シラバス参照

年度 2025
科目名 装いの日本文化
担当者名 加茂 瑞穂
単位 2.0
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科目目的
Course Objectives
衣服・化粧・装身具を含む身体の装いが日本文化の中でいかに形作られてきたのかについて、歴史的に概説することを目的とする。
到達目標
Class Goal
身体的な装飾の歴史的変遷を把握し、「装い」という行為の社会的・文化的意味を理解している。
授業内容
The Content of the Course
本授業では、日本文化における身体の装いがいかにおこなわれてきたのか歴史的に概説する。装うことは生活に欠かすことのできない行為であり、各時代の生活文化を知る手がかりとなる。また、装いに使用される道具・衣服には当時の技術が凝縮されている。装いという行為、道具に着目し、現代の様子とも比較しながら日本の装いの特質を考察する。
授業計画
Class Plan
第1回: イントロダクション―身体を装うということ
第2回: 古代の装い―制度・正倉院・唐風
第3回: 日本独自の服装―束帯装束・唐衣裳装束
第4回: 中世の装い―武家・公家
第5回: 小袖の登場
第6回: 化粧・結髪の歴史
第7回: 装身具の歴史
第8回: 祝いの服飾―お宮参りから婚礼まで
第9回: 洋服と和服
第10回:学校制服の歴史
第11回: 江戸の美人像を考察する①衣服 
第12回: 江戸の美人像を考察する②化粧・結髪
第13回: 日本の装いを調査する①―個人ワーク
第14回: 日本の装いを調査する②―個人ワーク
第15回: まとめ―現代への継承とそのあり方
授業方法
Class Method
原則講義形式(powerpointを使用)で授業を進めるが、適宜視聴覚教材も用いながら視覚的アプローチを加えた授業を実施する。
毎回課す小レポートは感想ではなく、受講生自身の考えを書く。
Google Classroom クラスコード
Google Classroom - Class Code
vwjvpth
アクティブ・ラーニングの形態
Form of Active Learning
授業中に意見を求めたり、質疑応答を行うことがある。
各自が関心のあるテーマを設定して調査する時間を設け、受講生同士で意見交換する。
準備学習(予習・復習等)
Review and Preview
(予習)
授業前に配布する概要資料、シラバスを通読し、用語等を事前に文献などで各自が調べておくこと。
現在の身の回りにある装いについてSNS、雑誌、TV、文献等で情報収集すること。
美術館、博物館など文化施設に積極的に足を運ぶこと。

(復習)
美術館や博物館など文化施設へ積極的に足を運びできるだけ多くの美術作品を実見すること。
授業内容をふりかえり、わからない用語は調べ直しておくこと。
評価方法
Evaluation Method
・平常点(100点) 平常点等配点内訳:小レポート:75点(5点×15回)
レポート:25点×1回

課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法
Task Feedback
小レポートは翌週以降にフィードバックをおこなう。
レポートは授業の最終回以降、クラスルームを通じてフィードバックをおこなう。
教科書
Textbook
参考書
Reference Books
『原色浮世絵大百科事典』/原色浮世絵大百科事典編集委員会/大修館書店
『化粧の日本史 : 美意識の移りかわり』/山村博美/吉川弘文館
『日本の化粧 : 道具と心模様』/ポーラ文化研究所/ポーラ文化研究所
『江戸美人の化粧術』/陶智子/講談社
地域との連携
Cooperation with the Community
受講上の注意
Notices
・授業はpowerpointをスクリーンに投影して進める。powerpointデータはclassroomにアップしておく(複製・転載禁止)。
・各自powerpointデータをダウンロードしてタブレットやノートPCを利用してもよい。ただし、ノートPC等を使用する場合は、タイピング音に配慮して使用すること。
卒業(修了)認定・学位授与の方針との関連
Relation to the Diploma and Degree Policy
1.知識・理解1-1日本史および隣接領域(日本地理学、民俗学、人類学、考古学、文化史等)に関する基礎的・専門的知識を修得している。
実務経験と授業との関連
How the Instructors' Experiences will shape Course Contents
教科書コメント

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