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年度 2024
科目名 情報科学入門
担当者名 鯵坂 恒夫
単位 2.0
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科目目的
Course Objectives
情報化社会は情報科学なしでは成立しえない。本科目の目的は情報科学における重要な項目について学び、その本質と技術に対する深い理解を得ることである。
なお本科目は、高校教科情報科を教授するに足る基礎的知識および技能等を修得し、教職実践力と関連づけて理解することを一目的とする。
到達目標
Class Goal
本科目の到達目標は情報科学における重要な項目の本質と技術を理解し、情報科学に対する正しい理解と視点を得ることである。
なお、教職課程履修学生は、学修内容を当該の高校教科内容および教材に関連づけて主体的に探求する。
授業内容
The Content of the Course
情報科学における重要な項目について、それらがどのような概念と技術にもとづき、どのよう
に実現されているのかを学ぶ。また、言語Processingによるプログラミングの基礎も学ぶ。
授業計画
Class Plan
授業計画
第1回:情報科学を学ぶ意義
実社会における情報科学の事例を紹介し、情報科学を学ぶ意義を考える。
第2回:情報の表現 情報がコンピュータの内部でどのように表現されるのかを学ぶ。
第3回:情報の操作 情報がコンピュータの内部でどのように処理されるのかを学ぶ。
第4回:論理演算 2進数で表現された情報の論理演算について学ぶ。
第5回:コンピュータの動作原理 CPUの基本動作やメモリとの関係について学ぶ。
第6回:オペレーティングシステム オペレーティングシステムの機能と役割について学ぶ。
第7回:アルゴリズムとデータ構造 アルゴリズムとデータ構造の基礎について具体的な例から学ぶ。
第8回:プログラムと言語処理系
プログラミング言語と実行可能なプログラムができる過程について学ぶ。
第9回:プログラミングの基礎①
手続き型言語Processingを用いて、変数・代入・条件文・繰り返し文などを学ぶ。
第10回:プログラミングの基礎②
手続き型言語Processingを用いて、関数の定義・呼び出しを学ぶ。
第11回:オブジェクト指向の概念
オブジェクト指向の基本概念について、具体的な事例をもとに学ぶ。
第12回:オブジェクト指向プログラミング①
手続き型言語Processingを用いて、クラス定義やオブジェクト生成を学ぶ。
第13回:オブジェクト指向プログラミング②
手続き型言語Processingを用いて、クラス継承や多相型などを学ぶ。
第14回:ソフトウェア工学

ソフトウェア開発の全プロセス(要求分析・設計・実装・検証・運用)について学ぶ。

第15回:まとめと振り返り 14回までの学習項目について重要な点を復習する。
定期試験:記述式の試験を実施する。理解度にもとづく成績評価を行う。
授業方法
Class Method
講義形式を基本とする授業であるが、必要に応じてテーマを設定したアクティブ・ラーニングも行う。
Google Classroom クラスコード
Google Classroom - Class Code
アクティブ・ラーニングの形態
Form of Active Learning
授業内容に関連する項目群を調査する、あるいはグループで議論をする時間を授業時間内で設定する。
準備学習(予習・復習等)
Review and Preview
予習:各回授業計画に記載のキーワードについて、予備調査を行うこと。事前配布資料の該当部分をあらかじめ読むこと。
復習:必要に応じて関連資料も参照しながら、自分の理解方法にあわせた独自のノートを作成すること。
その他:教職課程履修学生は,中高教育実習での研究授業場面や卒業後の中高正規授業での指導場面を想定して,本科目の履修内容を活用しつつ,「中高教科の自主的教材研究」に主体的に取り組む.その際,当該教科の学習指導要領および教科書等を積極的に活用する.
評価方法
Evaluation Method
・試験期間中に試験を実施(70点)

・平常点(30点) 平常点等配点内訳:定期試験(70%)、毎回の授業後に出題するオンラインの復習クイズ(30%)
課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法
Task Feedback
小レポートの記述に関し、次回授業で講評および追加説明を行う。最終回は全般的なフィードバックを行う。
教科書
Textbook
参考書
Reference Books
地域との連携
Cooperation with the Community
受講上の注意
Notices
教職課程履修学生は、この授業科目終了後、教職課程履修カルテの自己評価シート欄に必要事項を必ず入力すること。また成績評価発表以降に、成績とともに担任教員によりコメントを参照し自己の学習状況について把握する。
卒業(修了)認定・学位授与の方針との関連
Relation to the Diploma and Degree Policy
1.知識・理解 1-2 社会生活に関わる事象に対し、情報科学の観点から専門的な知識を有している。
実務経験と授業との関連
How the Instructors' Experiences will shape Course Contents
IT企業や大学での実務経験を活かし,ソフトウェアの制作に関する現場のエピソード等を授業で紹介する.
教科書コメント

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