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年度 2024
科目名 化粧品製造学
担当者名 南野 美紀・伊藤 廉・渡辺 啓
単位 2.0
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科目目的
Course Objectives
普段から何気なく使っている化粧品についての理解を深める。
到達目標
Class Goal
化粧品の成分、製造方法、販売時の表現方法がわかるようになる。
授業内容
The Content of the Course
化粧品技術者が日常行っている業務を紹介しながら、化粧品を開発、製造し販売するまでのそれぞれの過程で必要な知識を講義する。
授業計画
Class Plan
選択科目
  
第1回( 9月18日)オリエンテーション
第2回( 9月25日)化粧品ができるまで 【南野】
第3回(10月 2日)皮膚の構造と機能  【南野】
第4回(10月 9日)化粧品原料(界面活性剤・高分子化合物・油性基材など)【渡辺】
第5回(10月16日)化粧水と保湿成分  【渡辺】
第6回(10月23日)乳化とレオロジー(乳液とクリーム) 【渡辺】
第7回(10月30日)クレンジング料と洗顔料 【渡辺】
第8回(11月 6日)化粧品の法規(薬機法・責任技術者について・表示広告の規制)【南野】
第9回(11月13日)毛髪の構造・頭皮と毛髪のエイジング 【伊藤】
第10回(11月27日)髪の感性科学的な価値 【伊藤】
第11回(12月 4日)頭髪化粧品(ヘアケア・ヘアカラー・パーマについて) 【伊藤】
第12回(12月11日)紫外線防御化粧品 【南野】
第13回(12月18日)ベースメイク(ファンデーション)・メイクアップ化粧品 【南野】
第14回(1月 8日)お悩み対応化粧品(美白化粧品、アクネ・毛穴ケア化粧品など)【南野】
第15回(1月15日)全授業の補足・質問に対する回答

定期試験
授業方法
Class Method
対面授業。
必要に応じてメールでの相談を随時受け付ける。
授業内で出されるレポート課題に対して、情報を収集し、期日内までに仕上げ提出する。
毎回の授業終了後に「授業後感想文」を提出(Google ClassroomにURLを添付する)。


Google Classroom クラスコード
Google Classroom - Class Code
別途、info@MUSES にて連絡する。
アクティブ・ラーニングの形態
Form of Active Learning
毎回講義後に授業後感想文に質問と感想を記入してもらい学習内容を確認する。
質問については以降の授業中および最終授業で解説する。
必要に応じてGoogle Classroomで連絡する予定。
準備学習(予習・復習等)
Review and Preview
本科目の単位数は2である。本学では、45時間の学修時間を必要とする内容の授業科目に1単位を認定することを標準としており、学修時間には、授業時間だけでなく、予習・復習等授業時間外での 学修時間も含まれるとされている。 上記授業計画に基づいて予習・復習をしておくこと。
○化粧品に対する疑問をまとめておく。(第1回目の授業で記入予定)
○自分で使っている化粧水の外装(外箱・シュリンク・能書)と容器を各自準備する。(レポート課題に使用)
評価方法
Evaluation Method
・試験期間中に試験を実施(30点)
・レポート[作品含む](20点)
・平常点(50点) 平常点等配点内訳:授業後感想文 50点


課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法
Task Feedback
授業内および最終授業で解説。
教科書
Textbook
プリント配布
参考書
Reference Books
地域との連携
Cooperation with the Community
なし
受講上の注意
Notices
授業後感想文にその日の授業を聴いて感じた疑問点や質問を必ず書くこと。
卒業(修了)認定・学位授与の方針との関連
Relation to the Diploma and Degree Policy
1.知識・理解 1-1 豊かな教養と医薬品の製造や開発、人の健康や疾病予防もしくは福祉などに関する深い専門的知識を習得している。
3. 思考・判断/態度・志向性 3-1 進歩する医療や科学について、自ら学び、考え、問題点を発見し、解決する能力を備えている。
3. 思考・判断/態度・志向性 3-2 難病・環境・医療・医薬品や化粧品などに関する社会的動向を把握し、生涯にわたり自己研鑽を続ける意欲と態度に基づいて活動できる。
実務経験と授業との関連
How the Instructors' Experiences will shape Course Contents
南野美紀:武庫川女子大学 薬学部 健康生命薬科学科 客員教授/株式会社ベルヴィーヌ 取締役副社長
在阪中堅化粧品メーカーで製剤開発、生産管理、商品企画など幅広い業務を経験したのち、独立して自社ブランドの化粧品の開発と販売を行っている。これまでの長年の経験を活かし、化粧品製剤の成り立ちや化粧品づくりの流れと注意点などに、最新の化粧品業界の情報も盛り込ん講義する予定。(8コマ担当)

渡辺 啓:武庫川女子大学 薬学部 健康生命薬科学科 教授
本年3月まで大手化粧品メーカーに勤務し、化粧品開発、基礎研究、大学とのプロジェクト運営など幅広い業務を経験。メイク落としやスキンケアの製品に多く活用されている技術;界面活性剤が水、油と形成する会合体を活用し、化粧品の機能や感性価値を高める研究が専門。これまでの経験を活かした講義を行う予定。(4コマ担当)

伊藤 廉:武庫川女子大学 薬学部 健康生命薬科学科 非常勤講師/株式会社ミルボン 研究開発部 兼 経営戦略部イノベーションセンター統括マネジャー
大学、国立研究機関で経験した物理化学の研究スキルを活かして、現所属の頭髪化粧品メーカーにて美容に関連する研究を行っている。本講義では、毛髪の構造、エイジングによる変化、感性科学の研究など、頭髪化粧品開発に関わる内容を講義する予定である。(3コマ担当)
教科書コメント

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