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年度 2024
科目名 データ処理論Ⅰ
担当者名 松村 憲一・三好 智子・竹中 一平
単位 2.0
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科目目的
Course Objectives
「心理学統計法」で学んだ統計手法を、演習形式の授業により身につけることを目的とする。アンケート調査や実験で得られたデータを分析するための具体的手順を理解し、コンピュータを用いたデータ処理スキルを習得する。
到達目標
Class Goal
1.収集されたデータを適切に分析できる。
2.分析結果を解釈し、文章や図表を用いて説明できる。
授業内容
The Content of the Course
心理学における統計分析に必要な統計的仮説検定の理解を深め、パソコンを使ったデータ処理について学ぶ。なお、授業の進行状況等により、受講生と相談の上、講義計画を変更することがある。
授業計画
Class Plan
授業計画は対面授業15回である。

第1回 イントロダクション,情報処理の基礎
第2回 データ分析のためのExcel基礎
     ・Excelの基本的な使い方
     ・データシート作成の基礎
第3回 公的統計の活用(既存統計資料の検索と活用)①
     ・既存統計資料の検索
第4回 公的統計の活用(既存統計資料の検索と活用)②
     ・JASPの基本操作と記述統計量(代表値と散布度:平均、分散、標準偏差を含む)の算出
第5回 公的統計の活用(既存統計資料の検索と活用)③
     ・JASPによる度数分布の集計とグラフ作成
第6回 表とグラフの読み方とその作成
     ・WordやExcelを使って表やグラフを作成する
第7回 散布図作成と相関係数の算出
第8回 相関と偏相関(相関関係と因果関係)
第9回 クロス集計表と連関
第10回 2群の平均の差の検定①:対応のないt検定
第11回 2群の平均の差の検定➁:対応のあるt検定
第12回 3群以上の平均の差の検定:分散分析①
第13回 3群以上の平均の差の検定:分散分析➁
第14回 名義尺度のノンパラメトリック検定:カイ2乗検定
第15回 相関に関する検定:無相関検定


・2年前期「心理学統計法」での学習内容について、練習問題等を実施しその解説と質疑応答を通じて理解を深める。
・質問・不明な点などについては、オフィスアワー等を利用して積極的に個別指導を図る。
・各テーマについて、随時Excel、JASPを用いた統計処理課題(宿題)を実施する。各課題の正解や考え方については後日の講義で解説する。
・このように、演習的性格がきわめて強い授業であることから、学生の積極的参加を求める。
授業方法
Class Method
PCを使用して対面で実施する。
Google Classroom クラスコード
Google Classroom - Class Code
履修登録者に対して、招待メールを送信する。
アクティブ・ラーニングの形態
Form of Active Learning
授業内容の理解を深め、分析スキルを身につけるため、講義時に提示される演習課題に取り組む(自主学習)。講義の中で課題に関する解説をおこなう。
準備学習(予習・復習等)
Review and Preview
ほぼ毎回、復習のための演習課題を課し提出を求める。
翌週、解説し理解を深める。
評価方法
Evaluation Method
・平常点(100点) 平常点等配点内訳:課題(毎回の講義で提示される練習課題または課題)の提出と評価:100点
課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法
Task Feedback
講義中に、全体に対して課題のフィードバックをする。
教科書
Textbook
JASPで今すぐはじめる統計解析入門/清水優菜/山本光/講談社
参考書
Reference Books
地域との連携
Cooperation with the Community
特になし
受講上の注意
Notices
本講義は、2年前期「心理学統計法」の受講を前提としている。併せて履修しておくこと。
本講義で使用する教科書は、2年前期「心理学統計法」、2年後期「応用心理学統計法」および「データ処理論Ⅱ」でも使用する。また、必要に応じて補助資料をClassroomにて配布する。
本講義では、統計用フリーソフトウェアJASPを使用する。公式サイト(https://jasp-stats.org/)からダウンロードし、使用するPCでJASPを利用できる環境を自分で整える必要がある。
授業の際には、JASPをインストールしたPCを持参すること。
卒業(修了)認定・学位授与の方針との関連
Relation to the Diploma and Degree Policy
1.知識・理解 1-1. 心理学に関する専門的知識を有している。
1.知識・理解 1-2. 心理学の方法論を理解している。
1.知識・理解 1-3. 人間の心理や行動を科学的に捉えることができる。
2.技能・表現 2-1. 心理学的方法論に基づいて情報を収集・分析することができる。
実務経験と授業との関連
How the Instructors' Experiences will shape Course Contents
特になし
教科書コメント

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