シラバス参照 |
年度 | 2024 |
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科目名 | 情報倫理 |
担当者名 | 吉田 悦子 |
単位 | 2.0 |
科目目的 Course Objectives |
高度情報社会に対応できる倫理的素養を醸成する。 なお本科目は、高校教科情報科を教授するに足る基礎的知識を修得し、教職実践力と関連づけて理解することを一目的とする。 |
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到達目標 Class Goal |
高度な情報技術が社会にもたらす諸問題の基礎的な概念の理解、倫理的視点からの洞察、ケーススタディ等から情報をめぐる問題の本質を見抜く力を養う。 なお、教職課程履修学生は、学修内容を当該の高校教科内容および教材に関連づけて主体的に探求する。 |
授業内容 The Content of the Course |
ニュースなどの身近な事例を通して情報とは何か?どのような変遷を経て現在に至っているかについて学び、プライバシーの守り方、社会活動における責任、人が創り出す所産である知的財産の保護やその活用についての基礎知識の理解を深めるとともに、社会活動における情報機密などの取り扱いについても解説する。 講義では、身近な事例やルールについて学ぶだけでなく、受講生同士でディスカッションする時 間を通して、他者の考え方を理解する力や問題の本質を見抜く力を養う双方向のアクティブラーニ ングを取り入れる。 |
授業計画 Class Plan |
授業計画 第1回:イントロダクション:情報とは何か?身近な事例から情報社会と人の関わりを考える。 第2回:情報社会の変遷について:情報技術と社会における変化の歴史について学ぶ。 第3回:情報と倫理:SNSをめぐる問題について学ぶ(有害情報、誤情報、発信者情報など) 第4回:情報と倫理:情報倫理をめぐる考え方、情報発信のマナーについて学ぶ。 第5回:個人情報保護法:プライバシーの守り方について学ぶ。 第6回:情報と責任:情報をめぐる事例から民事・刑事責任について学ぶ。 第7回:著作権法(1):著作権法の概要と著作物について学ぶ。 第8回:著作権法(2):著作権の支分権について学ぶ。 第9回:著作権法(3): 著作権の権利制限について学ぶ。 第10回:著作権法(4): 著作者人格権、パブリシティ権について学ぶ 第11回:特許法:技術的情報の保護について学ぶ。 第12回:意匠法:デザイン情報の保護について学ぶ。 第13回:商標法:標識表示の保護について学ぶ。 第14回:不正競争防止法:営業秘密、限定提供データ、信用毀損について学ぶ。 第15回:これからの情報社会:オープンイノベーション、Beyond 5Gについて学ぶ。 定期試験 |
授業方法 Class Method |
講義形式を中心に進めるが、身近な事例やルールについて学ぶだけでなく、受講生同士でディスカッションする時間を通して、他者の考え方を理解する力や問題の本質を見抜く力を養う双方向のアクティブラーニングを取り入れる。 |
Google Classroom クラスコード Google Classroom - Class Code |
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アクティブ・ラーニングの形態 Form of Active Learning |
グループワーク・ディスカッション・ |
準備学習(予習・復習等) Review and Preview |
予習:授業計画に記載されているキーワードに関連するニュースなどを事前に調べておくこと。 復習:授業内容についての小レポートを作成し、提出すること。 教職課程履修学生は、教育実習での研究授業場面や卒業後の授業での指導場面を想定して、当該科目の修得内容を活用しつつ、自主的・主体的に教材研究に取り組む。その際、当該教科の学習指導要領、教科書に関する指導の手引等を積極的に活用する。 |
評価方法 Evaluation Method |
・試験期間中に試験を実施(80点) ・レポート[作品含む](20点) |
課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法 Task Feedback |
(1) 小レポートの解説は、次の授業時の冒頭で行う。 (2) 最終授業で全体に対するフィードバックを行う。 |
教科書 Textbook |
授業時に資料を配布する。 |
参考書 Reference Books |
著作権テキスト-令和5年度版/文化庁著作権課/文化庁著作権課 知的財産権制度入門/特許庁/特許庁 |
地域との連携 Cooperation with the Community |
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受講上の注意 Notices |
教職課程履修学生は、この授業科目終了後、教職課程履修カルテの自己評価シート欄に必要事項を必ず入力すること。また成績評価発表以降に、成績とともに担任教員によりコメントを参照し自己の学習状況について把握する。 |
卒業(修了)認定・学位授与の方針との関連 Relation to the Diploma and Degree Policy |
4.態度・志向性 4-1 ICT社会における課題を自ら発見し、他人との協働を通して解決しようとする積極的な態度を修得している。 |
実務経験と授業との関連 How the Instructors' Experiences will shape Course Contents |
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教科書コメント |
シラバス参照 |