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年度 2024
科目名 古文書入門
担当者名 河野 未央
単位 2.0
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科目目的
Course Objectives
古文書を解読するうえで必要なくずし字読解の技術を習得するとともに、古文書の用語、様式や伝来など古文書にまつわる基礎知識を学び、その内容を的確に解釈できる力を身に着ける。
到達目標
Class Goal
初歩的なくずし字を読み解くことができる。古文書に特有の用語や様式を把握している。
授業内容
The Content of the Course
日本史学を学ぶうえで史料読解は不可欠である。本講義では、初歩的なくずし字読解の技術とともに、古文書の用語、様式や伝来など古文書にまつわる基礎知識を学び、内容を解釈できる力を身に着けることを目指す。阪神間の各史料所蔵機関の所蔵する武家文書・村方文書・町方文書・寺社文書などをテキストとして、身近な地域の様々な種類の古文書を触れる機会としたい。
授業計画
Class Plan
第1回 ガイダンス―古文書を読むために―
第2回  基礎的な言い回しを覚える①(解読実践と内容解説)
第3回  基礎的な言い回しを覚える②(解読実践と内容解説)
第4回  版本を読む①(解読実践と内容解説)
第5回  版本を読む②(解読実践と内容解説)
第6回 武家文書を読む①(解読実践と内容解説)
第7回   武家文書を読む②(解読実践と内容解説)
第8回  阪神地域の古文書(村方)を読む①(解読実践と内容解説)
第9回  阪神地域の古文書(村方)を読む②(解読実践と内容解説)
第10回 阪神地域の古文書(村方)を読む③(解読実践と内容解説)
第11回 阪神地域の古文書(町方)を読む④(解読実践と内容解説)
第12回 阪神地域の古文書(町方)を読む⑤(解読実践と内容解説)
第13回 阪神地域の古文書(町方)を読む⑥(解読実践と内容解説)
第14回 阪神地域の古文書(寺社)を読む⑦(解読実践と内容解説)
第15回 女筆に挑戦(解読実践と内容解説)
授業方法
Class Method
本授業は対面で実施する。
古文書画像をテキストとして配布、受講者が実践として解読に取り組む。解読は基本は個人で取り組むが、古文書の難易度によりグループワークとする。解読文は受講者が各回順番に板書し、教員は文字の添削と内容解説を行う。受講者からの質問事項は授業中に受け付け、回答する。
Google Classroom クラスコード
Google Classroom - Class Code
初回授業までにクラスルームに招待します。
アクティブ・ラーニングの形態
Form of Active Learning
双方向授業、グループワーク
準備学習(予習・復習等)
Review and Preview
予習:次回分のテキストを事前に配布するので、授業までに個人で解読に取り組んでくること。用語は辞書等を用い、調べておくこと。
復習:配布テキストを見直し、解読できなかった文字や単語については再度辞書を引くなどして確認すること。
評価方法
Evaluation Method
・試験期間中に試験を実施(50点)

・平常点(50点) 平常点等配点内訳:小テスト(20点×2)
授業への積極的参加度(10点)
課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法
Task Feedback
授業中に質問機会を設けて回答する。小テストは評価後、授業中に解説を行う。
教科書
Textbook
参考書
Reference Books
『くずし字解読辞典 普及版』/児玉幸多編/東京堂出版
地域との連携
Cooperation with the Community
阪神間の各史料所蔵機関の所蔵する古文書をテキストとして用いる。各所蔵機関の概要については、授業中に紹介する。
受講上の注意
Notices
卒業(修了)認定・学位授与の方針との関連
Relation to the Diploma and Degree Policy
2.技能・表現2-2史・資料を正確に読解し、それを分析的かつ客観的に評価するための能力を備えている。
実務経験と授業との関連
How the Instructors' Experiences will shape Course Contents
自治体において、古文書等の史料を扱い、市民とともに解読実践に取り組んできた文書館及び歴史博物館職員(国立公文書館認定アーキビスト)での勤務経験を活かした授業を行う。
教科書コメント

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