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年度 2023
科目名 日本舞踊に学ぶ着付けと作法
担当者名 安田 由基子
単位 1
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科目目的
Course Objectives
この科目は、和の文化 日本舞踊に触れながら、一人でできる着付け・人に着せる着付けを学ぶ。そして楽しみながら自然にマナーを学び、美しい身のこなしや人とのつき合い方を身につけることを主な目的としている。
到達目標
Class Goal
〝舞い″・〝踊り″・〝仕種″から構成される日本舞踊の作品に触れ、伝統芸術を理解し、国際化時代にふさわしい品格を忘れない魅力的な女性を目標とする。
授業内容
The Content of the Course
・さまざまな動きを取り入れた日本人の文化遺産である“日本舞踊”を通して、和の心に親しみ '正しい姿勢とご挨拶' '美しい所作を生む和服の着こなし’ ‘たおやかな立ち居振る舞いと心得’ ・・・大人の女性として恥ずかしくない礼儀や作法を身につける。まずは簡単なわらべ唄を中心に踊りに親しむ。

・似合う浴衣の選び方からコーディネートの楽しさ、基本の着付けと帯結び、着物の種類とTPO別マナー、お手入れ、簡単にできるヘアスタイルとメイクなど浴衣のすべてを修得する。

・他学部、学年を超えての交流をはかるお茶会では、実際に茶菓をいただきながら所作や作法、マナーを学ぶ。

・夏期には米国留学生との合同授業を行なう。
授業計画
Class Plan
対面15回

1 日本舞踊の基礎

 第1回 オリエンテーション 授業の進め方について
     着物(浴衣)の着付けから始める
 第2回 自分で着る着付けと帯結び(~第8回まで継続)
 第3回 人に着せる着付けのポイントと背後からの帯結びの練習
 第4回 着物の基礎知識と美しい立ち居振る舞い
     日本舞踊を学ぶにあたっての礼儀・正しい姿勢・お辞儀・立つ・座るなど
 第5回 着付けと帯結びの学習
      お洒落結びとアレンジ結び
      着付け前の準備とあと始末
      着くずれの直し方
      着物のたたみ方
      お手入れ方法
 第6回  着物で町歩きを楽しむためのポイント
      浴衣のヘアとメイク
      着物の柄付けと種類、素材、TPO別マナー
      扇子や袖の扱い方の基本と名称

2 動きの基本
 
 第7回 歩く・滑る・回るなど女踊りの基本的な動きを、わらべ唄や歌曲により習得する
 第8回 拍子のとり方基本と応用(1)
      「結んで開いて」のわらべ唄により色々な拍子のとり方を学ぶ
 第9回 拍子のとり方基本と応用(2)
 第10回 応用として「ちょうちょ」をかっこをつけて踊る(1)
 第11回 応用として「ちょうちょ」をかっこをつけて踊る(2)

3 「さくら変奏曲」を踊る

 第12回 以上の基本を身につけた後に、日本の古典「さくらさくら」を優雅に踊る(1)
 第13回 以上の基本を身につけた後に、日本の古典「さくらさくら」を優雅に踊る(2)
 第14回 以上の基本を身につけた後に、日本の古典「さくらさくら」を優雅に踊る(3)

4 前期は留学生との合同授業で「結んで開いて」を指導(グループ単位)
  この時間は指導される側から指導する立場にかわり、指導法を学習する

5 舞踊譜の読み取り方

6 所作と作法、マナーを学ぶ 
           
 第15回 お茶会
     浴衣を着用しての授業は第14回で終了
     質問のある学生に個別指導の対応をする
     
     ※履修者の状況によって、多少授業計画の進め方に変更が生じる場合もある
授業方法
Class Method
(1)着付けと帯結びの習得は、ペアや小グループ化して学習する(グループワーク等の参加型授業)
(2)原則実技形式で対面授業を進めるが、適宜短時間の講義説明を交え、コミニュケーションを取りながら双方向的に進めていく。
(3)DVD教材を使用し、視覚的アプローチを加えた授業を実施する。


Google Classroom クラスコード
Google Classroom - Class Code
共通教育科目のクラスコードは、「共通教育サイト」に一覧掲示する。
抽選終了後、受講が決まった科目のクラスコードを確認しClassroomへ入室すること。
科目担当者からの招待は行わない。
「共通教育サイト」
https://kyotsu.mukogawa-u.ac.jp/index.html

◆Classroomへの参加登録の遅れや入室間違いは、教員からの指示が得られず課題等が未提出となる。それらが単位修得に係る評価に影響するので、十分に注意すること。
アクティブ・ラーニングの形態
Form of Active Learning
グループワーク
準備学習(予習・復習等)
Review and Preview
予習: 普段から日本舞踊に関するメディア、番組の鑑賞などをして理解を深める。関心を高めておくこと。
    日本舞踊に興味を持ち、知識を身につけるよう努力する。

復習: 前回授業時に学んだことを振り返り、確認しておくこと。


評価方法
Evaluation Method
・平常点(100点) 平常点等配点内訳:学期中に2回実施する着付けと帯結びのテスト(中間25点、最終25点)、ペアでの着付けテスト(20点)、平素の取り組み姿勢・授業への積極的参加度20点(①着付けがひとりでスムーズに出来るだけでなく、ペアの人との着付けを互いに意見を出しあいながら上達する。②着付け・着物に関するアイデアや提案を自発的に発表する。③授業でならう型以外の帯結びを研究する)、レポート(10点)
課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法
Task Feedback
(1) 授業時学習課題のパフォーマンスに対し、随時フィードバックを行う。
(2) 授業中に行うテストに関しては、テスト後に解説し個々にフィードバックする。
*  着付け、帯結びに関する質問は常時受け付ける。
教科書
Textbook
参考書
Reference Books
地域との連携
Cooperation with the Community
受講上の注意
Notices
・浴衣・半幅帯・腰紐2〜3本・足袋・着物下着を持参のこと。
 浴衣・帯は相談に応じるが、数に制限あり。下着はTシャツ・スパッツ・靴下で代用可能。
・授業内で理解できない場合には、浴衣をたたむ時間を利用して質問すること。

 ※貸出しの浴衣は各自クリーニング又は洗濯をすませ、必ず第15回の授業時に返却する事(評価に含む)

【重要】
令和5年度より、受験資格制度は成績評価対象資格に変更となる。また、学修機会保障制度が始まる(授業公欠制度は廃止となる)。
★「成績評価対象資格」:共通教育科目も、週1回開講科目は5回以上、週2回開講科目は9回以上欠席すると、成績評価対象資格を喪失し、成績評価が受けられなくなる。
★「学修機会保障制度」:授業公欠制度は廃止され、新たに学修機会保障制度が始まる。
以上の2点については、Student-Guideを熟読しておくこと。
卒業(修了)認定・学位授与の方針との関連
Relation to the Diploma and Degree Policy
実務経験と授業との関連
How the Instructors' Experiences will shape Course Contents
教科書コメント

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