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年度 2024
科目名 生命科学入門
担当者名 村田 成範
単位 2.0
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科目目的
Course Objectives
「生物」「いきもの」に関わるテーマについて,自分の身の回りの事柄を科学的に考察し、知っている事実からその現象を連想し理解することで、「生物学」「生命科学」に対する探求心を養うことを目的とする。
到達目標
Class Goal
1)生命科学を体系的に把握するために、大きな視点と小さな視点の両方から「生命」について理解できる。最新の細胞・分子生物学では非常に小さな事象を扱うため、できるだけ大きな視点から始めて、自分自身のこととして捉えられるように学習する。
2)身の回りに起こっている生命に関わる様々な事象を、科学的に理解できる。
授業内容
The Content of the Course
「生命」とは何か? どのようにできてきたのか? 自然とどのようにつながっているのか?など、自分が毎日「生きている」ことをあらためて考えてみるテーマを用意する。ニュースなどで「生命」に関する報道を聞いた時に、考えたり調べたりする初めの一歩になると同時に、専門講義に不安のある学生にとって「生物学」「生命科学」への第一歩となるように講義する。
 自分自身も「生命体」であることを再認識するために、非常に大きな視点である地球・自然から始まり、生命の基本単位に到達する。その基本単位がどのように「ヒト」の身体を構成するのか、様々な視点から解説する。最終的に、いま「生きている」意味・意義にまで言及する。
授業計画
Class Plan
対面15回

第1回 「生きている」という事は?
第2回 「いきもの」と自然とのつながり
第3回 どんな「いきもの」がいるの?
第4回 「いきもの」は何からできているの?(細胞)
第5回 細胞の形と役割
第6回 からだの中の地図
第7回 いのちのつながり(生殖)
第8回 からだができるのは?
第9回 いのちのつながり パート2(遺伝)
第10回 遺伝と遺伝子
第11回 「いきもの」をとりまく環境とのやりとり
第12回 「いきている」ことと「考える」こと
第13回 「生きていく」ために食べる
第14回 地球の「いきもの」はどうやってできてきたの?
第15回 「いきもの」であるために(遺伝と環境)
授業方法
Class Method
原則として対面の講義形態とする。授業内で様々な質問をしたり、課題の集計結果を反映することにより、授業内容に盛り込む。
Google Classroom クラスコード
Google Classroom - Class Code
共通教育科目のクラスコードは、「共通教育サイト」に一覧掲示する。
抽選終了後、受講が決まった科目のクラスコードを確認しClassroomへ入室すること。
科目担当者からの招待は行わない。
「共通教育サイト」
https://kyotsu.mukogawa-u.ac.jp/index.html

◆Classroomへの参加登録の遅れや入室間違いは、教員からの指示が得られず課題等が未提出となる。それらが単位修得に係る評価に影響するので、十分に注意すること。
アクティブ・ラーニングの形態
Form of Active Learning
講義形式のため授業中にはアクティブラーニングを実施しない。ただしレポート課題として調査や意見を記述することがあるので、日ごろから主体的に学習すること。
準備学習(予習・復習等)
Review and Preview
本科目の単位数は2である。本学では、45時間の学修時間を必要とする内容の授業科目に1単位を認定することを標準としており、学修時間には、授業時間だけでなく、予習・復習等授業時間外での学修時間も含まれるとされている。
授業中に次回の予告をするので、関連する事柄について参考書などで予習して来ること。毎回最後にミニテストを行い、復習内容を含むテストも実施するので、分からなかった項目については復習しておくこと。
評価方法
Evaluation Method
・平常点(100点) 平常点等配点内訳:平常点等配点内訳:ミニテスト60 点(4 点×15 回)、小レポート40 点(10 点×4 回)
ミニテストでは、各授業項目の内容と復習を混ぜて基本的な問題を出題する。
課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法
Task Feedback
授業内での課題やレポートに関してまとめたものを、後日報告する。他の学生の解答や総合的な比率等から、自己考察や更なる探求を促す。
教科書
Textbook
参考書
Reference Books
文系のための生命科学/東京大学生命科学教科書編集委員会/羊土社
視覚でとらえるフォトサイエンス生物図録/鈴木孝仁/数妍出版
地域との連携
Cooperation with the Community
なし。ただしレポートとして、生活エリアでの生物および自然環境に関する観察・スケッチを課す。
受講上の注意
Notices
「何かおもしろいことはないかな?」と思いながら受講すること。各回のテーマの中で、1つでも興味のあるトピックを見つけられるように、普段から生物・生命・環境に関するニュースやテレビ番組などに触れ、また身近にある生物を見つけるようにすること。

卒業(修了)認定・学位授与の方針との関連
Relation to the Diploma and Degree Policy
実務経験と授業との関連
How the Instructors' Experiences will shape Course Contents
遺伝子解析関連企業での研究経験をふまえて、遺伝や遺伝子の正しい知識と興味を持てる講義内容を盛り込んでいる。
教科書コメント

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