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年度 2024
科目名 景観計画論
担当者名 上岡 典子・大槻 憲章・狩谷 達之
単位 2.0
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科目目的
Course Objectives
国内外の景観計画に関する歴史を概観し、その思想と展開手法、ならびに実現された景観について理解するとともに、景観形成史の流れを把握する。そのうえで、計画立案に先立つ基礎調査として必要な各項目の内容について理解することを目的とする。
到達目標
Class Goal
自然との共生の視点を持ちつつ、機能的で文化的な景観を計画するために必要な実践的知識を修得し、真に人間的な住環境を創生するために必要な実践的知識を修得する。
授業内容
The Content of the Course
景観建築における計画について、まずランドスケープアーキテクトの職能や社会的役割について学ぶ。次いで、広域における構想づくりの思想・調査方法から企画立案・マネジメントについて、事例を交えながら学ぶ。さらに対象スケールを絞り込み、公園緑地計画、特に基本計画についての理解を深め、事例研究をもとに各自が企画立案や計画提案に取り組む。
授業計画
Class Plan
Ⅰ.ランドスケープアーキテクトの仕事(狩谷 達之)
1:ランドスケープアーキテクトの仕事と求められる能力、そして資格
2:ランドスケープアーキテクトの仕事の進め方
3:ランドスケープアーキテクトの仕事の紹介(その1、計画系業務)
4:ランドスケープアーキテクトの仕事の紹介(その2、設計系業務)
5:ランドスケープアーキテクトの可能性(多様な業務展開)

Ⅱ.広域構想(上岡 典子)
6:地域づくりの計画とフレーム
7:都市の読み解き
8:広域構想の視点
9:都市骨格を考える
10:マネジメント

Ⅲ.景観建築における公園の基本計画(大槻 憲章)
11:公園緑地の計画
12:公園緑地の基本計画
13:公園緑地の計画の実際
14:公園(住区基幹公園)の基本計画の実際
15:大規模公園緑地の基本計画の事例

※授業の状況等に応じ、上記の予定を調整することがある。

授業方法
Class Method
講義・演習・発表・ディスカッション・小レポートなどを適宜組み合わせて授業を行う。
Google Classroom クラスコード
Google Classroom - Class Code
アクティブ・ラーニングの形態
Form of Active Learning
Ⅲにおいて、公園の企画立案・提案などを行う。
準備学習(予習・復習等)
Review and Preview
課題となる対象地域について、各自、文献やWEB等により事前調査を進めておくほか、構想、計画の各段階に応じて関連する類似事例や先行研究について情報収集を行う。
評価方法
Evaluation Method
・平常点(100点) 平常点等配点内訳:小レポート・小課題・プレゼンテーション等(100点)
課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法
Task Feedback
授業内で解説を行うとともに、最終授業で全体に対するフィードバックを行う。
教科書
Textbook
授業中に適宜、資料を配布する。
参考書
Reference Books
景観法と景観まちづくり/日本建築学会 編/学芸出版社
日本の街を美しくする/都市景観研究会 編著/学芸出版社
街づくりの変革/蓑原 敬/学芸出版社
景観の構造/樋口 忠彦/技法堂
ランドスケープアーキテクトになる本Ⅰ・Ⅱ/JLAU編著/マルモ出版
地域との連携
Cooperation with the Community
自然や景観の保全、創造を通して、地域を活性化する課題に取り組む。
並行して開講する「景観建築フィールドワークⅤB」において、関西の重要伝統的建造物群保存地区等の景観保全形成活動地域での実地学習を行う場合がある。

受講上の注意
Notices
授業内容に対する学生の意見を求め、授業の改善に役立てる。
卒業(修了)認定・学位授与の方針との関連
Relation to the Diploma and Degree Policy
A.高い知性 ◎A-3 機能性や環境負荷などに関する快適性を「用」として理解し、その基礎的・先端的技術を積極的に吸収し、演習や実習によって最適な空間を構成する実践的能力を修得する。
B.善美な情操 ○B-2
D.高い知性、善美な情操、高雅な徳性の総合 ○D-1
※◎は特に対応する学習・教育到達目標、○は対応する学習・教育到達目標を示す。
実務経験と授業との関連
How the Instructors' Experiences will shape Course Contents
上岡典子 ランドスケープ系コンサルタントの実務において、緑の基本計画や都市マスタープラン、景観計画などの構想や空間整備計画の策定に携わってきた実務経験を活かし講義を行う。
大槻憲章 長年の公園行政での経験に加え、まちづくり研究所の研究員および地域拠点活用系NPO法人の理事として、計画策定後の推進、運用に携わってきた。この実有無経験を活かし授業を行う。
狩谷達之 ランドスケープコンサルタントの実務において、緑の基本計画や都市マスタープラン、景観計画、ランドスケープデザインなどの実務に携わってきた。この経験を活かし講義を行う。
教科書コメント

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