シラバス参照 |
年度 | 2025 |
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科目名 | キャリアデザイン演習 |
担当者名 | 押川 かおり・樺沢 綾・前原 澄子・三浦 秀松 |
単位 | 1.0 |
科目目的 Course Objectives |
本科目の目的は将来のキャリアを見据えた社会人基礎力を養成することである。 |
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到達目標 Class Goal |
本授業では下記の項目を到達目標とする。 ・適切な日本語で論理的な文章を書くことができる ・社会で必要となる基本的な知識を身につける |
授業内容 The Content of the Course |
この授業では、学期を通して800字の小論文を5回書き、相互に添削を行うことで一人ひとりの日本語文章力を高める。英Gの学生は、英語の練習はするが日本語の練習は授業では行わないため、日本語文章力が弱点となりがちである。この授業で日本語の文章力、表現力を鍛えて弱点を武器の一つにしよう。 その最大の狙いは、厳しい就職活動を勝ち抜くことである。現在は3年時のインターンシップへの参加が就職活動に大きく影響する。インターンシップに応募するには、実際の就職活動と同じく、エントリーシートを書く必要がある。エントリシートだけでなく、自己PR、小論文試験で自分を最大限にアピールするために、ハイレベルな日本語表現力を身につけておく必要がある。 表現や漢字を正確に使えているか自信がない時は、国語辞典などで確認すること。電子辞書、スマホの辞書アプリ、オンラインの辞書も積極的に活用すること。 受講にあたって、以下の2点に気をつけること。 (1)初回から小論文を執筆するため、欠席しないよう心がける(授業計画をよく読む)。 (2)授業で使用するため、こすると消える「フリクション」の色ペン(パイロット、細字がおすすめ、特に0.4ミリ)を購入して授業に持参する https://www.frixion.jp/lineup/work.html?pid=product_point-knock-04 |
授業計画 Class Plan |
この授業は3週で1セットである。1週目に「課題の提示(出題意図の説明)+小論文執筆(60分)」、2週目に「注意点の説明+学生同士の相互添削+教員による優秀原稿の読み上げ添削」、3週目に「教員がさらに優秀原稿を読み上げ添削+注意点などの補足説明」という要領で行う。これを5セット繰り返すことで半期が終了となる。 以下、さらに具体的に説明する。 《1週目》出題意図や背景を説明した後、教員が課題を板書する。学生は配布された原稿用紙(800字)に、60分かけて小論文を書く。 《2週目》課題を振り返り、どのような点に注意すべきだったか説明を受けた後、小論文が返却される。つぎに4人が1グループとなり、学生同士で相互添削を行う。小論文を交換し順々にグループの学生の小論文を添削する。1枚の原稿に3人が目を通すことになる。 添削は以下の要領で行う。 (1)最初に文章を通読し、まず1行コメントを書く。(2)次に詳細について添削する。添削の方法は、字句の訂正や原稿用紙の使い方などにとどまらず、5W1H(いつ、どこで、誰が、何を、なぜ、どのようにして)などの不備に対して、行間に徹底的にツッコミや書き込みを入れる。また、「これいいね!」と感じたら積極的にほめ言葉を書き込もう。 相互添削は15分×3人=45分で終わる。残り時間を利用し、あらかじめ印刷しておいた優秀原稿を配付し、教員が読み上げながら口頭で添削する(2人分)。どういう点が良かったか、もっと良くするためにはどこを改善すればよいかなどの説明を行う。 《3週目》簡単に課題を振り返ったのち、さらに印刷された優秀原稿が配付される。教員が読み上げながら口頭で添削していく(6人分)。補足の説明を加える。 |
授業方法 Class Method |
課題に応じて、自分の考えを他者に上手に伝えることが小論文の目的である。授業の進め方もその点を意識したものとする。最大のポイントは、学生同士の相互添削と教員による優秀原稿の読み上げ添削である。つねに他の受講生の眼を意識した表現を心がけること。 |
Google Classroom クラスコード Google Classroom - Class Code |
押川かおり:eddq56w 樺沢綾:gs762se 前原澄子:chphfgg 三浦秀松:zpdsfnm |
アクティブ・ラーニングの形態 Form of Active Learning |
学生相互のピアラーニングを取り入れるなど、非常にアクティブな学びの形態になっている。 |
準備学習(予習・復習等) Review and Preview |
教科書を用いた自習とともに、新聞等を活用した時事問題への目配りを心がけること。 |
評価方法 Evaluation Method |
・平常点(100点) 平常点等配点内訳:平常点100点満点である。全部で5回執筆する小論文は、それぞれ20点満点である。欠席1回で5点減点となる。 |
課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法 Task Feedback |
執筆した小論文については翌週に、ピアラーニング形式でクラスメイトによって添削され、コメントが付される。また、上手に書かれた小論文については、担当教員が読み上げながら、具体的なアドバイスを伝える。場合によっては、アドバイスをもとにして、自分で書き直してもらうこともある。そのような実践を通じて、小論文の書き方がおのずと身についていく。 |
教科書 Textbook |
『最新最強の作文・小論文』/成美堂出版編集部/成美堂出版 |
参考書 Reference Books |
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地域との連携 Cooperation with the Community |
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受講上の注意 Notices |
・必修科目である。 ・単位を取得するには小論文を5回すべて提出するのが大前提である。 ・何らかの事情で欠席した場合は、授業日(第1週・執筆週)の翌々日(2日後)までに必ず小論文を書いて提出すること(遅れた場合は減点対象となる)。 ・相互添削も欠席者が多いと授業運営に支障を来すため、全回出席を心がけること。 ・テーマ/用紙はClassroomにアップする。 |
卒業(修了)認定・学位授与の方針との関連 Relation to the Diploma and Degree Policy |
3.思考・判断 3-1 自分の考えを論理的に組み立てることができる。 4.態度・志向性 4-1 国際社会において異なる意見や立場を理解して行動することができる。 |
実務経験と授業との関連 How the Instructors' Experiences will shape Course Contents |
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教科書コメント |
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