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年度 2025
科目名 地域社会論
担当者名 本井 優太郎
単位 2.0
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科目目的
Course Objectives
日本史における地域社会とは何かについて考察する。その存在形態・展開過程・特質についての分析を通して、地域社会を立体的に把握することを目的とする。
到達目標
Class Goal
地域社会の政治・経済・社会、および文化的構造を理解し、時代を超えた普遍性と時代ごとの固有性をともに理解している。
授業内容
The Content of the Course
歴史学の立場から地域社会の特質を学ぶ。前半では、主として近現代の京阪神地域に関するケーススタディ(具体的事例)をいくつか取り上げ、その特質を解説する。後半では巡見も取り入れ、本学が所在する西宮・鳴尾の歴史について学ぶ。また「自治体史」などをもとに自ら地域社会の歴史を調べ、その成果を発表する。
授業計画
Class Plan
第1回 ガイダンス
第2回 導入①:地域社会(史)とは何か?
第3回 導入②:日本史と地域社会の関係
第4回 地域社会史のケーススタディ①:村と戦争
第5回 地域社会史のケーススタディ②:都市と空襲
第6回 地域社会史のケーススタディ③:基地問題
第7回 地域社会史のケーススタディ④:公害問題
第8回 地域社会史のケーススタディ⑤:過密と過疎
第9回 地域社会史を学ぶ・調べる①:大学周辺を巡見しよう
第10回 地域社会史を学ぶ・調べる②:鳴尾・西宮の歴史①
第11回 地域社会史を学ぶ・調べる③:鳴尾・西宮の歴史②
第12回 地域社会史を学ぶ・調べる④:「自治体史」とは何か?
第13回 地域社会史を学ぶ・調べる⑤:地域の歴史を調べよう
第14回 学習・調査成果の発表:プレゼンテーション
第15回 まとめ/エピローグ
授業方法
Class Method
(1)講義形式で実施する。
(2)毎回、授業スライドをスクリーンに投影して進行する。授業スライドおよび関連資料は授業開始までにクラスルームで配信する。
Google Classroom クラスコード
Google Classroom - Class Code
4w5l2ic
アクティブ・ラーニングの形態
Form of Active Learning
講義形式での実施を原則とするが、回によってはフィールドワーク・調べ学習・プレゼンテーションを実施する。
準備学習(予習・復習等)
Review and Preview
(1)予習
・授業のテーマやキーワードについて事前に調べておくこと。
・授業の後半でも紹介する「自治体史」を読むことを推奨する。地方自治体にあっては、自市町村の歴史をまとめた著書=自治体史(『○○市史』、『○○町史』)を刊行している場合がある。そこでは、授業のテーマに関する事柄について詳しく解説しているケースも少なくない。出身地などの自治体史にあらかじめ目を通しておくと、授業をスムーズに理解するための助けとなる。

(2)復習
・授業スライドや資料を再読し、メモ・ノートを整理しておくこと。
評価方法
Evaluation Method
・平常点(100点) 平常点等配点内訳:毎回の授業課題 4点×15回=60点
プレゼンテーション 10点×1回=10点
小レポート 10点×3回=30点
課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法
Task Feedback
(1)毎回の授業課題については、次回の授業の冒頭で解説し、受講者全員で知見を共有する。
(2)プレゼンテーションについては、実施後ただちにフィードバックをおこなう。
(3)小レポートについては提出期限後の授業で適宜フィードバックをおこなう。
教科書
Textbook
参考書
Reference Books
地域との連携
Cooperation with the Community
(1)阪神地域を中心に、西日本の事例を学ぶ。
(2)その際、「自治体史」など、市町村による歴史文化関係の刊行物や、公立博物館・文書館に所蔵されている歴史資料を用いる。
(3)西宮市内(大学周辺)を巡見する。
受講上の注意
Notices
卒業(修了)認定・学位授与の方針との関連
Relation to the Diploma and Degree Policy
1.複雑、かつ変容速度の速い現代社会を理解し、対応できる基礎的な知識、デジタル能力を含む汎用的な技能といった基盤的リテラシーを有している。
8.多様な人々が互いを尊重し共生できる社会の構築を目指し、歴史・文化に関わる人々と積極的にコミュニケーションをとり、連携・協働することができる。
実務経験と授業との関連
How the Instructors' Experiences will shape Course Contents
大阪府・兵庫県の自治体で、「自治体史」編さん事業の専門職員として勤務した経験をもとに、そこでの調査・研究活動でえた地域の歴史事象を日本現代史のなかに位置づけて解説する。
教科書コメント

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