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年度 | 2024 |
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科目名 | 物質の特性を調べる(2年次演習) |
担当者名 | 黒田 幸弘・濵口 良平・矢野 義明 |
単位 | 1.0 |
科目目的 Course Objectives |
実験を通して化学物質の物理化学的性質に関する理解を深め、物理化学的性質を解析するための技能を習得することを目的とする。 |
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到達目標 Class Goal |
1)薬学および生命科学に関係する化学物質の物理化学的性質を測定できる。 2)薬学および生命科学に関係する化学物質の物理化学的性質の測定データを解析し、論理的に考察できる。 |
授業内容 The Content of the Course |
「物理化学I」,「物理化学Ⅱ」,「物理化学Ⅲ」で学んだ知識をもとに,物質の特性(例として加水分解反応,分配平衡,表面張力)を物理化学的実験によって調べ,熱力学などの物理化学的考察方法を学ぶ. |
授業計画 Class Plan |
必修科目 第1回 実習講義 第2.3回 代表的な(擬)一次反応の反応速度を測定し,反応速度定数を求める. 種々の条件における医薬品の加水分解の経時変化を観察し,反応速度定数や活性化エネルギー等を求める.さらに,求めたデータから医薬品の安定性等を予測する. (C1-(3)-①-2,4) 第4.5回 水溶液の表面張力を測定する. 界面活性剤水溶液の表面張力を測定し,溶質の表面過剰量と表面張力との関係を理解する.また、分子専有面積の算出とミセルによる可溶化の観察を実施する. 第6.7回.弱電解質の油-水分配平衡を観察し,分配係数および酸解離定数を求める. 弱酸性物質の油-水分配平衡のpH変化および温度変化を測定し,物理平衡を熱力学的に理解する. 第2回〜第7回について,SGDにより実験結果を考察する. 実験結果のとりまとめやレポートの作成などの場面において、捏造防止、剽窃防止などの研究倫理教育を実施する. 第2回〜第7回は、実験機器、器具、材料の準備状況によって学習順序が入れ替わることがある。 |
授業方法 Class Method |
実験実習および討論と演習を実施する。 重要な項目については,質疑応答による双方向授業を取り入れ,実験結果に関する考察として小グループ討議を行う。 |
Google Classroom クラスコード Google Classroom - Class Code |
別途、info@MUSESにて連絡する。 |
アクティブ・ラーニングの形態 Form of Active Learning |
実験実習 少人数のグループにおいて、ディスカッションやPBLなどのグループワークを行う。 |
準備学習(予習・復習等) Review and Preview |
「物理化学I」,「物理化学Ⅱ」の内容を復習しておくとともに,濃度計算や指数,対数計算などが確実にできるようにしておくこと.また,同時開講される「物理化学Ⅲ」に関する内容も実施するので,講義内容との関連性を理解しておくこと. 本科目の単位数は1である。本学では、45時間の学修時間を必要とする内容の授業科目に1単位を認定することを標準としており、学修時間には、授業時間だけでなく、予習・復習等授業時間外での学修時間も含まれるとされている。 |
評価方法 Evaluation Method |
・平常点(100点) 平常点等配点内訳:実験中および小グループ討議中における技能および態度を100点とする.態度は,安全への関心,実験への積極性,実験の観察,考察,実験報告を評価する. |
課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法 Task Feedback |
レポートには助言等のフィードバックを記入し,返却する。 保管期間は当年度末とする。 |
教科書 Textbook |
「物質の特性を調べる-2024-」/薬品物理化学研究室、生命物理化学研究室/薬品物理化学研 究室、生命物理化学研究室 |
参考書 Reference Books |
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地域との連携 Cooperation with the Community |
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受講上の注意 Notices |
実習の前には実習帳を熟読し、内容や手順を理解して実習に望むとともに、使用する器具や試薬等に関して必要な情報をあらかじめ調べておくこと。 上記の予習の内容には、化学実験における安全対策に関することがらも含まれている。テキスト(実習帳)の未購入者は予習が不十分であるため、安全管理上、受講を拒否することがある。購入したテキスト(実習帳)の表紙には、油性ペンで自分の名前を記入すること。 欠席した場合には必ず補講を行う。補講日程の調整のため、欠席の場合には速やかに必ず担当教員に連絡すること。 |
卒業(修了)認定・学位授与の方針との関連 Relation to the Diploma and Degree Policy |
1.知識・理解 1-2豊かな教養と医薬品および臨床に関する専門的知識を習得している 2.技能・表現 2-1薬剤師として、医薬品の供給、調剤、服薬指導、処方設計、安全性・有効性、リスク管理およびチーム医療への参画に必要な薬学的能力を備えている 2.技能・表現 2-2薬剤師業務および関連業務で必要なプレゼンテーション能力とコミュニケーション能力を備えている 2.技能・表現 2-3薬物療法および地域の医療・健康・予防・福祉介護等の実践などに必要な基礎的な科学技術を習得している 3. 思考・判断/態度・志向性 3-1進歩する医療や科学について、自ら学び、考え、問題点を発見し、解決する能力を備えている |
実務経験と授業との関連 How the Instructors' Experiences will shape Course Contents |
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教科書コメント |
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