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年度 2023
科目名 教育社会学特論
担当者名 安東 由則
単位 2.0
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科目目的
Course Objectives
教育社会学の歴史や方法論についての理解を深めるとともに、教育実践など臨床の場に生かせる視点や調査方法を検討する。
到達目標
Class Goal
1.研究論文の講読、議論を通じて、批判的に文献を検討できる。
2.方法論の特徴やメリット、デメリットを把握できる。
3.現場での応用やその注意点について検討できる。
4.研究内容をコンパクトにレジュメにまとめることができる。
授業内容
The Content of the Course
・前半では、教育社会学の方法論的特徴を講義し、教育社会学への理解を促すとともに、臨床教育学における教育社会学の貢献のあり方について考察、検討する。
・後半では、教育社会学領域における研究論文を教員が提示し、その中から受講生が文献を選び、レジュメにまとめて発表し、議論する。これを通じて、方法論の特徴、研究視点、調査方法などの理解を促すとともに、自身の研究や現場実践に役立つ視点を得る。
授業計画
Class Plan
第1回 はじめに
  ・授業計画についての解説
第2~4回 社会学の考え方・捉え方
  ・社会学の歴史も含め、社会学的な前提や方法論について解説する
第5~6回 教育学と教育社会学
 ・教育学の中における教育社会学の位置づけ
  ・教育社会学と臨床教育学との関連
第7~9回 教育社会学の方法論
  ・質的調査と量的調査に分けて、既存の研究論文を使用しながら検討していく
第10~14回 先行研究論文の検討
 ・各人に教育社会学の論文を振り当て、そのまとめと発表を通じて議論が行われる
 ・研究視点、研究方法、分析方法、解釈の仕方、論文構成、論理展開等を批判的に検討する
  ・各自の研究への応用に向けての議論なども行う
第15回 まとめ
  ・授業のまとめと質疑応答
授業方法
Class Method
・前半は講義とそれに対する質疑応答が中心となる。
・後半は受講者が既存の論文をまとめて発表する。これに対する質疑応答からなる。発表者は事前に論文を精読し、その方法論や解釈の妥当性などについて調べておき、ディフェンスすることが求められる。
※コロナの状況、受講者の職場の状況によって登学できない学生を考慮し、ライブ型授業を併用する。
Google Classroom クラスコード
Google Classroom - Class Code
fpc4uzp
アクティブ・ラーニングの形態
Form of Active Learning
発表とそれに対する質疑応答、焦点を絞ったトピックについて議論を行う。
準備学習(予習・復習等)
Review and Preview
参加者は、事前に取り上げられる論文を読み、コメントや質問を用意し、授業で議論することが求められる。
評価方法
Evaluation Method
・レポート[作品含む](40点)
・平常点(60点) 平常点等配点内訳:作成したレジュメに基づく発表(40点)と授業への積極的貢献(20点)
課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法
Task Feedback
授業中のレジュメに基づくプレゼンテーションに対しては、議論やコメントを通じてフィードバックし、授業後の提出レポートについてはコメントをつけて返却する。
教科書
Textbook
適宜、資料を提供する
参考書
Reference Books
地域との連携
Cooperation with the Community
受講上の注意
Notices
質疑、意見の発表など、積極的な参加が求められる。
卒業(修了)認定・学位授与の方針との関連
Relation to the Diploma and Degree Policy
1.知識・理解 1-1 複合領域としての臨床教育学を構成する、教育学・福祉学・心理学諸領域の専門的知識を修得している。
1.知識・理解 1-2 修得された知識を、実社会や臨床現場との関係から理解し、活用することができる。
実務経験と授業との関連
How the Instructors' Experiences will shape Course Contents
教科書コメント

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