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年度 2025
科目名 感情・人格心理学
担当者名 北村 瑞穂
単位 2.0
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科目目的
Course Objectives
人間の感情に関する理論やメカニズムを学ぶことを通して感情と行動の関係を理解することを目的とする。さらに、人格(パーソナリティ)の類型論や特性論等の諸理論を概観し、人格とは何か、人格がどのように形成され表出されるのかについて学ぶ。
到達目標
Class Goal
1.感情に関する理論および感情喚起の機序(メカニズム)について概説できる。
2.感情が行動に及ぼす影響について概説できる。
3.人格(パーソナリティ)の概念および形成過程について概説できる。
4.パーソナリティについて行われてきた研究について理解できる。
5.パーソナリティの類型、特性について概説できる。
授業内容
The Content of the Course
感情や人格とは何か、人間の生活においてそれらはどのような働きをするのか、感情や人格は「自己」とどうかかわるのか等を解説する。
前半は感情心理学について、感情の理論、進化心理学的役割、認知、発達との関わり、感情を表出すること(話す、書く)、感情の病理などの幅広い分野について、これまでの理論や研究例を学習する。
後半は人格心理学について、人格、性格、気質、パーソナリティの概念、パーソナリティの形成過程、パーソナリティの類型論、特性論を学習する。
授業計画
Class Plan
対面15回授業

第1回 感情・人格心理学とは
第2回 感情の理論:身体と脳 認知の役割
第3回 感情の理論:認知が先か?感情が先か?
第4回 感情と進化:進化心理学の基本的視点
第5回 感情と進化:安全と生存に関わる感情
第6回 感情と認知:感情と記憶
第7回 感情と発達:表情と表情認知の発達
第8回 感情と言語:感情経験を話す
第9回 パーソナリティの定義:人格、性格、気質
第10回 パーソナリティの測定:個人差を捉える
第11回 パーソナリティの理論:類型論
第12回 パーソナリティの理論:特性論
第13回 パーソナリティの形成:双生児法
第14回 パーソナリティの形成:遺伝と環境
第15回 感情・人格心理学のまとめ
授業方法
Class Method
講義資料の配布とPowerPointによる説明を中心に進めるが、適宜DVD教材を使用し、視覚的アプローチを加えた授業を実施する。
授業の理解度を確認するため、Googleフォームで小テストを実施する。
Google Classroom クラスコード
Google Classroom - Class Code
hewyy5j
アクティブ・ラーニングの形態
Form of Active Learning
小グループに分かれてディスカッションを実施する。
準備学習(予習・復習等)
Review and Preview
予習:授業計画に記載されているキーワードについて事前に調べておくこと。
復習:配布資料で講義内容を復習すること。キーワードとその意味を記憶すること。
評価方法
Evaluation Method
・平常点(100点) 平常点等配点内訳:小テスト: 6点×5回+7点☓10回=100点

課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法
Task Feedback
小テストの回答をGoogleクラスルームでフィードバックする。適宜、授業内で回答の解説を行う。
教科書
Textbook
参考書
Reference Books
はじめて学ぶパーソナリティ心理学/小塩真司/ミネルヴァ出版
感情心理学・入門/大平英樹/有斐閣
地域との連携
Cooperation with the Community
受講上の注意
Notices
卒業(修了)認定・学位授与の方針との関連
Relation to the Diploma and Degree Policy
【心理学科】
1. 人間の心理や行動を科学的に捉えることができる。
2-1. 心理学に関する専門的知識を有している。
2-2. 心理学の方法論を理解している。
【社会福祉学科】
2. グローバル化する社会状況を踏まえ、多様な人々がそれぞれの価値観を尊重して生きていく社会を築くための社会福祉学に関する基礎的・専門的知識を有している。
5. 複雑化する社会で暮らす一員として、逆境や困難に対して他者と協働・信頼関係を構築し、助け合うことができる。自らの役割を見出しこころもからだも健康に、暮らしやすい社会の実現に向けて行動することができる。
6. 自らの考えを表現したいという欲求を常にもち、情報を多角的に収集し、客観的に根拠に基づく論理的・批判的な思考を得ることができる。同時に自らの考えを他者に伝えられるコミュニケーション能力およびプレゼンテーション能力も有することができる。

実務経験と授業との関連
How the Instructors' Experiences will shape Course Contents
教科書コメント

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