シラバス参照 |
年度 | 2025 |
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科目名 | 日本の芸能 |
担当者名 | 羽生 紀子 |
単位 | 2.0 |
科目目的 Course Objectives |
日本の多様な芸能について学び、知識を深める。 |
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到達目標 Class Goal |
日本の多様な芸能について一定の理解を得、鑑賞力を身につけている。 |
授業内容 The Content of the Course |
現代でも上演されている伝統芸能である能楽・浄瑠璃(文楽)・歌舞伎を中心に、日本の芸能について学ぶ。 中世期に成立した能楽は、時の権力者に愛され、保護されることによって発達し、江戸期には大きな広がりをみせた。江戸期に成立した浄瑠璃・歌舞伎は、都市部では芝居小屋をかまえ、大衆芸能として人気を博した。作品を実際に読んだり鑑賞したりしつつ、発達の歴史や時代的背景などについての理解を深めることで、日本の芸能の特質について把握する。 また、西宮能楽堂および附属図書館においてフィールドワークを実施する。 |
授業計画 Class Plan |
第1回 ガイダンス(授業目的、内容、評価方法などについての確認) 第2回 中世までの芸能概説と確認課題【遠隔授業】 第3回 世阿弥の能 第4回 フィールドワーク:西宮能楽堂で能を体感する 第5回 江戸時代における能の広がり:謡本の出版 第6回 人形浄瑠璃の成立と発展についての説明と確認課題【遠隔授業】 第7回 近松門左衛門:『心中天網島』 第8回 合作の時代:『仮名手本忠臣蔵』 第9回 浄瑠璃と出版メディア―浄瑠璃本のいろいろ― 第10回 歌舞伎概説と確認課題【遠隔授業】 第11回 江戸歌舞伎と上方歌舞伎 第12回 河竹黙阿弥:『白浪五人男』(『青砥稿花紅彩画』) 第13回 フィールドワーク:附属図書館蔵の役者絵を閲覧し、歌舞伎と出版メディアの関わりを体感する 第14回 課題研究:レポートの作成・提出【遠隔授業】 関心を持っている芸能(時代・ジャンルは問わない)についての考察。 第15回 個人へのフィードバックと全体のまとめ【遠隔授業】 ※毎回、リアクションペーパーの記入を課す。各回の授業は、リアクションペーパーへの フィードバックと各回の内容とで構成する。 ※西宮能楽堂訪問は、実施回が変更になる可能性がある。西宮能楽堂は西宮市鳴尾町3-6-20、「鳴尾・武庫川女子大前駅(阪神本線)」から南方向へ徒歩約5分(授業時間内での訪問)。 ※附属図書館でのフィールドワークは、受講者の人数によっては、教室でのデジタル画像閲覧になる。 |
授業方法 Class Method |
適宜DVD等での動画教材を使用し、視覚的アプローチを加えた授業を実施する。 原則対面で授業を行うが、解説・説明が中心となる授業回は遠隔(オンデマンド)で実施する(2、6、10回目の予定)。 各自の課題研究と最終フィードバックも遠隔(オンデマンド)で実施する(第14、15回)。 |
Google Classroom クラスコード Google Classroom - Class Code |
6az2pye |
アクティブ・ラーニングの形態 Form of Active Learning |
フィールドワーク、課題研究 |
準備学習(予習・復習等) Review and Preview |
予習:取り上げる作品の基本的事項(成立年代・作者、おおまかな内容)について事前に調べておくこと。 復習:授業でとりあげた内容を自分なりに整理すること。授業内に行うフィードバックを参考に、さらに自学自習すること。 |
評価方法 Evaluation Method |
・平常点(100点) 平常点等配点内訳:確認課題(10点×3回) レポート(50点) 授業への積極的参加度(20点) |
課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法 Task Feedback |
(1)確認課題は、締切後、採点結果を返却し、解答の解説を公開する。さらに後日、授業内において全体の得点分布報告やフィードバックを行う。 (2)質問・感想については、授業内にフィードバックを行う。受講生同士の質問・感想を共有することで、さらなる学びの契機としてほしい。 (3)レポートはコメントをつけて各自に返却し、さらに全体のまとめとしてもフィードバックを行う(classroomを利用)。 |
教科書 Textbook |
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参考書 Reference Books |
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地域との連携 Cooperation with the Community |
関西文化についての学習を含む内容である。 |
受講上の注意 Notices |
・授業で使用する資料はclassroomで配付する。手元で参照したり書き込んだりする必要があるので、使用する回の授業までに、各自で用意しておくこと(事前にプリントアウトするか、タブレット等にダウンロードしておく)。 ・授業ではあらかじめclassroomにアップするpowerpointや配付資料を使用する。powerpointは教室スクリーンに投影するが、各自ダウンロードしてタブレットやノートPCによって利用してもよい。 ・提出は、すべてclassroomを通じて行う。提出締切は厳守すること。 ・遠隔授業回は、締切までに課題を提出することによって出席とする。遅刻の取り扱いはなく、締切に遅れた場合はすべて欠席となる(ただし遅れて提出した場合も、課題は評価対象とはする)。 |
卒業(修了)認定・学位授与の方針との関連 Relation to the Diploma and Degree Policy |
1-2.自国および他国の文化に対する理解を深め、日本の言語・文学との関連性を体系的に把握している。 3-2.論理的思考を身につけ、自ら課題を発見して解決に導く能力を備えている。 |
実務経験と授業との関連 How the Instructors' Experiences will shape Course Contents |
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教科書コメント |
シラバス参照 |