シラバス参照

年度 2024
科目名 ファッションコンピュータ実習
担当者名 池田 仁美
単位 2.0
履修便覧ページへ
★★「単位」には開講学年の単位が表示されています。★★
★★「単位」が「-(ハイフン)」で表示されている場合は各自の履修便覧で単位を確認してください。★★


科目目的
Course Objectives
近年、アパレル業界においてもコンピュータは幅広く利用されており、CG(Computer Graphics)によるデザインやプレゼンテーションが必須となっている。
アパレル業界で広く使われているグラフィックソフト(Adobe Illustrator、Photoshop)を主に使用し、コンピュータを使ったビジュアル表現の方法を学ぶ。
到達目標
Class Goal
ハンガーイラストの作成およびスタイル画の着色にCGを活用できる。素材感の表現やカラーバリエーションの展開など、効率よく効果的に自らのデザインを表現する。
授業内容
The Content of the Course
近年、アパレル業界においてもコンピュータは幅広く利用されている。授業では、コンピュータグラフィックス制作において、自由度の高さと表現力の多様さから最も広く普及しているAdobe IllustratorとAdobe Photoshopを使用する。アパレル業界での活用を前提とした教材を用いて段階的に技術を習得し,スタイル画およびハンガーイラストを描画する基礎技術と応用能力を習得する。
(1)ペイント系グラフィックソフトであるAdobe Photoshopと、ドロー系グラフィックソフトであるAdobe Illustratorの違いを理解し、描画したいグラフィックに応じて使い分ける。
(2)Adobe Photoshopを使用し、コラージュ作品の制作および手描きのスタイル画への彩色ができる。
(3)Adobe Illustratorを使用し、自在に描画できる技術を身につけ、オリジナルブランドのファッションマップを制作するスキルを習得する。
(4)作品のコンセプトやイメージを明確に設定し、発表すると共に他の学生の作品を鑑賞し,意見交換をおこなう。
授業計画
Class Plan
◆ペイント系ソフト(Photoshop)の活用
 選択範囲の作成方法を習得し、手描きのスタイル画下絵への彩色や、テキスタイルの合成により、ペイント系ソフトの特徴を活かしたスタイル画を完成させる。

第1〜2回  ファッションコラージュの作成
       ・選択範囲の作成と、レイヤーの活用
       ・レイヤー効果と色調補正

第3回  スタイル画の着色練習(1)
       ・作品イメージに合った着色方法
       ・マスクによるテキスタイルの合成
       ・選択範囲の活用

第4回  スタイル画の着色練習(2)
       ・描画モードを活用した陰影の着色
       ・フィルタを活用した素材表現

第5〜6回 スタイル画の着色練習(3) 
       ・オリジナルの手描きスタイル画の着色
       ・バリエーションの作成
      
第7回  作品発表と講評会

◆ドロー系ソフト(Illustrator)で描くスタイル画
 Illustratorを活用して効率的にハンガーイラストを描く方法を習得する。
 色、柄を変えてバリエーションを展開していく方法を学習する。
 

第8回   ハンガーイラスト(1)
       ・トップスの描画
       ・ボトムスの描画
       ・デザインのアレンジ

第9回  ハンガーイラスト(2) 
       ・ファッションアイテムのトレース
       ・ブラシの活用
    
第10回  テキスタイルの作成
       ・スウォッチの活用
       ・素材表現

第11回   ファッションアイテムのコーディネートマップ
       ・ボディへの着装
       ・イメージコンセプトに沿った表現

第12〜14回  オリジナルブランドのファッションマップ
       ・ブランドのコンセプト設定
       ・ボディ,テキスタイル,ファッションアイテムの描画
       ・マップへのレイアウト
 
第15回    作品発表と講評会


各回に練習課題または作品課題を課す。


授業方法
Class Method
・Windowsを使用した対面でのコンピュータ実習
Google Classroom クラスコード
Google Classroom - Class Code
nnwwzts

履修希望者は必ず初回授業までにClassroomに参加しておくこと。
事前の準備物等の連絡はClassroomで発信する。
アクティブ・ラーニングの形態
Form of Active Learning
作品に関するディスカッション
準備学習(予習・復習等)
Review and Preview
[予習]
・事前にテキストを参照し,作業の流れを確認しておくこと。
・授業で取り上げる課題内容に興味を持ち,関連する資料の収集を積極的におこない,各自のデザインソースの蓄積を心がけること。

[復習]
・日常課題に取り組み、繰返し練習して操作を着実に身に付けること。
・遅刻・早退・欠席等で授業に遅れた分は、次回授業までに仕上げておくこと。
 
評価方法
Evaluation Method
・レポート[作品含む](50点)
・平常点(50点) 平常点等配点内訳:練習課題40点
授業への積極的参加度10点
課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法
Task Feedback
練習課題は評価をしてClassroomで学生に返却する
教科書
Textbook
印刷教材を配布する
参考書
Reference Books
ファッションデザイン・アーカイブ/高村是州/株式会社グラフィック社
すぐに役立つファッションデザインアイデアノート/サイモン・トラバース=スペンサー,ザリダ・ザマン著/野坂史枝訳/グラフィック社
基礎から楽しく学ぶファッション画 人物・アイテム・コーディネートの描き方/高村是州/エムディエヌコーポレーション
発想が広がる ファッション・アパレル図鑑/能澤慧子 /ナツメ社
地域との連携
Cooperation with the Community
受講上の注意
Notices
・本科目の履修に先立ち、「グラフィックデザイン基礎実習」を履修し、グラフィックソフトの操作及CGの製作プロセスを把握しておくことが望ましい。
・授業で扱う内容の関連から,事前に「スタイル画実習」を履修していることが望ましい。
卒業(修了)認定・学位授与の方針との関連
Relation to the Diploma and Degree Policy
2.技能・表現 2-2 生活環境を構成する事象に対し、創造的なアプローチをし、表現する技能を有している。
3.思考・判断 3-2 新たな課題に対して、創造的能力と表現力を身につけている。
実務経験と授業との関連
How the Instructors' Experiences will shape Course Contents
教科書コメント

シラバス参照