業を中心にしながら、理解を深めるため演習を織り交ぜながら行う。
Google Classroom クラスコード
Google Classroom - Class Code
履修登録した学生の@mwu.jpのメールアドレスに通知する。
アクティブ・ラーニングの形態
Form of Active Learning
準備学習(予習・復習等)
Review and Preview
常日頃から街や建築に関心を持ち、そこに潜んでいる法律(ルール)について考えてみること。
復習:講義の理解度を確認する意味で演習問題を考えておくこと
評価方法
Evaluation Method
・レポート[作品含む](70点)
・平常点(30点) 平常点等配点内訳:配点内訳:授業への積極的参加度(30点)
課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法
Task Feedback
(1)調査課題については、評価後、授業中に解説を行う。
(2)レポートについては、授業中に講評会を行うとともに、評価後、コメントを記載したものを返却する。
(3)定期試験については、試験終了後、模範解答を配布する。
教科書
Textbook
毎回プリントを配布する
参考書
Reference Books
世界で一番やさしい建築基準法/谷村広一/エクスナレッジ
基本建築関係法令集 法令編/国土交通省住宅局/井上書院
地域との連携
Cooperation with the Community
地域における関連事例の参照
受講上の注意
Notices
建築士資格を受験しようと考えている人は、法令集を持参すること
卒業(修了)認定・学位授与の方針との関連
Relation to the Diploma and Degree Policy
1.知識・理解
1-1 生活に関わる事象に対して、文化的・社会的な観点からの専門的知識を有している。
3.思考・判断
3-1 新たな課題に対し、論理的に考え、問題を解決する能力を身につけている。
実務経験と授業との関連
How the Instructors' Experiences will shape Course Contents
一級建築士として、設計・工事監理に携わった経験を活かして、建築関連法規に関する基本的な知識を講義する。
教科書コメント

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