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年度 2025
科目名 心理学統計法
担当者名 竹中 一平
単位 2.0
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科目目的
Course Objectives
心理学や社会科学で用いられる統計手法について理解することを目的とする。データやグラフの読み方を含む統計学的基礎概念や、実験・調査の方法論的概念を学ぶとともに、心理学的研究で必要となる記述統計および基礎的な統計処理手法について具体的な研究データの分析例を通して理解する。
到達目標
Class Goal
1.統計に関する基礎的な知識を身につける。
2.心理学や社会科学で用いられる基礎的な統計手法について概説できる。
3.検定に関する基礎的な知識を身につける。
授業内容
The Content of the Course
心理学的研究で必須の統計処理手法について、特に基礎的な内容に重点を置いて具体的な研究データも交えつつ解説する。なお、授業の進行状況や受講生の理解度等により、受講生と相談の上、講義計画を変更することがある。
授業計画
Class Plan
対面授業15回である。また、「(第○章)」は教科書の章を示す。

第1回 ガイダンス、なぜ心理学では統計が必要なのか?
第2回 1変数の特徴の記述①:尺度と分布(第2章)
第3回 1変数の特徴の記述②:代表値と散布度(第3章)
第4回 2変数間の関係①:相関と偏相関 (第9章:9.1-9.2)
第5回 2変数間の関係②:クロス集計表と連関(第13章)
第6回 母集団とは何か?①:サンプリング、確率分布と正規分布(第4章)
第7回 母集団とは何か?②:推定と推定量(第4章)
第8回 統計的仮説検定と効果量①:検定の考え方(第4章)
第9回 統計的仮説検定と効果量②:効果量(第4章)
第10回 2群の平均の差の検定①:対応のないt検定(第5章)
第11回 2群の平均の差の検定②:対応のあるt検定(第5章)
第12回 3群以上の平均の差の検定:分散分析①(第6章)
第13回 3群以上の平均の差の検定:分散分析②(第6章)
第14回 比率に関する検定:カイ2乗検定(第13章)
第15回 相関に関する検定:無相関検定(第9章:9.3-9.5)
授業方法
Class Method
主に講義形式で行うが、必要に応じて授業の後半に演習形式の作業を取り入れる場合がある。また、受講者の理解を促進し、学習成果を確認するために、授業中に小テストを課す。
Google Classroom クラスコード
Google Classroom - Class Code
umin44v
アクティブ・ラーニングの形態
Form of Active Learning
授業内容に関する質問やコメントを受けて、次回授業において代表的な質問を紹介したり、必要に応じて回答したりする形で部分的に双方向的なやり取りを行う。また、演習形式の作業において、対教員や学生相互のやり取りが行われる場合がある。
準備学習(予習・復習等)
Review and Preview
◆予習
授業計画にある教科書の各章を一読し、そこで使用される用語になじんでおく。
◆復習
当授業で解説した用語や考え方の理解は、卒業研究をはじめとした複数の授業の理解のために必要となる。単に暗記するのではなく、使用する用語を理解することを念頭に置き、復習を行う。
評価方法
Evaluation Method
・レポート[作品含む](40点)
・平常点(60点) 平常点等配点内訳:授業への積極的参加度(2点×15回=30点)
小テスト(15点×2回=30点)
課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法
Task Feedback
小テストは授業内でフィードバックをし、レポートに関しては応用心理学統計法において解説する。
教科書
Textbook
JASPで今すぐはじめる統計解析入門――心理・教育・看護・社会系のために――/清水 優菜・山本 光/講談社
参考書
Reference Books
地域との連携
Cooperation with the Community
特になし
受講上の注意
Notices
・「心理学実験」「社会調査実習」はこの講義の受講を前提としている
・「応用心理学統計法」と一連の内容となっているため、あわせて履修する
・「データ処理論Ⅰ」では、本講義で解説した分析手法についてパソコンを使った分析手順を解説するため、あわせて履修する
・「心理学統計法」「応用心理学統計法」「データ処理論Ⅰ」「データ処理論Ⅱ」で共通の教科書を使用する
卒業(修了)認定・学位授与の方針との関連
Relation to the Diploma and Degree Policy
1.知識・態度 1-1 心理学に関する専門的知識を有している。
1.知識・態度 1-2 心理学の方法論を理解している。
1.知識・態度 1-3 人間の心理や行動を科学的に捉えることができる。
実務経験と授業との関連
How the Instructors' Experiences will shape Course Contents
特になし
教科書コメント

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