シラバス参照 |
年度 | 2024 |
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科目名 | 色彩情報論 |
担当者名 | 和泉 志穂 |
単位 | 2.0 |
科目目的 Course Objectives |
色彩は、自宅や店舗、各種メディアなど、あらゆる場所に溢れている。世相が流行色に反映され、商品やデザインの色により大ヒットが生まれるなど、色彩は文化や時代の流れに大きな影響を与えてきた。本科目では、われわれの生活環境の中で色彩が如何に重要な役割を果たしているのかを、多角的な視点(感覚的側面、生理学的側面、光学的側面、心理学的側面)から考察し、色彩の基本的な知識を修得することで理論的に色彩を理解することを目的とする。 |
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到達目標 Class Goal |
・色彩に関する基礎的な知識を理解する。 ・色彩が文化や時代に与えた影響について主体的に探究する。 ・色彩と自らの日常生活とのかかわりについて関心を持ち、多面的な視点から考察できるようになる。 |
授業内容 The Content of the Course |
色彩の基本的な原理を、生活の中にみる実例を挙げながら多面的に解説していく。その範囲は、一般的になじみの深い色彩心理だけでなく、眼の構造、光の仕組みなど多岐に渡る。また、各回での課題提出により、色彩についての知識が定着しやすい内容となっている。 |
授業計画 Class Plan |
第1回 色彩の始まりと色彩学の基本 第2回 色の成り立ちとHVC表現 第3回 色彩の尺度 第4回 色の知覚・心理効果①色・明るさの錯視 第5回 色の知覚・心理効果②色の心理効果 第6回 文化と色彩 第7回 情報としての色彩 第8回 環境と色彩 第9回 モノ・コトと色彩 第10回 コミュニケーションと色彩 第11回 ユニバーサルデザインと色彩 第12回 マーケティングと色彩 第13回・第14回 色彩とイメージ 第15回 まとめ ※進捗状況によって授業内容や順番を変更する場合がある。 |
授業方法 Class Method |
・基本的には座学授業であるが、各回、近くに座った人とペアを組んだワークショップを取り入れ るため、できるかぎり主体的に授業に参加し知識を習得してもらう。 ・授業中に学修した範囲の小テストをGoogleFormsを用いて課す。各自で翌日23:59までにWeb上で 小テストを実施し復習することで、知識の定着をはかる。 ・配色カードを用いた課題や実習(切り貼り)を通し知識の体得をしてもらう。 ・定期的に上記以外の課題を課すことで、色彩の効用や価値について考えてもらう。 |
Google Classroom クラスコード Google Classroom - Class Code |
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アクティブ・ラーニングの形態 Form of Active Learning |
双方向授業、ディスカッション、実習、自主学習支援(GoogleFormsを活用) |
準備学習(予習・復習等) Review and Preview |
予習 日常生活で気になる配色やデザインがあればスクラップ等収集しておくこと。 次回予告があった場合は、対応する教科書のページを読んでおくこと。 復習 毎授業後に①②③の中からいくつか復習課題を課す。 ①小テスト:授業でで学んだ内容を範囲としたWebシステムを用いたテスト形式課題。 授業実施翌日23:59までに必ず実施すること。 採点結果をWebで表示させるため、間違ったところは念入りに復習すること。 ②配色課題:配色カードを用いたプリント課題。 ③その他:①②以外の形式を用いた課題。 例) Webシステムを用いた色彩感覚チェックや地下スタジオを利用した照明実験など 力試し 担当者が色彩検定協会認定色彩講師のため、受験希望者は6月23日(日)に実施される色彩検定 を準団体登録者として割引受験が可能となる。独学とはなるが、自己の力試しとして検定試験を 受験することも可能。 |
評価方法 Evaluation Method |
・平常点(100点) 平常点等配点内訳:小テスト(60点)、その他課題(40点) 検定合格者には級に応じた加点を行う(合格発表が定期試験日以後となる場合は採用しない)。 |
課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法 Task Feedback |
小テスト Web上での小テスト実施直後に採点結果が確認できるようにプログラムしている。 配色課題 全ての配色を確認し授業内でフィードバックを行う。 |
教科書 Textbook |
新配色カード199b/日本色研株式会社/日本色研株式会社 カラーコーディネーターのための色彩心理入門/近江源太郎・日本色彩研究所/日本色研事業 |
参考書 Reference Books |
色彩―カラーコーディネーター入門/大井義雄・川崎秀昭 /日本色研事業株式会社 カラーコーディネーターのための色彩科学入門/財団法人日本色彩研究所編/日本色研事業株式会社 色彩検定公式テキストUC級/色彩検定協会/A・F・T企画 色彩検定公式テキスト1級編/色彩検定協会/A・F・T企画 色彩学貴重書図説―ニュートン・ゲーテ・シュヴルール・マンセルを中心に/北畠 耀 /日本塗料工業会 カラーコーディネーター検定試験® スタンダードクラス公式テキスト/東京商工会議所/東京商工会議所検定センター カラーコーディネーター検定試験アドバンスクラス公式テキスト〈第2版〉/東京商工会議所/東京商工会議所検定センター |
地域との連携 Cooperation with the Community |
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受講上の注意 Notices |
・この授業は、各回授業に対する小テストが実施される。従って、1回でも欠席すると大きな損失 となるため、欠席することの無いよう努めること。 ・受講者の習熟度により、授業内容が一部変更となる場合がある。 ・2021年度まで開講していた同一名称の科目とは内容が異なる。色彩学の応用的な内容を解説する ため、共通教育科目「色彩情報」を受講している方が望ましいが、色彩に対する興味・関心が高 い場合は予習・復習を適切に行うことで理解できる内容である。 ・教科書として指定している「新配色カード199b」は書店販売では購入できない。購入方法は、 別途Classroomで事前に指定する。各自必ず確認をして入手すること。 |
卒業(修了)認定・学位授与の方針との関連 Relation to the Diploma and Degree Policy |
2.技能・表現 2-1 ソーシャルネットワークを活用するためのコミュニケーションやプレゼンテーションに関する技術を有している。 |
実務経験と授業との関連 How the Instructors' Experiences will shape Course Contents |
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教科書コメント |
シラバス参照 |