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年度 2024
科目名 知的障害教育
担当者名 橋詰 和也
単位 2.0
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科目目的
Course Objectives
知的障害児の臨床を学び、知的障害児の教育課程、指導法、生活や社会性の支援について正しく理解する。
到達目標
Class Goal
知的障害児の特性を学び、それらに応じて必要な支援の仕方を考えることができるようになる。
授業内容
The Content of the Course
知的障害教育の教育課程を踏まえ、発達段階と生活年齢を想定しながら、教科学習に合わせた指導、自立活動を中心に、模擬授業を行い指導方法を深めていく。模擬授業では、特に個別の指導計画の意義と教師が最も大切な教育環境であることを学ぶ。
授業計画
Class Plan
第1回:知的障害教育の小学部、中学部、高等部の教育課程
第2回:知的障害児の発達特性(乳幼児期)
第3回:知的障害児の発達特性(学童期)
第4回:知的障害児の教科学習① (概念の形成と発達)
第5回:知的障害児の教科学習② (言語の発達と支援)
第6回:知的障害児の遊びの指導① (社会性の発達支援)
第7回:知的障害児の遊びの指導② (規範の獲得と支援)
第8回:知的障害児の日常生活の指導① (基本的日常生活スキルの支援)、模擬授業内容検討
第9回:知的障害児の日常生活の指導② (社会の中での適応スキルの支援)、模擬授業内容検討
第10回:知的障害児の生活単元学習① (現実の生活から学ぶ)、模擬授業指導案作成
第11回:知的障害児の生活単元学習② (季節の行事や学校行事から学ぶ)、模擬授業教材作成
第12回:知的障害児の作業学習① (作業に必要な基礎的なスキルの獲得)、模擬授業リハーサル
第13回:知的障害児の作業学習② (適切な作業環境の構築)、模擬授業発表①
第14回:知的障害児教育の自立活動① (健康の保持と心理的安定)、模擬授業発表②
第15回:知的障害児教育の自立活動②(コミュニケーションと人間関係の構築)、模擬授業発表③
教職ファイルへの記入



授業方法
Class Method
【対面型授業】
・知的障害のある子ども達の発達段階を基に、グループで個別の指導計画について考え、指導案を作成し、実際の指導方法を模擬授業を通して体験をする。また、それぞれの事例に応じた教材教具、指導方法の工夫などについても、グループで発表する。被発表者は「授業評価シート」により評価を行い、発表者にフィードバックを行う。
・具体的な指導場面、教材教具を随時紹介し、考えるテーマをもとに頻回にディスカッションを行う。


Google Classroom クラスコード
Google Classroom - Class Code
2024知的障害教育 cqxdgu4
アクティブ・ラーニングの形態
Form of Active Learning
・発達段階を基に、グループで個別の指導計画について考え、指導案を作成し模擬授業を行う。模擬授業後、動画を視聴し振り返りを行う。
・事例に応じた教材教具、指導方法の工夫などについてグループで発表する。
・被発表者は「授業評価シート」により評価を行う。
・学校現場の授業動画を基に、核となる指導上のテーマを提供しディスカッションを行う。

準備学習(予習・復習等)
Review and Preview
予習:次時の内容についてアナウンスをするのでキーワードについて教科書の範囲を読んでおくこと。特に、第8回以降の模擬授業に係る具体的な指導方法の授業では、事前の十分な授業内容の検討、教材研究を行うこと。
復習:講義の中で、指導に必要な視点やテーマを随時提供するので、自分の考えをミニレポートとしてまとめ指導方法や考え方を蓄積していくこと。


評価方法
Evaluation Method
・平常点(100点) 平常点等配点内訳:議論・演習への積極的参加度(10点)、指導案・模擬授業・授業参観評定(50点)、レポート(40点)
課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法
Task Feedback
レポートは評価後、指導計画・模擬授業は実施の都度、授業中にフィードバックを行う。また、最終授業では、本科目のまとめを全体にフィードバックする。
教科書
Textbook
毎回、資料を配布する。
参考書
Reference Books
地域との連携
Cooperation with the Community
これまでの障害児者とのふれあいの経験を授業に活かしていく。
受講上の注意
Notices
グルーブに分かれて事例検討と指導計画、模擬授業を行う。チームで話し合うことにより、一人一人の教育的ニーズに応じた適切な指導となることを学ぶと共に、特別支援教育がアイデアの授業であることを体験して欲しい。


卒業(修了)認定・学位授与の方針との関連
Relation to the Diploma and Degree Policy
2.技能・表現 2-1 教育・保育の実践を行うために必要な技能を有している。
実務経験と授業との関連
How the Instructors' Experiences will shape Course Contents
知的特別支援学校で教員として勤務。知的特別支援学校で培った経験を基に、知的障害教育の基本を指導する。
教科書コメント

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