シラバス参照 |
年度 | 2024 |
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科目名 | 日本語学研究ⅡA |
担当者名 | 影山 尚之 |
単位 | 2 |
科目目的 Course Objectives |
日本語に関する資料を収集・分析し、日本語学および関連領域の専門的知識と研究方法を身につける。 |
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到達目標 Class Goal |
日本語学および関連領域に関する専門的な知識を身につけ、学習した研究方法によって個別の研究ができる。 |
授業内容 The Content of the Course |
『古事記』上巻のいわゆる出雲神話を取りあげる。『古事記』はすべて漢字で書かれたテキストだが、散文部分は訓字を中心にしつつ必要に応じて借字を使用、読解の便宜のためにところどころ注を挿入することもある。まずはその表記方法と文体を正確に汲み取るよう努める。現在刊行されている注解類に導かれながら、受講者は自力で本文の訓読を試み、とりわけ上代特有の語につき語形・語義等に関して深く追究するとともに、該当部分の意義を考察する。『古事記』が、どのようなことばを用いて何を語り出そうとしているのかをそれぞれに考察してゆきたい。 |
授業計画 Class Plan |
第1回 授業の方針 上代日本語概説 第2回 古事記序を読む 古事記の文体と表記 第3回 古事記上巻冒頭「天地初発」からスサノヲ高天原追放まで(概観) 第4回 出雲神話の検討①八俣大蛇退治の物語 第5回 出雲神話の検討②八俣大蛇退治の物語 第6回 出雲神話の検討③「八雲立つ」歌 第7回 出雲神話の検討④オホナムチの物語 第8回 出雲神話の検討⑤オホナムチの物語 第9回 出雲神話の検討⑥オホナムチの物語 第10回 出雲神話の検討⑦ヤチホコの物語 第11回 出雲神話の検討⑧ヤチホコの物語 第12回 出雲神話の検討⑨アシハラシコヲの物語 第13回 出雲神話の検討⑩アシハラシコヲの物語 第14回 出雲神話の検討⑪国譲り 第15回 まとめ |
授業方法 Class Method |
題材としては『古事記』上巻の物語を順に取りあげ、受講者の調査研究と授業者の助言・講義とを組み合わせて授業を行う。 |
Google Classroom クラスコード Google Classroom - Class Code |
履修確定後に招待する |
アクティブ・ラーニングの形態 Form of Active Learning |
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準備学習(予習・復習等) Review and Preview |
受講者全員が『校本古事記』『古事記伝』『古事記全註釈』などをあらかじめ詳細に調べておく。 |
評価方法 Evaluation Method |
・平常点(100点) 平常点等配点内訳: 調査研究発表の成果および取りくみの姿勢 |
課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法 Task Feedback |
個別に指導 |
教科書 Textbook |
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参考書 Reference Books |
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地域との連携 Cooperation with the Community |
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受講上の注意 Notices |
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卒業(修了)認定・学位授与の方針との関連 Relation to the Diploma and Degree Policy |
3.思考・判断3-1日本語・日本文学に関して身につけた専門的知識を捉えなおし、批判的に考察するとともに、優れた見識を持って専門分野における研究者として新たな学説を生み出すことができる。 3.思考・判断3-2日本語・日本文学の学習に基づく知性と感性によって、論理的・実証的に思考する能力および状況判断・問題解決の能力を備えており、その能力を活用して新たな知の地平を切り開くことができる。 |
実務経験と授業との関連 How the Instructors' Experiences will shape Course Contents |
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教科書コメント |
シラバス参照 |