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年度 2023
科目名 栄養教育実習(学校現場)
担当者名 長井 勘治
単位 1.0
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科目目的
Course Objectives
1.小・中学校での栄養教育実習は、栄養教諭教職課程において、中心的意義をもつことを知る。
2.栄養教諭課程の講義を通して得た多くの知識のみならず、栄養士課程科目で得た知識を統合し、教育実習に取り組み、栄養教諭として一層の向上を目指す。
到達目標
Class Goal
栄養教諭として必要な「学校給食管理能力」および「食に関する指導」を一体化とした食に関する授業実践力を修得する。
授業内容
The Content of the Course
① 学校という教育の現場に教育実習生として臨み、実地の体験を通して、実習担当教員の指
  導を受けながら、栄養教諭に必要な知識・技能・態度を修得する。
② 特に、栄養に係る指導や生徒指導等の実践経験を通して、児童・生徒への理解と人間尊重
の精神および教師としての使命観を形成するとともに、具体的かつ専門的な指導力を修得す
る。
③ 実習期間中およびその前後においては、実習指導教員並びに学校教育センター委員の指導を
  受ける。

授業計画
Class Plan
実際の栄養教育実習計画については、個々の学校現場の指導に基づくため、統一的な授業計
 画を示すことは困難である。下記の計画は、標準的な計画として提示するものである。

1 「栄養教育実習」履修までの事前確認事項
  (1)「栄養教育実習」履修要件を充足できているか。
  (2)「教育実習」の事前指導として必要な「教育実習Ⅰ」を履修し、教職に係る実践
    的内容を、栄養教諭の視点から理解できているか。
  (3) 教職課程履修カルテを作成し、教職への志を持てているか。
2 大学が実施する「教育実習事前ガイダンス」に、必ず出席する。
3 実習校への事前挨拶と指導(スケジュール・配属学級・実習指導教員の確認)
4 実習校が実施する「実習オリエンテーション」に参加する。
  (1)学校長への挨拶と自己紹介(朝礼挨拶を含む)
  (2)校長訓話・実習担当教諭の紹介とお話・事務連絡等(教育実習実施計画の説明)
  (3)教育実習生からの質問と調整(学校行事・研究授業・校外実習等の確認)
5 実習校による教育実習実施計画に従い、実習活動を展開する。
  (1)配属学級での自己紹介-栄養教諭の視点から学級経営と生徒理解の大切さを学ぶ-
  (2)給食時間や、道徳・特別活動・総合的な学習の時間などでの観察・参加・実践・省察
  (3)栄養教育に係る授業での観察・参加・実践(部分と全体)・省察
  (4)クラス担任や養護教諭との連携・協力について、具体的講話を受ける。
  (5)栄養教育に係る研究授業と反省会-授業実践の醍醐味と厳しさを知る-
  (6)実習校による教育実習反省会-教職実践力を問う-
6 「教育実習記録」の記述と整理を毎日欠かさず、校長・実習担当教諭等の指導を受ける。
7 「教育実習記録」をまとめ、学校長の指導を経て、所定の期日までに大学へ提出する。
8 「教育実習」の事後指導として、以下の指導を受ける。
  (1)「教育実習報告書」を大学の担当教員に提出し、事後指導を受ける。
  (2)「教育実習」では、様々な出会いがあり、教職への道を再確認する機会である。教育
    実習体験を具体的に踏まえて、自らの教師としての資質と能力を問い、課題を把握す
    ることが、さらなる教職への道を歩む、原動力となる。
9 お世話になった校長先生および指導教諭・諸先生方、クラスなどへ礼状を出す。
授業方法
Class Method
上記の授業計画に従い、適宜、「実習」を中心に、下記の適切な方法により実施する。
 1.具体的には、講話・観察・参観・部分実習・全体実習・教壇実習・研究授業・教材研究
   などが、適宜実施される。
 2.いずれの方法が実施されても、記録・資料・メモ等々のデータを大切に保存しよう。
 3.上記データは、教育実習の振り返りの際に積極的に活用しよう。
 4.上記データには、個人情報等が含まれている場合が多いので、その取り扱いに注意しよう。

Google Classroom クラスコード
Google Classroom - Class Code
アクティブ・ラーニングの形態
Form of Active Learning
(1)授業や教師と児童・生徒とのやりとり、児童・生徒が学ぶ様子を観察し、自らの課題を明らかにする。
(2)研究授業の実施と振り返り・反省会を通して、授業実践についての様々なものの見方を理解する。
(3)引率指導教員と実習での学び・反省・疑問点等を議論し、自分の課題を明らかにする。実習生が複数名の場合は、グループディスカッションも取り入れる。

準備学習(予習・復習等)
Review and Preview
1.栄養教諭が行うべき指導等の業務に必要な知識を整理しておく。
2.児童または生徒が健全な食生活を自ら営むことができる知識および態度を養うため、
 学校給食において摂食する食品と健康保持増進との関連性についての指導
3.食に関して特別な配慮を必要とする児童または生徒に対する個別的な指導
4.その他の学校給食を活用した食に関する実践的な指導

評価方法
Evaluation Method
・平常点(100点) 平常点等配点内訳:実習記録50点、実習先の評価50点
課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法
Task Feedback
教育実習引率教員に実習終了報告をした際、引率教員より指導を行う。また「栄養教育実習事前事後指導」でも事後指導を行う。
教科書
Textbook
参考書
Reference Books
地域との連携
Cooperation with the Community
1.地域と連携する実習校の姿に触れ、具体的・日常的な連携の意義を知る。
受講上の注意
Notices
1.教職課程履修学生は、この授業科目終了後、教職課程履修カルテの自己評価シート欄に必要事
  項を必ず入力すること。
2.また成績発表以降に、成績とともに担当教員によるコメントを参照し自己の学習状況について
  把握する。
卒業(修了)認定・学位授与の方針との関連
Relation to the Diploma and Degree Policy
Ⅰ 教員としての使命感・責任感を自覚し、生徒への教育的な愛情を発揮する。
Ⅱ 学校教育および教職に関する基礎的知識・理論を修得し、教職実践と関連づけて理解する。
Ⅲ 子どもに関する基礎的知識・理論を修得し、教職実践と関連づけて理解する。
Ⅳ 栄養教諭の専門性を踏まえて、授業等を計画的に実践する。
Ⅴ 教員として、生徒個人の能力とクラス集団の資質を高める力を発揮する。
Ⅵ 社会人・教員として、社会性・対人関係能力を修得する。
Ⅶ 地域社会や学校において関わる多様な人々と適切なコミュニケーションをとる。
Ⅷ 教職実践と関連づけて、自らの課題を認識・発見し、探求し続ける。
実務経験と授業との関連
How the Instructors' Experiences will shape Course Contents
教科書コメント

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