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年度 | 2024 |
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科目名 | 心理学的支援法Ⅰ |
担当者名 | 津田 菜摘 |
単位 | 2.0 |
科目目的 Course Objectives |
力動論、行動・認知論、人間性心理学等に基づいた心理療法理論の基礎について理解することを目的とする。心理カウンセリングや心理療法といった心理学的支援の理論と技法について体系的に学び、実際の臨床現場で心理カウンセリングや心理療法といった心理学的支援がどのように行われているのかを理解する。 |
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到達目標 Class Goal |
1.心理的支援を要するクライエントの心理学的問題を適切に理解できる。 2.代表的な心理療法ならびにカウンセリングの歴史、概念、意義および適応及び限界について概説できる。 3.良好な人間関係を築くためのコミュニケーション能力を身につける。 4.心理に関する支援を要する者等のプライバシーに配慮できる。 |
授業内容 The Content of the Course |
心理療法ならびに心理カウンセリングを含む心理学的支援法の基本的な理論と技法を学ぶ。心理に関する支援を要する心理学的問題や病理について理解を深めた上で、代表的な心理療法ならびに心理カウンセリングについて学ぶ。この時、実際の臨床事例を通して、心理療法等の適用方法についてイメージできるようになる。また、心理療法を用いる上での基礎的能力として、良好な人間関係を築くためのコミュニケーションの方法について援助的コミュニケーションを通して学ぶ。さらに、心理に関する支援を要する者と関わる際に必須となるプライバシー配慮方法について臨床事例を扱うことを通して学ぶ。 |
授業計画 Class Plan |
対面授業 15回 第1回 心理学的支援とは:定義とその歴史 第2回 心理的問題や病理の理解:心理学的支援の意義、適応および限界 第3回 心理学的支援の基本的枠組み 第4回 心理学的支援方法の多様性 第5回 心理力動論1 第6回 心理力動論2 第7回 行動論1 第8回 行動論2 第9回 認知論 第10回 システム論・統合的心理療法 第11回 集団・家族のための心理療法 第12回 良好な人間関係を築くためのコミュニケーションの方法① 第13回 良好な人間関係を築くためのコミュニケーションの方法① 第14回 プライバシーへの配慮 第15回 心理学的支援とは:まとめ |
授業方法 Class Method |
講義形式の授業を実施する。また、受講生の理解を促進し、学修成果を確認するために小レポートを実施する。 |
Google Classroom クラスコード Google Classroom - Class Code |
授業初回において連絡する。 |
アクティブ・ラーニングの形態 Form of Active Learning |
授業中の課題の実施。コミュニケーション方法を学ぶ際には他の受講生との間で簡単な演習を含む可能性がある。 |
準備学習(予習・復習等) Review and Preview |
予習:教科書の該当する範囲を読んで、疑問点をもって授業に臨む。 復習:レジュメや教科書、参考文献等を参考に、他のアプローチとの違いや特質などを中心に内容を深める。当授業で解説した用語や考え方の理解は、心理学的支援法Ⅱをはじめ複数の授業の理解のために必要となる。事例を再度思い出す、レジュメにメモをしたことを見返すことで、用語や考え方を暗記するだけでなくイメージできるようになることが望ましい。 |
評価方法 Evaluation Method |
・平常点(100点) 平常点等配点内訳:授業への積極的参加度(各回3点×15回=45点)、小レポート(各回20点×2回+15点×1回=55点)。授業への積極的参加度の評価方法はミニッツペーパーの提出や課題などである。 |
課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法 Task Feedback |
小レポートで実施した内容に関するフィードバックはGoogle Classroom上で行う。原則として、個人の提出物についてフィードバックするのではなく、講義の主題意図や模範解答等、全体に対するフィードバックとして行う。 |
教科書 Textbook |
心理学的支援法 公認心理師標準テキスト/杉原保史・福島哲夫・東斉彰/北大路書房 |
参考書 Reference Books |
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地域との連携 Cooperation with the Community |
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受講上の注意 Notices |
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卒業(修了)認定・学位授与の方針との関連 Relation to the Diploma and Degree Policy |
【心理学科】 1.知識・理解 1-1. 心理学に関する専門的知識を有している。 1.知識・理解 1-2. 心理学の方法論を理解している。 1.知識・理解 1-3 .人間の心理や行動を科学的に捉えることができる。 2.技能・表現 2-2. 他者と協働するための基礎的なコミュニケーション能力を有している。 【社会福祉学科】 3.思考・判断 3-5. 多様な人々の生活課題を社会的な背景や構造、さらにはコミュニティと結びつけて思考することができる。 |
実務経験と授業との関連 How the Instructors' Experiences will shape Course Contents |
公認心理師ならびに臨床心理士として、心理面接や心理査定などの臨床実践を行っている。 |
教科書コメント |
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