シラバス参照

年度 2024
科目名 ファッションビジネス論
担当者名 竹田 紀代子
単位 2.0
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科目目的
Course Objectives
広範囲のファッション産業の中で、より感性価値の高い商品を求める消費者ニーズに対応するためにファッションビジネスの概要を学ぶ。
到達目標
Class Goal
人々のニーズに応じて適切な商品を提供するために、ファッション企業の構造を知り、社会に出たときに迅速に対応できる能力を養う。
授業内容
The Content of the Course
ファッションビジネス業界と一言で言っても多岐にわたっている。修学後の将来を見据え、その場で即実践できるように具体的な事例を踏まえて授業を進める。また、学生の希望進路により、当シラバス記載の内容も随時見直しながら、実践の出来ることを目指し、各種必要資格取得の補助になるような内容を盛り込んでいく。
授業計画
Class Plan
第1回 イントロダクション
 ファッションビジネスとは何かについて講述する。
第2回 ファッションビジネスにおいて必要とされる人材
 ファッションビジネスに関わる多岐にわたるさまざまなポジションについて講義し、
 必要とされる素養、知識などについても説明を行う。
第3回 ファッションの形成過程(日本)
 時代の流れによって変化してきたファッションの歴史について学ぶ。
第4回 ファッションの形成過程(海外)
 時代の流れによって変化してきたファッションの歴史について学ぶ。
第5回 第6回 ファッションビジネスの歴史1
 アパレル産業が成立する条件を歴史に照らして考える。
第6回 ファッションビジネスの歴史2
 アパレル産業が成立する条件を歴史に照らして考える。
第7回 コングロマリッド企業の歴史 
 主にヨーロッパのブランド企業について、コングロマリッド企業に属するメリット・デメリット等について学ぶ。 
第8回 小テスト ディスカッション
第9回 ファッションの消費者への浸透 ①-店頭販売員の役割
 ファッションを消費者へ浸透させるにおいて重要な役割を果たす店頭販売員の仕事内容を学ぶ
第10回 ファッションの消費者への浸透 ②ーマーケティング、PR、VMD
 ファッションを消費者へ浸透させるにおいて店頭での販売の最大の武器となるマーケティング、
PRについて学ぶ
第11回 ファッションの消費者への浸透 ③ーMD
 売れる商品を店頭に供給するために大切な役割を果たすMDについて学ぶ
第12回 企業内におけるコミュニケーションと関係取引先とのコミュニケーション
 ファッション販売企業とそれに関わる取引先企業、その関係とコミュニケーションについて学ぶ
第13回 小テスト ディスカッション 
第14回 アパレル産業の現状 
 日本発のアパレル産業の現状について学ぶ
第15回 ファッションビジネスについての総括および質疑応答
 


授業方法
Class Method
基本的に講義形式で授業を進める。教科書を使用しないため、各時間の講義内容の要点をプリントにして配布し理解を深め、受講生とのディスカッションを交えて講義を行う。又、授業内容によっては、問題形式のプリントを提示し、解答とその理由を求めるようにして、授業への積極的参加に配慮をして進める。各回の理解度の進捗状況に応じて柔軟に授業を進める。
Google Classroom クラスコード
Google Classroom - Class Code
クラスコード:kfttdzq


アクティブ・ラーニングの形態
Form of Active Learning
グループにて課題について準備を行い、最終講義日にグループ発表を行う。
準備学習(予習・復習等)
Review and Preview
衣服やインテリア、身の回りのファッション商品に関心をもつことを第一とし、ファッション関連のタウンウォッチングを心がけ、いろいろなショップでのディスプレイの方法や流行を常に意識して感性を磨くこと。又、情報収集能力を養うため、街でのファッションの流れ、新聞、雑誌、各種のメディアに興味をもって観察する習慣を身につけ、得られた情報は友人達と話し合い、メモに残しておく。感性は1日では養えないもので、日常の積み重ねが大切である。書物などによる座学も大切であるが、広い視野で多くのことを体験をし、目で確かめて知識を得る様に心掛ける。更にプリントによる課題等で予習、復習を行い、基礎知識を身につけておくこと。
評価方法
Evaluation Method
・レポート[作品含む](60点)
・平常点(40点) 平常点等配点内訳:授業への積極的参加度:10点
レポート:30点
課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法
Task Feedback
授業中もしくはメールにて対応
教科書
Textbook
参考書
Reference Books
地域との連携
Cooperation with the Community
受講上の注意
Notices
テキスタイルアドバイザー資格を目指す者、また、ファッションビジネス能力検定資格取得を希望する者は履修のこと。
卒業(修了)認定・学位授与の方針との関連
Relation to the Diploma and Degree Policy
1.知識・理解 1-1 生活に関わる事象に対して、文化的・社会的な観点からの専門的知識を有している。
3.思考・判断 3-1 新たな課題に対し、論理的に考え、問題を解決する能力を身につけている。
実務経験と授業との関連
How the Instructors' Experiences will shape Course Contents
高校を卒業したばかりの学生にとって、ファッションビジネスのイメージはとても範囲が狭いものであり、
この授業を通して、イメージしていたものよりも、実際のファッションビジネスが多岐にわたっていることを知り、進路についても考えを深くする学生が毎年多い。

外資系ファッション企業においての勤務経験から、
ファッションビジネスの多岐にわたる実務を踏まえた状況を説明を行い、
業界において即戦力とはなれずとも、知識を多く持つ学生として就活を行い、就職後も役に立つ情報を授業の中に取り入れている。

また、コロナ禍以降、世の中の状況が変化があり、ファッションビジネスにおいても変化がある。
追加して、SDGsやスポーツ業界においてのファッションなど、異業種からのファッション業界への参入もあるため、学生の進路希望も聞いたうえで、より、現場での知識を得てもらえるように努めて授業を行っている。
教科書コメント

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