シラバス参照 |
年度 | 2024 |
---|---|
科目名 | インテリアエレメント制作実習Ⅱ |
担当者名 | 西田 徹 |
単位 | 2.0 |
科目目的 Course Objectives |
インテリエレメント制作実習Ⅰでは、インテリア空間を構成するエレメント(要素)の基礎的な知識を学んだ。制作実習Ⅱでは、実際に手と身体を動かしてインテリアエレメントを企画・制作し、生活空間における人とインテリアエレメントとの豊かな関係を発見し提案することを目的とする。 |
---|---|
到達目標 Class Goal |
まず、木材(シナベニアなどの合板や無垢材)の様々な性質(強度や質感など)を知識だけで無く、身体で知ることを目標とする。また、実際に制作するインテリアエレメントの機能性や構造を考え、組み立て方を工夫すること。さらに、安全性の確認、地域性の表現、エコロジーやユニバーサルデザインなど、今日的な様々な視点から、総合的な構想力を身につけることを目標とする。 |
授業内容 The Content of the Course |
私たちの主な生活空間である自宅やオフィス,公園,公共施設,店舗などで,生活者に必要とされる新しいインテリアエレメントのデザインを考え,創造する。授業では,各自が制作したいインテリアエレメントのコンセプトを立て,図面と模型を作成し,更に実物大のプロトタイプを制作する。また,これらの一連の制作の流れを把握する。 |
授業計画 Class Plan |
1週目 ガイダンス 授業紹介・課題説明 授業の進め方と課題の説明を行う。 1〜2週目 プランニング(発想・着想)と調査 自分が制作したいエレメントについて考えると同時に市場調査を行う。 3〜4週目 デザインワーク(基本デザインに着手し発展させていく) 着想からデザインへ。制作内容の方針を固める。 5〜7週目 工作用図面の作成と完成予想図の作成あるいは模型の作成 工作用の図面と完成予想図のスケッチ,もしくは,実寸の模型をつくり,検討を行 う。 8〜13週目 実物大のプロトタイプを制作 今回の場合では,糸のこぎりとノミを使ってシナ合板を切断し加工を行う。 次に,それぞれの部材のカタチを整える。 部材同士を組み合わせて,組み立てる。 できる限り,塗装などの作業も行いたい。 14週目 制作予備日 予備日であるが,この日に完成している様に心がける。 15週目 課題提出・講評会 *制作対象は,木製の照明器具・木工家具・木製の遊具=木製の玩具・木製の日用雑貨などとし,授業開始時に説明を行う。これ以外を制作したい場合は,各担当教員と相談し,承諾を得ること。 |
授業方法 Class Method |
まず,制作したいインテリアエレメントを構想し,その模型を段ボールやスチレンボードなどを利用し,実物大で制作する。納得するまで試行錯誤を繰り返し,実物大の模型を完成させる。そして,シナベニア(厚さは5.5mm,大きさは450×900mmもしくは600×900mm)を一枚用意し,その材料を無駄なく糸鋸などで加工し,各部材を接着剤などを利用せずに,組み込みながら接合する方法を考え,組み立てていく。 |
Google Classroom クラスコード Google Classroom - Class Code |
v25vpnb |
アクティブ・ラーニングの形態 Form of Active Learning |
作品のテーマを定めるプロセスで、学生による短いプレゼンテーションを数回行う。また、エスキスを随時行う。 |
準備学習(予習・復習等) Review and Preview |
予習:木製のインテリアエレメントを日頃から気にかけて見ておくこと。 特に気になったものは,そのエレメントをスケッチしたり,写真をとったり,寸法などを 測ったりしたりして専用のノート,スケッチブックなどに記録しておくこと。 また,そのインテリアエレメントのいいところなどを文章化しておけば,単なるマネではな く自分のアイデアとして利用できる。 復習:エスキスなどで,指摘された点について自学自習しておくこと。 |
評価方法 Evaluation Method |
・レポート[作品含む](80点) ・平常点(20点) 平常点等配点内訳:授業中のエスキス内容を評価の対象とする(20点)。 平常点と作品点を総合的に評価 |
課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法 Task Feedback |
課題発表会にて講評を行う。 |
教科書 Textbook |
|
参考書 Reference Books |
|
地域との連携 Cooperation with the Community |
特になし |
受講上の注意 Notices |
授業の始めに必要な説明をするので,遅刻しないこと。授業の終了時には,当日の目標を達成したか否かと,次回に進める内容を報告すること。自分が決めた作業工程を守る様に心がけること。 |
卒業(修了)認定・学位授与の方針との関連 Relation to the Diploma and Degree Policy |
2.技能・表現 2-2 生活を構成する事象に対し、創造的なアプローチをし、表現する技能を有している。 3.思考・判断 3-2 新たな課題に対して、創造的能力と表現力を身につけている。 |
実務経験と授業との関連 How the Instructors' Experiences will shape Course Contents |
なし |
教科書コメント |
シラバス参照 |