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年度 2025
科目名 心理的アセスメント(概論)
担当者名 細川 亜希
単位 2.0
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科目目的
Course Objectives
心理的アセスメント(心理査定)についての基本的な知識を身につけることを目的とする。心理査定、観察および面接の目的や倫理、方法や関わり等を身につけ、心理的支援に必要なクライエントを理解する際の観点を学ぶ。また、心理検査の基本的な性質も講義形式で学ぶ。
到達目標
Class Goal
1.心理的アセスメントの目的及び倫理について理解し、概説できる。
2.心理的アセスメントの観点及び展開について理解し、概説できる。
3.心理的アセスメントの方法(観察、面接及び心理検査)について理解し、概説できる。
授業内容
The Content of the Course
心理的アセスメントは、公認心理師をはじめとする心理援助職にとって、最も重要な役割のひとつである。適切な心理支援を行うためには、心理検査のみならず、観察、面接などの方法を総合して多角的な視点から対象者を理解する心理的アセスメントが欠かせない。前半では、心理的アセスメントの目的と倫理、また理論と方法について講義形式で学ぶ。後半では、各種心理検査の基本的な性質と各領域における心理的アセスメントの実践について講義形式で学ぶ。
授業計画
Class Plan
対面授業 15回

第1回 心理的アセスメントの目的、意義および倫理
第2回 心理的アセスメントの方法
第3回 心理的アセスメントに関する理論と方法:アセスメントの科学性
第4回 心理的アセスメントに関する理論と方法:面接法
第5回 心理的アセスメントに関する理論と方法:観察法
第6回 心理検査1:質問紙法
第7回 心理検査2:投映法・描画法
第8回 心理検査3:知能検査
第9回 心理検査4:発達検査
第10回 総合的なアセスメントの実践(検査バッテリーと包括的解釈・報告)
第11回 心理的アセスメントの実践1:医療の領域
第12回 心理的アセスメントの実践2:教育・保育の領域
第13回 心理的アセスメントの実践3:司法・産業・福祉の領域
第14回 治療的アセスメント
第15回 まとめ
授業方法
Class Method
原則講義形式にて授業を行う。毎回Googleフォームでミニ課題(小テストを含む)を実施し、また適宜グループディスカッションを行い発表する等の双方向を取り入れる。
Google Classroom クラスコード
Google Classroom - Class Code
授業初回において連絡する。
アクティブ・ラーニングの形態
Form of Active Learning
双方向型の授業となるよう、授業中にミニ課題(小テストを含む)を実施し解説を行い、質問やコメントについて翌回の授業で取り上げ解説する。また適宜グループディスカッションを行い内容の提出を求める。
準備学習(予習・復習等)
Review and Preview
主として復習を求める。授業内で紹介した参考文献等に触れ授業内容を深めることが望ましい。また本講義で解説する用語や考え方は、心理的アセスメント実習等その後の授業に必要となるため、レジュメ等を読みよく内容を理解し、小テストの間違った部分はよく復習し、不明な点は質問すること。
評価方法
Evaluation Method
・平常点(100点) 平常点等配点内訳:ミニ課題(小テスト含む)(5点×14回)、まとめテスト(20点×1回)、授業への積極的参加度(10点)
課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法
Task Feedback
課題については、授業内で解説を行う。
教科書
Textbook
参考書
Reference Books
地域との連携
Cooperation with the Community
受講上の注意
Notices
毎回の授業内でGoogleフォーム等によるミニ課題を行うため、解答が可能なデバイス(スマホ、タブレット、ノートPC等)を持参すること。
卒業(修了)認定・学位授与の方針との関連
Relation to the Diploma and Degree Policy
1.知識・態度 1-1 心理学に関する専門的知識を有している。
1.知識・態度 1-2 心理学の方法論を理解している。
1.知識・態度 1-3 人間の心理や行動を科学的に捉えることができる。
実務経験と授業との関連
How the Instructors' Experiences will shape Course Contents
公認心理師、臨床心理士として、教育および医療領域で約20年勤務してきた経験を活かし、心理的アセスメントについて講義を行う。
教科書コメント

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