シラバス参照

年度 2025
科目名 検査・測定評価実習Ⅱ
担当者名 安田 良子
単位 1.0
履修便覧ページへ
★★「単位」には開講学年の単位が表示されています。★★
★★「単位」が「-(ハイフン)」で表示されている場合は各自の履修便覧で単位を確認してください。★★


科目目的
Course Objectives
アスレティックトレーナーがトレーニングあるいはコンディショニングプログラムを作成する際、機能評価を行うことは必須のことである。プログラム作成に必要な検査・測定について、その目的と意義を理解し、実際に測定したデータの評価が行えるようになることを目的とする。
到達目標
Class Goal
機能評価を行い、得られた情報を分析できるようになる。
検査・測定の意義を理解し、安全に配慮した検査・測定を実施できるようになる。
測定で得られたデータの評価を行い、フィードバックすることが可能となる。スポーツ動作を解析し、パフォーマンス向上に役立てることができる。
授業内容
The Content of the Course
情報を収集するために必要な検査や測定方法を学び、評価に必要な各種検査測定の理論とその技法を実習し、得られた情報を分析する。フィールドテストの概要を学び、各種測定機器を使用した測定を実習し、得られたデータを分析し統計学的手法に基づき解析する。
スポーツ動作はバイオメカニクスの観点に基づき分析し、動作に影響を与える機能的、体力的要因について解析し説明しプレゼンテーションする指導力を養う。
授業計画
Class Plan
第1回:ガイダンス、検査・測定と評価について
    検査・測定・評価のプロセスと実際

―筋力の検査・測定と評価―
第2回:筋力の検査測定評価①(徒手筋力検査装置)  
第3回:筋力の検査測定評価②(等速性筋力測定装置(BIODEX))
第4回:筋力の検査測定評価③(等速性筋力測定装置(BIODEX))
第5回:筋力の検査測定評価④(フリーウェイト))
    バックスクワットでの最大挙上重量(1 repetition maximum:1RM)の測定

―筋パワーと筋持久力の検査・測定と評価―
第6回:筋パワーおよび筋持久力の検査測定①(パワーマット)
第7回:筋パワーおよび筋持久力の検査測定②
    ホップテスト、ジャンプテストなど
第8回:無酸素性パワーの検査測定(自転車エルゴメーター)

―敏捷性およびバランス機能の検査・測定と評価―
第9回:敏捷性の検査測定
    Tテスト、プロアジリティテストなど
第10回:バランス機能の評価①(静的バランス)
第11回:バランス機能の評価②(動的バランス)

―持久力の検査・測定と評価―
第12回:全身持久力の検査測定
    フィールドテストによる最大酸素摂取量の推定

―スポーツ動作の検査・測定と評価―
第13回:スポーツ動作解析①
    歩行動作、走動作
第14回:スポーツ動作解析②
    スポーツ動作の観察と分析
第15回:スポーツ動作解析③
    スポーツ動作の評価方法について、プレゼンテーション形式にて発表を行う
授業方法
Class Method
実習・指導演習形式で実施する。
Google Classroom クラスコード
Google Classroom - Class Code
ow7xymy
アクティブ・ラーニングの形態
Form of Active Learning
グループワーク、プレゼンテーションなどの参加型授業であり、積極的な質疑応答が望まれる。
準備学習(予習・復習等)
Review and Preview
予習:次回のテーマについて教科書、関連書籍を精読しておく。
復習:実習で行った内容を整理し、実際に指導する。
評価方法
Evaluation Method
・平常点(100点) 平常点等配点内訳:授業への積極的参加度20点
80点(小レポート40点(10点×4回分)、プレゼンテーション40点)
平常点 合計100点で評価する
課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法
Task Feedback
小レポート、プレゼンテーションは評価後授業内でコメントする。
教科書
Textbook
公認アスレティックトレーナー 専門科目テキスト5 検査・測定と評価/財団法人 日本体育協会/財団法人 日本体育協会
参考書
Reference Books
公認アスレティックトレーナー専門科目テキスト第6巻 検査・測定と評価/公益財団法人 日本スポーツ協会/株式会社 文光堂
地域との連携
Cooperation with the Community
該当なし
受講上の注意
Notices
授業前にClassroomの資料を熟読し、事前に予習すること。
授業時には配布資料を持参し、受講すること。
トレーニングウェア、インシューズを着用すること。
パートナーを傷つけないよう、爪を切り、アクセサリーなどを取った上で受講すること。
第1回はガイダンスと講義のため、更衣は必要ない。

日本スポーツ協会 公認アスレティックトレーナー(JSPO-AT)、日本トレーニング指導者協会トレーニング指導者(JATI-ATI)必修科目である。
JSPO-AT、JATI-ATIを目指さない学生も受講可能であり、競技活動、教員、指導者、健康・スポーツ科学分野の研究者になる学生にも役立つ内容である。
卒業(修了)認定・学位授与の方針との関連
Relation to the Diploma and Degree Policy
1.知識・理解
1-1健康・スポーツに関する基礎的知識から専門的知識を幅広く体系的に修得している。
1-2健康・スポーツの実践・指導・管理のための適切で正しい方法を理解している。
2.技能・表現
2-1健康・スポーツを実践・指導・管理するための基本的・専門的技能を修得している。
2.技能・表現
2-2健康・スポーツを実践・指導・管理するためのコミュニケーション能力(外国語を含む)を修得している。
3.思考・判断
3-1健康・スポーツの実践・指導・管理現場において、達成すべき成果を明確に設定した上で、問題を解決できる論理的思考力を有している。
3-2健康・スポーツの実践・指導・管理現場において、安全・安心を最優先し、状況に応じた臨機応変で柔軟な判断ができる能力を有している。
4.態度・志向性
4-1学際的な視点から専門分野を捉え、現場から実践的に学ぶ態度を有している。
実務経験と授業との関連
How the Instructors' Experiences will shape Course Contents
アスレティックトレーナーとして各種競技現場帯同の経験(15年以上)から現場に即した知見を提供する。
教科書コメント

シラバス参照