シラバス参照

年度 2024
科目名 セクシュアリティ入門Ⅰ
担当者名 中尾 賀要子
単位 2.0
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科目目的
Course Objectives
この科目の目的は、セクシュアリティという概念への着目を通して、性の多様性に関する知識と意識を高め、自分も含めた一人ひとりの違いを尊重できる感覚を培うことである。

到達目標
Class Goal
この科目の受講終了時には、
①セクシュアリティに関わる基本的な用語を説明できる。
②セクシュアリティにまつわる歴史的な出来事を具体的に説明できる。
③セクシュアル・マイノリティとマジョリティの両視点に立つことができる。
④セクシュアリティと個人のライフイベントの関連について考察できる。
⑤セクシュアリティに関する社会の動向について自分の考えを述べることができる。
授業内容
The Content of the Course
セクシュアリティに関する基本的用語を説明し、身体的、心理的、社会的などさまざまな側面からセクシュアリティを概観する。また、人権にまつわる歴史的な出来事を示し、多様な性のあり方について考察する。基本的には講義形式で進めるが、レポートやリアクションコメントの共有を通して、他の人の意見や感想を聞く機会を設け、できる限り対話のある授業とする。
授業計画
Class Plan
遠隔オンデマンド15回

1.はじめに:オリエンテーション、セクシュアリティとは何か①
2.セクシュアリティとは何か②
3.セクシュアリティとは何か③
4.共有とフィードバック①:レポート①、リアクションペーパーWeek1-Week3
5.同性愛解放運動①
6.同性愛解放運動②
7.同性愛解放運動③
8.共有とフィードバック②:レポート②、リアクションペーパーWeek4-Week7
9. 身体的・心理的・社会的な性を考える①
10.身体的・心理的・社会的な性を考える②
11.共有とフィードバック③:レポート③、リアクションペーパーWeek8-Week10
12.身体的・心理的・社会的な性を考える③
13.身体的・心理的・社会的な性を考える④
14.共有とフィードバック④:レポート④、リアクションペーパーWeek11-Week13
15.共有とフィードバック⑤:レポート⑤、おわりに:総括
授業方法
Class Method
授業(オンデマンド型)は、序盤、中盤、終盤に分けて展開する。序盤では、セクシュアリティに関する概念や論説などを説明し、その後の講義を理解するための知識基盤を創る。中盤では、セクシュアリティにまつわる歴史的な出来事を紹介することで、人権問題としてのセクシュアリティの側面を理解する。終盤は、「身体的・心理的・社会的な性を考える」と題し、現代に通じるセクシュアリティの問題と対応について検討するための知見を備える。いずれの講義においても、リアクションコメントの提出を求め、定期的に提出物の共有とフィードバックを実施する。
Google Classroom クラスコード
Google Classroom - Class Code
共通教育科目のクラスコードは、「共通教育サイト」に一覧掲示する。
抽選終了後、受講が決まった科目のクラスコードを確認しClassroomへ入室すること。
科目担当者からの招待は行わない。
「共通教育サイト」
https://kyotsu.mukogawa-u.ac.jp/index.html

◆Classroomへの参加登録の遅れや入室間違いは、教員からの指示が得られず課題等が未提出となる。それらが単位修得に係る評価に影響するので、十分に注意すること。
アクティブ・ラーニングの形態
Form of Active Learning
自己学習支援(e-learning)を採用する。
準備学習(予習・復習等)
Review and Preview
この科目はGoogleサイトでHPを作成し、毎回の授業をWebページに構成して配信する。Webページには講義動画へのリンクだけでなく、関連のWebサイトや他の動画へのリンクも参考資料として掲載する。準備学習には、毎週指定している課題リーディングだけでなく、これらの参考資料にも目を通して、自分の意見や質問を整理する時間を計画されたい。
評価方法
Evaluation Method
・平常点(100点) 平常点等配点内訳:レポート85点(5回×17点)とリアクションコメント15点(15回×1点)の提出を求める。リアクションコメントの期限内の提出をもって、各授業回への出欠状況を判断する。
課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法
Task Feedback
レポートとリアクションコメントは、講義において匿名で共有し、それぞれへフィードバックを行う。
教科書
Textbook
参考書
Reference Books
地域との連携
Cooperation with the Community
授業内容に関連した地域のNPOや団体を紹介することがある。
受講上の注意
Notices
初回のオリエンテーションにて詳しく説明するシラバスの内容について、疑問点や不明瞭な点は遠慮なく尋ね、十分理解した上で授業に望むこと。

卒業(修了)認定・学位授与の方針との関連
Relation to the Diploma and Degree Policy
実務経験と授業との関連
How the Instructors' Experiences will shape Course Contents
セクシュアリティに関連した個人相談・個別支援の経験がある。本学のセクシュアルマイノリティ・サークル(非公認)の立ち上げにおいて、相談・支援の経験がある。
教科書コメント

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