シラバス参照 |
年度 | 2024 |
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科目名 | ビジネスシンキング |
担当者名 | 岸本 義之・宗平 順己 |
単位 | 2 |
科目目的 Course Objectives |
ロジカル・シンキングでは、ビジネス文書をロジカルに書くことを目指し、その根底にあるロジカルな思考方法を学ぶことを目的とする。デザイン・シンキングでは、飛躍的な発想でまったく新しい事業、商品やサービス等を創る創造的問題解決の方法を学び、デザイン思考に着手できるようになることを目的とする。 |
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到達目標 Class Goal |
ビジネスで求められるロジカルな思考方法を理解し、ビジネス上の問題点を整理できるようになる。 デザイン・シンキングのプロセスと方法を理解し、身の回りの課題に適用できるようになる。 |
授業内容 The Content of the Course |
ビジネスにおいて必要とされる2つの代表的な思考法についてそのエッセンスを学ぶ。 ロジカル・シンキングでは、ビジネス上の課題を論理的に整理する方法と、課題の解決法にいたる思考法を身につける。さらに、ビジネス文書の作成において要点を簡潔に文章にまとめる方法と、グラフや表を用いた表現方法なども学ぶ。 デザイン・シンキングでは、デジタルトランスフォーメーションとの関係や基本的なフレームワークを学んだ後、自分自身でデザイン・シンキングの実践ができるようにその手順と手法を、自ら設定した題材でグループワーク形式で実践する。 |
授業計画 Class Plan |
第1回 オリエンテーション:ロジカル・シンキングとデザイン・シンキング - ビジネスのどのような課題に対して用いられる思考法か <ロジカル・シンキング> 第2回 基礎としてのロジックツリー:ボトムアップ方式とトップダウン方式の論理を学ぶ 第3回 ロジックツリーを使って考える:相手に伝えたいことを分解し、 事実、発見、示唆、結論の階層を作る 第4回 イシューツリー:仮説の検証を行うために、WhyとHowのツリーを用いる 第5回 イシューツリーの作り方、直し方:ビジネスの課題をイシューツリーを用いて議論する 第6回 イシューツリーの練習:企業のケーススタディをイシューツリーを用いて議論する 第7回 ロジカル・ライティング:読み手の理解と論理展開を意識し、簡潔に文書を構成する 第8回 図表の用い方:メッセージに合わせて図表を選択し、ハイライトを用いて要点を強調する <デザイン・シンキング> 第9回 なぜデザイン・シンキングが必要なのか 顧客経験デザインの方法と事例 第10回 ゴールの確認:初期仮説の設定 ペルソナの設計 第11回 ステップ2:顧客起点からの課題発見 カスタマージャーニーマップ As-Is 第12回 ステップ3:新たな顧客経験の設計 カスタマージャーニーマップ To-Be 第13回 ステップ3:新たな顧客経験のテスト 机上の検討からロールプレイイングへ 第14回 ステップ4:顧客起点からのソリューション提案 ピッチの作成 第15回 ステップ5:顧客起点からのソリューション発表 相互評価とKPTによる振り返り |
授業方法 Class Method |
講義+ワークショップの組合せで行う。講義では一方通行の授業は行わない。 ロジカルシンキングでは、グループでの討議を行い、それをもとにした個人の課題の提出を行う デザインシンキングでは、Google Classroomを活用した双方向での授業を行う。ワークショップは6~8名程度を1グループとし、授業中に課題が終わらなければ、次回までのグループの宿題とする。 |
Google Classroom クラスコード Google Classroom - Class Code |
ロジカルシンキング(岸本)のクラスコード A 3epck5y B yhgmzcj C cybyxna D emd4zq2 デザインシンキング(宗平)のクラスコード A lbunnso B fue5gwk C 64jc7e5 D tsgd7by |
アクティブ・ラーニングの形態 Form of Active Learning |
グループ・ディスカッション及びその成果の発表、プレゼンテーション資料の作成及び発表など、双方向授業を行う |
準備学習(予習・復習等) Review and Preview |
予習:授業資料に目を通し、不明点に関しては事前に調べておくこと。 復習:講義内容を復習し、演習問題などは自分でもう一度答えを考えること。 過去に自分が作成したレポートや資料について、よりよい表現ができないかを考えること。 ワークショップの各回の発表で得たフィードバックを成果物に反映しておくこと。 |
評価方法 Evaluation Method |
・平常点(100点) 平常点等配点内訳:ロジカル・シンキング:宿題(40点)、毎回の授業時のコメントシート提出(10点) デザイン・シンキング:ワークショップ(40点)、個人課題(2点×5回) |
課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法 Task Feedback |
・宿題については、授業中に解答例などの解説を行う。 ・ワークショップについては、中間および最終の発表を行い、他グループ並びに教員からフィードバックを得る。 |
教科書 Textbook |
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参考書 Reference Books |
考える技術・書く技術/バーバラ・ミント/ダイヤモンド社 |
地域との連携 Cooperation with the Community |
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受講上の注意 Notices |
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卒業(修了)認定・学位授与の方針との関連 Relation to the Diploma and Degree Policy |
1.知識・理解1-2自らが目指す将来キャリアで活躍するために必要な基礎的・専門的知識を習得している。 2.技能・表現2-1自らの暮らしを環境にあわせて柔軟にデザインするための技能を習得している。 3.思考・判断3-2グローバルな視点とローカルな視点の双方から考え、判断することができる。 |
実務経験と授業との関連 How the Instructors' Experiences will shape Course Contents |
両教員とも企業での実務経験を有している |
教科書コメント |
シラバス参照 |